せどりをしていると、必ずぶつかるといってもいい壁がこの「キャッシュフロー(資金繰り)」です。
このようにお悩みの方は、もうすでにお気づいているかもしれませんが、利益が出ている=現金が増えていく、というわけではありません。
せどりを含む全ての物販は、仕入れ→販売→入金のサイクルになっているので「ズレ」が生じます。
ここを理解することが、キャッシュフローを改善させる第一歩となります。
その上で、キャッシュフローを悪化させる原因を突き止め対策していけば、キャッシュフローを改善させることが可能です。
この記事では、
- キャッシュフローとは何か?
- せどりでキャッシュフローが悪化する原因
- 今日からできるキャッシュフロー改善策
これらをお伝えしていきます。
今まさにキャッシュフローにお悩みの方は、この記事を参考にしていただき、改善していきましょう!

目次
せどりのキャッシュフローとは何か?

キャッシュフローとは簡単に言えば、
「今、手元にあるお金が増えているのか減っているのか?」
というお金の流れを意味します。
利益はざっくりお伝えすると、売上ー仕入れ値ー経費=利益です。
ただ現金の動きは記事の冒頭でもお伝えしましたが、仕入れ→販売→入金となり、
- まだ売れ残っている在庫
- 販路となるプラットフォームからの入金のタイムラグ
などに影響され、利益が出ても現金が増えるタイミングは遅くなるのです。
そのため、今月利益10万円!でも、現金は減っている・・・ということが起こるのです。
仕入れただけはもちろんお金を生みません。そして売れたとしても帳簿上利益が出ても現金は増えていません。
現金が増えるのは入金があってからなので、仮にどんどん売上を伸ばそうとすれば、仕入れを拡大していくことになります。
利益がたくさん出ていても、現金は減っていくか良くて横ばいになるでしょう。
せどりでキャッシュフローが悪化する3つの要因

では、そのキャッシュフローが悪くなる要因はどのようなものがあるのかについて、よく考えられるものを解説していきます。
納品が遅れている
考えられる原因で一番多いのが納品が遅れているということです。
始めたばかりの頃は資金繰りが厳しかったりするとまとめて納品したいと思い納品が遅れてしまうこともあります。
ですが、先に買ってお金が出ていった商品を早く納品しないと販売できません。
すると当然入金も遅くなりますのでキャッシュフローが悪化します。
仕入れのペースにもよりますが、基本的に納品は週に1回以上はするようにすると良いと思います。
納品が遅れると、キャッシュフローの悪化以外にもデメリットがたくさん出てきます。
すぐに対策するようにしましょう。
事業の規模が大きくなり仕入額が増加している
仕入額を増加させればもちろんキャッシュフローもマイナスになります。
これは仕方がないことですが、仕入額が一定になりキャッシュフローがプラスになれば問題なしです。
しかし、仕入額増加分以上にマイナスが出ていたら分析が必要です。
商品が売れず在庫が残っている
商品が売れないのは、リサーチツールなどで詳しく分析しなければならないケースもあり、一番対策が難しい問題です。
- そもそも仕入れる段階で回転が悪い商品ではないか?
- ライバルが増えていないか?
- Amazonであれば価格が最低価格に合っているか?
など、見るべきポイントがあります。
当然ですが、商品が売れなければ資金が増えることはありません。
もし仮に長期間売れていない在庫があれば、すぐに売る対策をとり、現金に変えていくことが重要です。
今日からできるキャッシュフローの改善策


キャッシュフローが悪くなる原因は分かったけど、具体的にどんなことしたら良くなるの?
キャッシュフローを改善するために何か特別なことをしないといけない、と思いがちですが、決してそんなことはありません。
急に改善するような劇薬のような方法はありませんが、今日からできるちょっとしたことを積み重ねていくことが、最善で最短にキャッシュフローを改善する方法です。
ここでは具体的なキャッシュフローの改善策についてお伝えしていきます。
回転率が高い商品を優先して仕入れる
これは、仕入れで使った資金を早く商品を販売することで回収していこうということです。
- 利益率30%で利益1,000円出るけど、3ヵ月に1個しか売れない
- 利益率10%で利益は500円だけど、1ヶ月で5個売れる
上記のどちらがいいかは、利益を出す観点から見ても明白です。
せどりは資金がなければ仕入れができないので、そもそも事業が成り立たなくなります。

じゃあクレカ使えば良くない?
後から仕入れ代金は支払うことになるし。
確かにクレカは支払いを遅らせることができるので、その支払いまでに販売をし、入金されれば問題ありません。
ただ、あなたが仕入れた商品は確実にクレカの支払いまでに販売して入金までできるでしょうか?
せどりはライバルもうじゃうじゃいますし、予想に反して売れ残ってしまうケースが多々あります。
そのことを考えるとクレカ支払いは非常に危険なのです。
極論、回転が良い商品ばかりを仕入れることができれば、これだけでキャッシュフローが劇的に改善するでしょう。
在庫をしっかり数字で管理する
キャッシュフローが悪化している方は、そもそも在庫がどれくらいあるのか?といったことを把握できていないこおとが多いです。
つまり「感覚」でせどりを行っているので、
- たぶんこれくらい利益があるだろう
- 在庫もこれくらいかな?
- たぶんこれは1ヶ月前に仕入れた商品かな?
と全てが曖昧になっています。
本当にそんな人いるの?と疑いたくもなりますが、ここまででなくても感覚でやってしまっている方は少なからずいます。
そのため当然ですが、キャッシュフローの悪化にも気づかない可能性があり、気づいたときには現金が無くなり仕入れができない・・・といった事態に陥るのです。
それを防ぐためにも「在庫表」をしっかり付けましょう。
最低でも、
- 仕入れ日
- 仕入れ値
- 見込利益
- 個数
は記録したいですし、売上表も同様に作って、数字で把握していくことがとても重要です。
下記の記事ではせどりで使える管理帳簿がダウンロードできますし、使い方も解説していますので、ぜひ確認してみてください。
まとめ
せどりのキャッシュフローは毎月必ず数字で確認するようにしましょう。
原因がわかっていてマイナスになる月があっても問題はありませんが、原因がわからずマイナスが出てしまうと正しい分析を行わない限り、マイナスが続いてしまいます。
毎月、キャッシュフローを確認し、もし悪化しているようなら、本記事でお伝えした改善策を実施していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
このようなお悩みありませんか?
- せどり・転売を続けることに不安を持っている人
- 副業で臨む成果を得られていない人
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あれ?利益は出ているはずなんだけど、資金が減っているな・・・
なんでだろう??