知ると安心!Amazon入金サイクルの仕組みと活用したい機能も解説

Amazonの入金サイクルってどうなっているんだろう?

Amazonの入金サイクルを知って資金繰りに活かしたい!

入金サイクルとは、商品が売れてその売上金が振り込まれるまでの日数・頻度のこと。

この入金サイクルは、売上金の締日や実際に振り込まれる入金日など、利用するプラットフォームによって違いがあります。

Amazonの入金サイクルは、14日ごとの月2回が基本ですが、場合によっては7日だったり、早期振り込みが可能だったりと、違う条件や機能があります。

このAmazon独自の入金サイクルの仕組みについて、効率よくビジネスを行うためにも知っておくと安心です。

初心者の方が資金繰りに悩まないように、Amazonの入金サイクルの仕組みや活用方法について、現役セラーの私が詳しくお伝えいたします。

Amazonの入金サイクルについて知っておきたい!とお考えの方はぜひご覧になってください。

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Amazonの入金サイクルとは?|アカウント別の規定と入金までの流れ

Amazon規定の入金サイクルは、登録したアカウントの種類によって決まっています。

Amazon規定の2つの入金サイクル
  1. 大口出品登録:14日ごとに自動的に振り込まれる
  2. 小口出品登録:7日ごとに手動の振込み申請で振り込まれる

大口出品で登録している方が大半ですので、Amazonの入金サイクルは14日ごとの月2回の振込み、と理解していいでしょう。

月額登録料のかからない、小口出品から試しに取り組んでいるという方にも、それぞれの入金サイクルについてお伝えします。

大口出品者は「14日ごと」の自動振り込み|早期振り込み申請も可能

何度もお伝えしましたが、大口出品で登録している販売者なら、Amazonの入金サイクルは2週間(14日)で、月に2回自動的に売上金が振り込まれます。

上記のように、2週間は売上金の締日で、実際に入金されるのは3~5日後の営業日ということになります。

このAmazonの入金サイクルの、月2回半々づつという頻度は、多すぎず少なくもなく丁度いい、分散した仕入れにも対応しやすく大変便利です。

入金日時については、Amazonでアカウント登録された日(ビジネスを開始した日)を基準として、2週間後が締日、その3~5日時後の日付になる仕組みです。(初回は約4週間後)

つまり、この入金日時を逆算して登録すれば、ご自身の資金繰りに合わせた入金スケジュールに設定することも可能というわけです。

営業日でない土日を挟まない日~火曜日に登録すると安心です。

例えば、入金日を最短にしたい方は日~火曜日に登録すれば、最短の3営業日で振り込まれる設定にできます。

たまたま水曜日に登録した場合には、最短の3日後は休業の土曜日になるので、実際に振り込まれるのは、最短月曜日となり、早くても5日後になってしまいます。

こういった仕組みを考慮して登録すれば、支払いの停滞防止にも役立てることができます。

但し、アカウント登録後の初回の振込みは2週間ではなく、約1か月かかります。

Amazonの入金サイクルが月2回というだけでも随分便利ですが、急な出費などで資金が足りない!といった状況もあるかもしれません。

そういった場合に助かるのが「支払いリクエスト」での振込み申請です。

Amazonの入金サイクルでは、自動振込み以外にも必要なタイミングで振込み申請できる「支払いリクエスト」という機能も利用可能なのです。

支払いリクエスト機能の利用方法は以下の通りです。

支払いリクエストの申請方法

①セラーセントラルのトップページ左上三本線のメニューから「支払い」→「ペイメント」をクリックします。

②ペイメントダッシュボードのページの上部にある「トランザクション」をクリックします。

①トランザクションスのページの「支払いリクエスト」をクリックします。

これで、現在表示されている金額の早期振込みのリクエスト完了です。

このようにAmazonの入金サイクルには、特に物販初心者の方が心配な資金ショートという問題にも、柔軟に対応できる機能もあります。

以下の場合「支払いリクエスト」を利用できない可能性があります。
・売上金の振込み可能な金額が不足している
・アカウントのパフォーマンス指標が基準を下回っている

小口出品者は「7日ごと」に申請して振り込まれる|継続するなら大口出品へ

小口出品者の場合は14日ごとではなく7日ごとで、その都度振込み申請が必要です。

販売数が限られていて(49点以下)、売上金の金額も少額といった、お試しで取り組まれている初心者の方の場合は、振込みのタイミングも出品者に合わせた仕組みになっています。

売上金が少なく一定でない場合、自動的に振り込むというのは非効率なので、出品者が申請する(ある程度溜まった)タイミングにしているのでしょう。

継続してAmazon物販に取り組まれるのであれば、申請の必要もなくその他のメリットも多い、大口出品での登録が断然おすすめです。

商品の売れ行きが安定し、販売数も50点以上になる見込みなら、Amazon入金サイクルが自動化される大口出品への変更をご検討されるといいでしょう。

Amazon出品プランの違いについての詳しい内容は、下記の記事をご覧になってみてください。

売上金が振り込まれるまでの流れ|Amazonの売上金振込みは半分だけ

一般的に、上記の流れで売上金が販売者に振り込まれますが、Amazonの入金サイクルでは、この「入金処理から売上金が振り込まれる」までが他とは違います。

他のプラットフォームのように、売上金から各種手数料を差し引いて即振込み、という流れではありません。

実は、実際に振り込まれているのは各種手数料を差し引いただけでなく、売上金総額の50%だけの金額なのです。

驚くかもしれませんが、Amazonの入金サイクルでは、売上金は全額振り込まれない仕組みになっています。

Amazonの売上金は全額振り込まれるわけではない

前述したように、Amazonの入金サイクルの大きな特徴は、売上金全額が振り込まれるわけではないということです。

振り込まれる売上金からは、まず各種手数料などと総額の50%が差し引かれます。

売上金から差し引かれる主な内容は以下の2つです。

  1. Amazonに支払うべき費用|販売手数料やFBA手数料など
  2. 引当金|問題発生時の保証として保留されるお金

Amazonに支払うべき費用|販売手数料やFBA手数料など

Amazonに支払うべき費用とは、Amazonで販売する際に発生する販売手数料やFBA手数料といった費用のことで、売上金から差し引かれます。

こちらは他のプラットフォームでも同様ですが、振り込まれる売上金は各種手数料が引かれた金額になります。

各商品にかかった手数料の金額については、前述した「支払いリクエスト」で開いたトランザクションのページから確認できます。

月額登録料については、売上金からは差し引かれず、別で支払う仕組みです。

売上金の50%の引当金|問題発生時に迅速に対応するための留保金

問題の売上金の50%を差し引かれる理由は、引当金として一時的に留保されるためです。

引当金とは、購入者からの返品や保証申請、払い戻しに対応できる十分な資金を確保するための留保金です。

つまり、この返金関連の対応をAmazonが代行するために一時的に預かっているお金で、何も問題なければ次回の売上金と合算して振り込まれます。

引当金についての詳しい内容はAmazonセラーセントラルのアカウントレベルの引当金とは何ですか?でもご確認できます。

Amazonに支払う各種手数料、引当金の詳細、どちらも前述したトランザクションのページから確認できます。

引当金として留保中トランザクションの確認手順

①トランザクションステータスから「留保中トランザクション」を選択し「更新」をクリックします。

②留保中のトランザクションの一覧画面になり、留保される期間や理由が確認できます。

この留保期間を経過すれば「支払いリクエスト」で引当金を振込申請できます。

トランザクションが留保の理由の詳しい内容については、Amazonセラーセントラルのトランザクションが留保されるのはなぜですか?で確認できます。

つまり、Amazonの入金サイクルで14日ごとに振り込まれるのは、先月の売上金50%+先月の引当金50%の合算した金額というのが、正確な内訳なのです。

Amazonの入金サイクル期間に入金されない主な3つの状況

Amazonの入金サイクルは前述したように14日ごとが基本ですが、予定日を過ぎても振り込まれないケースがあります。

支払いが迫っている時など、入金が予定外に遅れると精神的に疲弊しますよね。

そんな時はまず、Amazonからの入金処理がどういった状況なのかを確認しましょう。

Amazonからの入金状況の確認方法

①前述したペイメントダッシュボードで「支払い」のタグをクリックします。

②「移管」のページで現時点の処理状況や金額を確認できます。

振込み予定日に振り込まれない主な理由として考えられるのは、以下の3つの状況です。

  1. 注文後の処理が停滞(商品未発送・キャンセル・保留中など)
  2. アカウント関連の問題発生している
  3. 入金処理日が金融機関の休日に重なっていた

注文後の処理が停滞(商品未発送・キャンセル・保留中など)

Amazonの入金サイクル期日に入金されない理由として、注文後の処理が停滞している可能があります。

商品が発送されていない、注文のキャンセルが多いなどの場合は、返金処理のため引当金として留保されている場合、入金が遅れることがあります。

返品に関する内容は、セラーセントラルのメニューの在庫→FBA在庫管理→在庫の不備と補てんから確認できます。

こういった、アカウントの健全性に関わる問題が多い場合、引当金の額も増やされることになり、仕入れ資金の圧迫にもつながります。

Amazonの入金サイクルをスムーズにするには、日々健全な物販を心がけることも大切です。

アカウント関連の問題発生している

次にAmazonの入金サイクル期日に入金されない理由として、前述したような問題が頻発し「アカウント関連の問題」が発生している場合があります。

アカウント関連の問題とは、商品の品質・梱包の問題やクレームの頻度、規約の遵守など、出品者自身の評価に関わる問題のことです。

このアカウント関連の問題の詳しい内容については、まずセラーセントラルのトップページ左上に表示される「アカウント健全性」をチェックしましょう。

この表示が「健全」ではなかった場合は、その原因について「アカウント健全性ダッシュボード」のページで詳細を確認し、早急に対応しましょう。

入金処理日が金融機関の休日に重なっていた

Amazonの入金サイクル期日に入金されない理由として、入金日が金融機関の休日に重なっている場合もあります。

例えば、入金日が土曜日だった場合など、休み明けの月曜日が入金日になります。

こういった状況にしないために、利用する金融機関の入金処理にかかる日数を把握しておくことや、資金に余裕を持って仕入れを行うことも重要です。

Amazonの入金サイクルの14日ごとはあくまでも基本であって、振込みが遅れることも少なくないということを念頭に、遅れない防止策や遅れた際の対処策を用意しておきましょう。

最後に

Amazonの入金サイクルについて、入金のタイミング、入金される内訳や事情、入金が遅れる理由についてお伝えしました。

Amazonの入金サイクルで最も知っておくべき内容の引当金は、2016年に開始した顧客への返金・返品に迅速に対応するために導入された仕組みです。

せっかく売上げアップしたのに、半分も取られるとつらいなぁ…

といったように良い印象はないかもしれませんが、販売者の私たちの見えないところで日々顧客対応を代行しているAmazonのため、と考えれば致し方ありません。

あくまでも留保で徴収ではないこと、翌月には振り込まれていることで、順調に売上が立てば結局問題ないシステムです。

Amazonの入金サイクルの分かりづらい部分をクリアにして、悩み解決に繋げていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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ABOUT US
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瀧口祐子
2013年11月に、夢だった自営パン屋を開業。

地道に営業を続け、子ども達の独立を機に、この先の生活スタイルやそのための資金について考え始める。

自営パン屋の営業と両立できる副業を探し、EC STARs Lab.の書籍に出会い、コンサルを受講する。

コンサル期間終了時には月商150万円を達成し、現在もメーカー取引と自営両立を継続しながら、「メーカー取引×amazon物販」の良さをブログで情報発信している。