メルカリの物販コンサルは受けた方がいい?具体的な理由とともに詳細解説

メルカリのコンサル(自社制作)

独学でメルカリ物販を始めたけど、いまいち稼げないなあ

私もいまいち稼げない。誰かにコンサルをお願いしないと無理かなあ

手軽に始められるメルカリ物販に取り組む方は多いですが、月利3~7万円程度で行き詰まってしまう人は少なくありません。

会社の給料+αならいいかもしれませんが、会社を辞めて独立するには程遠い数字です。

そのため、メルカリの物販コンサルを受けようという方もいるのではないかと思います。

そこで、今回はメルカリの物販コンサルを受けるべきかどうか、その理由について詳しく解説します。

メルカリ物販実践中の方や、物販コンサルを探している方は最後までご覧ください。


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【結論】メルカリの物販コンサルはやめた方がいい

メルカリの物販コンサルはやめた方がいい

結論からお伝えすると、これから物販で独立起業したいと考えているなら、メルカリの物販コンサルはおすすめしません。

メルカリ物販自体を否定するわけではありません。

本業+αの収入や、不用品販売で活用するなら、スマホで参入できる最適なプラットフォームです。

しかし、独立起業するほど稼げるかというと、決してそんなことはありません。

それは、コンサルを付けたとしても同様です。

メルカリ自体が、個人レベルの作業量で月利50万円、100万円と安定して稼ぎ続けるようなプラットフォームではないからです。

メルカリ物販は、数十万円の高額なコンサル費用を払ってまで、真剣に学ぶビジネスモデルではありません。

誰かに教われば稼げると思うんだけど

と思うのはわかりますが、メルカリ物販は、コンサルをつけてまで学ぶ対象ではありません。

簡単に言えば、メルカリ物販はすでにオワコンです。

少なくとも、私はこれから取り組もうという気はありません。

いくらコンサルをつけたところで、今後成長性がない物販ビジネスに取り組んでも、大きな成果は見込めないでしょう。

また、すべてのメルカリコンサルにあてはまるわけではないですが、なかにはグレーな手法や、今では通用しない手法を教えるコンサルも少なくありません。

当然、そんなコンサルに教わっても、ますます成果が出なくなります。

メルカリの物販コンサルをおすすめしない6つの理由

メルカリの物販コンサルをおすすめしない理由を、詳しく解説します。

コンサルをつけたりスクールに通ったりするのは、将来性のあるビジネスに取り組む場合にしましょう。

高額なコンサル費用を回収するのはメルカリでは厳しい

高額な物販コンサル費用をかけても、メルカリで回収するのは簡単ではありません。

まず、メルカリの物販コンサル費用は安くて30~50万円、高いと100万円を超えるものまであるそうです。

もちろん、高額でも自己投資費用を回収できるなら全然問題ないでしょう。

しかし、メルカリはすでにライバル過多の飽和状態で、しかも後述するように転売に対する取り締まりを強化しています。

そんな市場で、高額のコンサル費用を支払うことが、果たして有効な自己投資と言えるのかは疑問です。

もし、100万円の自己投資をして、何も成果を生み出さないのであれば、それは事故投資です。

なお、EC STARs Lab.の松井さんは、かつて古着のメルカリ物販のコンサルに申し込んだことがあるそうです。

コンサル費用は15万円ほどでしたが、月3~5万円しか稼げませんでした

コンサル費用は15万円ほどと、業界の相場から見れば安価ですが、松井さんは会社を辞められるほど稼げませんでした。

そして、今ではメルカリ物販からは足を洗っています。

そんな松井さんの体験談は、以下の記事をご覧ください。

メルカリ物販とは

メルカリは労力と手間の割には稼ぐことが難しい

メルカリは、1つの商品を出品、販売するまでに非常に手間がかかるプラットフォームです。

  • 商品の検品・清掃
  • 商品の自宅保管
  • 写真撮影
  • 採寸
  • 商品説明文の作成
  • 梱包・発送作業
  • 消費者との連絡のやり取り

物販事業者が利用するメルカリShopsでは、同じ商品に対してまとめて出品ができるものの、違う商品を出品する際は写真撮影、商品説明文から作成しなければいけません。

また、注文がある都度、梱包・発送作業が発生することは変わりません。

後述するようにFBAを利用すれば、倉庫保管、注文時の発送、顧客対応をすべて代行できるAmazonとは手間が大違いです。

月利5万円くらいなら、そこまで大きな負担ではないかもしれません。

しかし、月利20万円、30万円を目指すのであれば、寝る間も惜しんで作業に追われることになります。

特に発送作業は、注文があれば迅速に行わないとクレームなどのトラブルに発展してしまいます。

物販コンサルに依頼したところで、商品が売れるようになっても、作業量の限界がすぐに来てしまうでしょう。

メルカリは、副業ならともかく、物販ビジネスをスケールするには向いていないので、コンサルがいても、すぐに利益が頭打ちになります。

メルカリのせどらー・転売ヤーの風当たりが強くなっている

もともと、メルカリはせどらー・転売ヤーに対する風当たりが強い市場です。

昔から、メルカリユーザーからは転売ヤーは嫌われています。

もともと、メルカリはフリマサイトで不用品の売買を中心に行われてきたので、転売ヤーの介入は歓迎されません。

しかも、高額転売で問題になっているプラットフォームの大半はメルカリなので、メルカリユーザーの転売ヤーに対する嫌悪感はかなり強いです。

Xで「メルカリ 転売ヤー」などで検索すると、上図のような投稿はたくさん見つかります。

また、2025年10月以降、メルカリは転売対策を急速に強化してきています。

まず、メルカリの利用規約が変更されて、物販事業者の個人アカウント利用が禁止されました。

今後もメルカリで物販を続けるには、メルカリShopsに移行して、運営者情報を開示しないといけません(住所、電話番号は非公開で可)。

さらに、メルカリShopsは出店審査があるので、これまでグレーな方法で転売してきた人は審査に通らない可能性があります。

メルカリ規約変更(自社制作)

時をほぼ同じくして、メルカリはプライバシーポリシーも改定して、転売ヤーなどの不正対策を強化しています。

メルカリプライバシーポリシー(自社制作)

不正さえ行わなければ、転売に取り組むのは問題ないですが、かなり転売ヤーにとって厳しい状況にあるのは間違いありません。

すでに、転売系の個人アカウントや、無在庫転売を行っているアカウントの垢BANが増えているという話も聞きます。

そんな状況で、グレーな手法や時代遅れのノウハウしかない物販コンサルに教わるのはリスクしかありません(すべての物販コンサルが悪いわけではないですが)。

50万円のコンサル費用払ったのに、メルカリのアカウントが停止になった

なんてことになれば、目も当てられません。

メルカリの物販コンサルを受けても一生モノのスキルが身に付かない

メルカリの物販コンサルを受けても、教わるのはメルカリ転売の作業のコツが中心になります。

商品販売やマーケティングの本質的なスキルが身に付くわけではなく、メルカリ物販以外では通用しません。

もしメルカリが使えなくなったり、転売規制がさらに厳しくなったりした場合、いくら高額コンサル費用を支払っても自分の手元には何も残りません。

アフィリエイトみたいに、WebマーケティングやSEOライティングなどの知識が身に付けば、万が一稼げなくても将来に活かせます。

しかし、メルカリ物販は、ポイ活などと同様に、お小遣い稼ぎを超えるものではなく、一生モノのスキルが身に付くとは言えません。

Amazonメーカー仕入れのように、メーカーとの交渉力など一生モノのスキルが身に付く物販ビジネスもあります。

そんな中で、コンサル費用をかけてまでスキルが何も身に付かないメルカリ物販に取り組むことはおすすめしません。

グレーな手法を教えるメルカリコンサルが多い

全員ではないですが、メルカリのコンサルタントの中には、規約に抵触するようなグレーな手法を教える人が少なくありません。

例えば、次のような規約違反になる手法を教えているコンサルには近付かないようにしましょう。

  • 無在庫転売
  • 複数アカウントの運用
  • 偽ブランド商品など出品禁止物の販売
  • ツールの利用などによる人気商品の大量仕入れ
  • 不正な経路で入手した商品の販売 etc

どうしてもメルカリコンサルを受ける場合は、具体的に教えてくれる内容を聞いて、メルカリの利用規約に抵触しないかは最低限確認してください。

⇒⇒メルカリヘルプセンター「禁止されている出品物

⇒⇒メルカリヘルプセンター「禁止されている行為

また、一時期流行った古着の100円仕入れのように、仕入れルートの情報を提供するだけのメルカリコンサルにも注意が必要です。

うちのコンサルでは、儲かる商品の仕入れルートを確保できるよ

というものです。

もはや、コンサルというよりは、仕入れルートの情報提供だけしているようなものですが、それでもコンサル費用は数十万円程度と高額です。

それで、儲かる商品を続々仕入れることができればいいのですが、実際はそうでもなく、コンサル費用を回収できないケースも多いです。

詳細は、以下の記事を確認してください。

100円 仕入れ

儲かる商品リスト、儲かる仕入れ先の提供といったものは、詐欺的に役に立たない可能性が高いので絶対に手を出さないようにしましょう。

今では通用しない手法を教える物販コンサルが多い

私は過去にこれで稼げました!

という実績を掲げて、メルカリのノウハウを教えているコンサルタントが多いですが、その実績が数年前のものであるケースが多々あります。

本質的なスキルであれば、時代の変化にかかわらず通用しますが、メルカリのトレンドや利用規約などは日々変化しています。

数年前に通用したであろう「ツールを使った大量出品」や「特定のキーワード羅列」などは、今では通用しないどころか逆効果です。

特に、ツールを使った人気商品の仕入れは、高額転売が問題になっている商品を扱えばアカウント停止になる可能性が高いです。

高額転売が問題になっている商品は、現在メルカリは取り締まりを強化しています。

また、商品ページの特定のキーワード羅列もスパム商品と見なされて、商品検索時に表示されなくなるだけです。

スパムと判断された商品は、検索結果に表示されません。
商品と無関係なキーワードを商品タイトルや商品説明に羅列する行為は、スパム商品であると見なされる可能性があるため避けましょう。

※メルカリヘルプセンター「出品商品を検索結果へたくさん表示させる方法」より抜粋

コンサル費用を支払っているのに、そんなことになれば、目も当てられません。

メルカリコンサルに申し込む前に、

現在もメルカリ物販は続けて稼いでいますか?

と聞いてからにしてください。

なかには、すでにメルカリで稼げなくなっているのに、コンサルを続けている人もいるからです。

もちろん、自分では実践していないコンサルから教わることは絶対に避けましょう。

その他、物販コンサルやスクールの選び方については、以下の記事を参考にしてください。

コンサルを受けるほど本格的に取り組むならAmazon物販がおすすめ

メルカリ物販は、すでにオワコンになりつつあるので、コンサルを受けてまで本格的に取り組むことはおすすめしません。

本格的に取り組むなら、Amazon物販の方がおすすめです。

Amazonであれば、FBAを使えば、商品の保管や注文時の発送、顧客対応をすべて一任することができます。

FBA倉庫に納品する手間はありますが、注文発生時と違って、自分のペースで進めることができます。

amazon FBA

また、Amazonは1商品1ページルールなので、商品ページを作成する必要がありません。

おそらく、今までメルカリ物販に取り組んできた人であれば、Amazonの出品がどんなに楽かを実感するはずです。

Amazonとメルカリの違いについては、以下の記事をご覧ください。

ただ、Amazonは相乗り出品であるため、メルカリ以上に価格競争が起きやすい設計になっています。

そのため、せどり、転売のように価格競争を抑えられない物販ビジネスよりは、Amazonメーカー仕入れの方がいいでしょう。

メーカー仕入れの商流:自社制作

Amazonメーカー仕入れとは、上図のように、メーカーと直取引して商品を仕入れる手法です。

メーカーと関係構築することで出品者を絞ることが可能なので、価格競争を抑えることができます。

また、メーカーに連絡すれば、商品を継続的に仕入れることができるので、安定的に利益を積み上げることができます。

ただ、せどりや転売と違い、メーカー仕入れの場合は、メーカーとの交渉や関係構築が欠かせません。

せどりや転売とは大きく違うノウハウですが、交渉力を身に付けることで、物販ビジネスを拡大しやすくなります。

本質的なスキルが身に付くので、メーカー仕入れであればコンサルを受ける余地はあるかと思います。

メーカー仕入れに興味のある方は、以下の記事をご覧ください。

EC STARs Lab.では、メーカー仕入れに関する無料セミナーを定期的に開催しているので、実践したいという人はぜひ参加してみてください。

⇒⇒⇒【今なら無料】せどり転売などのAmazon物販経験者の方へ!!安定ストック型ビジネス構築セミナーご案内

最後に

メルカリで物販コンサルをつけてまで取り組むことはおすすめしません。

メルカリ物販は、ライバル過多、消費者の目線、規約やプライバシーポリシー改定などで、どんどん稼ぐことが困難になってきているからです。

シュリンクした市場で、高額なコンサルを受けて取り組んでも、回収できるほど稼ぐことは難しいでしょう。

コンサルを受けるのであれば、もっと将来性の高い物販ビジネスに取り組むようにしましょう。

本記事を最後までご覧いただきありがとうございました。


 

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ABOUT US
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石井裕
1979年新潟県出身、東北大学大学院工学研究科修士課程卒。
原子力技術者として13年勤務。

趣味で書き始めたブログから収入を得られたことをきっかけに、密かに夢に抱いていたライターとして起業。
マニアックな好奇心と探究心から生まれる徹底した取材で、商品・サービスの隠れた魅力を言語化することを武器としている。

特に物販事業について専門的な知識を有しており、2018年より、EC STARs Labのコンテンツ制作および活動に深く関わっている。

県境をまたぐマニアックな趣味を持ち、2009年『県境マニア』を出版。
以降TBSの「ゴロウ・デラックス」「マツコの知らない世界」、テレビ東京「たけしのニッポンのミカタ!」などメディア出演多数。