eBay輸出は儲からない?やめたほうがいい9個の理由

Amazonやメルカリもいいけど、eBay輸出は儲かるかな?

最近円安だしeBay輸出は儲かりそう

世界最大のオークションサイトであるeBayは、輸出ビジネスの販路として活用できます。

ここ10年以上、円安傾向なのでeBay輸出に興味を持つ人も多いのではないでしょうか?

そうなるとeBayの輸出ビジネスは狙い目にも感じますが、実際はどうなのか気になるところです。

そこで、今回はeBay輸出の概要やメリットをお伝えするとともに、eBay輸出が儲かるのか?に焦点を当てて詳しくお伝えしていきます。

eBay輸出を考えている方は最後までご覧ください。

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eBay輸出ビジネスで稼ぐ仕組み

ebay物販

eBayは、190カ国に展開している世界最大規模のオークションサイトで、世界中から売り手と買い手が集まります。

世界最大規模のマーケットプレイス

eBayジャパン公式サイトより抜粋

気軽に越境ECを始めることができるので、Amazon、メルカリ、ヤフオクを利用した物販と並んで王道の手法と言っていいでしょう。

eBay輸出ビジネスで稼ぐ仕組み

eBay輸出ビジネスは、海外で売れる日本商品をeBayを通じて世界中の人に販売するビジネスです。

主にeBay輸出で取り扱う日本商品は、以下の通りです。

eBay輸出で扱う主な日本商品

と、eBayで売れるジャンルと言ってもかなり幅広く、すでに物販を経験している方であれば得意分野から取り組むことでいいでしょう。

DS ドラゴンクエスト

一例を示すと、すでに売り切れてはいますが、上図のドラクエⅣがメルカリで2,899円で販売されていました。

DS ドラゴンクエスト ebay

それがeBayでは90ドル(13,455円)で販売されています。

ゲーム機やゲームソフトなどは海外でも需要が高いので、高値で販売できることも珍しくありません。

ただ、eBayはオークションサイトなので、値下げ交渉されることがあります。

その他、eBayでは以下のような商品は特に高値で売れる可能性が高いです。

  • ニッチな分野でマニアックな商品
  • 希少性が高い商品
  • トレンドに合った商品
  • 海外でファンが多い日本商品
  • アニメやゲーム関連商品

ただ、上記のような商品はリサーチが大変で目利き能力も問われ、しかも売れるタイミングを逃すと不良在庫になるので注意しましょう。

なお、eBayをはじめ、輸出ビジネス全般については以下の記事をご覧ください。

eBay輸出のメリット

ebay メリット

ここではeBayで輸出を行うメリットについてお伝えします。

圧倒的な集客力

eBay輸出のメリットとしては、まずは先ほどお伝えしたように世界最大規模のオークションサイトのため、集客力が高い点です。

販路として見たとき、世界中から1.34億人ほどの顧客が集まっています。

越境ECサイトのなかでは最も身近で最大のプラットフォームと言えるでしょう。

ebayは、日本の商品を高値で販売できるので利益率が高いです。

別途海外送料や関税・消費税を考慮する必要はありますが、上記の商品例でも、かなりの利益が見込めることがわかるでしょう。

日本商品を高値で販売できる

eBay輸出もう一つのメリットは、日本の商品を高く評価している海外ユーザーからの需要が高い点です。

なかには日本ではあまり売れなかったような商品でも、海外では売れることもあります。

そのため、Amazonやメルカリでは売れなかったけど、eBayでは高値で売れたということもあり得ます。

特に先に挙げたような商品は海外では評価が高いです。

そのうえで、現在は円安傾向にあるので利益が出やすいです。

eBay輸出の9つの儲からない理由

ebay デメリット

eBay輸出は、国内のせどりや輸入ビジネスにはないメリットがあるので、魅力的に映る人も多いでしょう。

しかし、eBay柚須津には次のような儲からない理由もある点は注意しましょう。

すでにライバルが多くて値崩れが発生しやすい

eBay輸出は、すでにノウハウがたくさんあり、ライバルが参入しやすい状態になっています。

そのため、同じような商品を扱う人が多く、徐々に商品が売れず、値崩れが発生しやすくなっています。

バイヤー数
eBayジャパン公式サイトより抜粋

実際、eBayは世界中から1.32億人ものバイヤー(出品者)が集まっているので、ライバルが多いのも当然です。

Amazonやメルカリでも、同様の問題がすでに起こっていますが、eBayでも同じようなことがすでに起きていると考えていいでしょう。

安定的な仕入れができないのでリサーチし続ける必要がある

eBay輸出は商品の安定仕入れができず、結果儲かる商品をリサーチし続けないといけません。

輸出は、多くの仕入れ先は商品を安定的に仕入れることができないので、短期的には利益が出ても、常に儲かる商品を探し続ける必要があります。

特に1点モノとなる中古品の輸出は、国内のオンラインショップや実店舗を探し続けないといけないでしょう。

為替レートや世界情勢の影響を受けやすい

eBayに限った話ではないですが、輸出ビジネスは常に為替レートや世界情勢の影響を受けやすいデメリットがあります。

最近円安だから輸出なら有利では?

たしかに、今の為替レートを考えれば、輸出ビジネスは有利な状況です。

しかし、このまま円安になるか円高になるかはわかりません。

今後このまま円安が続けばいいですが、逆に1ドル130円、120円と円高に進めば今度は利益が減ります。

様々な経済学者や専門家が、今後の為替市場を予測していますが、まったくあてになりません。

2023年は1ドル125円くらいを予測している人が多かったのですが、結局149円まで円安が進みました。

しかも、今後の世界情勢もどうなるかわからず、再びコロナ禍のように商品の輸送に大きな影響を与えることがあるかもしれません。

輸出ビジネスは魅力的な要素は多いですが、外乱に弱い点は注意しましょう。

輸出では海外送料で利益が出ないことがある

国内で完結する物販と違って、輸出ビジネスでは海外送料や消費税がかかるので、利益計算は気を付ける必要があります。

軽くて小さい商品は日本郵便の「国際eパケット」で、高価な商品や早く届けたい、重いといった商品はFedEx・DHLといったクーリエで海外に発送することが多いです。

しかし国内なら数百円で済む送料が、海外の場合はかなり高くなるので注意が必要です。

重量日本郵便(国際eパケット)クーリエ(FedEx・DHL)
~500g2,025円2,500円~
~1㎏3,075円3,000円~
~2㎏4,125円3,800円~
~3㎏5,175円4,500円~
~4㎏発送不可6,000円~
~5㎏発送不可9,000円~

上記はあくまで目安ですが、海外送料や関税・消費税についてはよく確認しておかないと、思った以上に経費が発生して利益が出なくなるので注意しましょう。

発送まで時間がかかるのでキャッシュフローが悪い

海外を相手にした輸出ビジネスの場合、発送まで時間がかかるのでキャッシュフローが悪い点は注意しないといけません。

 航空便船便
送料高い安い
到着時間3日~1週間2週間~1ヶ月

特に海外送料を安くしようとして船便を選ぶと、到着まで2週間~1ヶ月程度かかってしまいます。

そのため、売上金の入金が遅くなり、キャッシュフローが悪くなってしまいます。

出品制限があるので稼げるまで時間がかかる

eBayでは、Selling Limitと呼ばれる出品制限を設けています。

出品可能枠について~Selling Limit~

eBayは全バイヤー(購入者)及びセラー(出品者)の皆様にとって、安全で信頼できるマーケットプレイスであることを目指しています。

出品可能枠(Selling limit)は、セラーの皆様にとって管理可能な範囲でビジネスを成長いただきながら、バイヤーに素晴らしいサービスをご提供頂くために設定されています。 継続して、バイヤーに素晴らしいサービスをご提供いただいていることを確認しました際には、出品可能枠の引上げを行います。

eBayは毎月アカウント状況を確認し、販売状況やバイヤーからのフィードバックに基づいて出品可能枠を自動的に調整します。

eBayジャパン公式サイトより抜粋

現状、新規アカウント作成時の出品制限は10品、500ドル(約75,000円)以内となっています。

その状態から実績に応じて毎月出品可能枠が調整されることになります。

出品制限を超えて大きく儲けることはできず、徐々に出品可能枠を広げていかないといけないので、利益拡大まで時間がかかってしまいます。

eBayを活用するなら、最初は国内の電脳せどりや店舗せどりと並行して進めるようにした方がいいでしょう。

eBayで販売できない商品が多い

Amazonやメルカリでも販売できない商品は多いですが、eBayでも販売できない商品があります。

⇒eBayジャパン「出品時の注意点

eBayの禁止商品リストは、法的に販売できないなど、常識的に考えて販売できないような商品が多いです。

ただ、なかには注意しないといけないカテゴリーもあり、例えば以下のカテゴリー商品はeBayで販売できないので注意しましょう。

eBayで出品できない商品
  • 古着
  • 使用済化粧品
  • 食品やヘルスケア商品

価格交渉やクレーム対応を英語で行わないといけない

eBayは海外のお客様や仕入れ先を相手にすることになりますが、メールなどのやり取りがすべて英語です。

eBayはオークションサイトなので、価格交渉をする機会もありますし、輸出ビジネスの場合はクレームが発生することもあります。

Google翻訳やDeepLなど翻訳ツールを使えば何とかなりますが、特に神経の使うクレーム対応を英語で行うのはしんどいところがあります。

いかにも翻訳サイトで訳したような、不自然な英語でやり取りしてしまうと、外国人のお客様を怒らせてしまい、出品者評価が下がることがあります。

eBay詐欺など悪質な顧客が少なくない

海外では悪質なお客さんはいないの?

日本のAmazonやメルカリでも同じことが言えますが、eBayでも悪質な海外のお客様はいます。

例えば商品が壊れていないのに、

壊れているから返品する

と言って、空箱だけ返ってきたり、木片や鉄アレイにすり替わったりしているあからさまな返品詐欺行為も少なくありません。

また、商品が届いているのに、発送日数に時間がかかることを逆手に取り

全然商品が届かないんだけど!!どうなってるんだ!

と難癖を付けてくる悪質なお客様もいます。

eBayでこのような対応をされたら、ブラックリストに追加して2度と商品が購入できないようにしておきましょう。

また、このようなeBay詐欺を防ぐために、次のことは注意した方がいいでしょう。

  • 新規アカウントの顧客とは慎重に取引する
  • eBay以外の取引など規約違反を持ちかけてくる顧客はNG
  • 入金してないのに「入金したから発送しろ」と言ってくる顧客はNG
  • 梱包前に商品の中身の写真を撮影しておく
  • シリアルアンバーや商品番号を記録しておく
  • 高額商品は補償をかける
  • 変だと思ったらすぐにeBayに連絡する

eBay輸出より安定的に利益が積み上がるメーカー仕入れがおすすめ

メーカー仕入れの商流

eBay輸出について、様々な儲からない理由についてお伝えしました。

一番の儲からない理由は、ライバルが急増していることと、安定的な仕入れができないので、常に商品リサーチを続けないといけない点です。

値崩れが起きて赤字で売り切らないといけなくなることも多く、月利が安定しません。

より月利が安定する物販ビジネスを行うには、上図のような直接メーカーから商品を仕入れてAmazonで販売するメーカー仕入れの方がおすすめです。

メーカー仕入れであれば、メーカーが商品を生産し続けている限り常に安定的な仕入れができます。

扱う商品は正規仕入れで手に入れたメーカー保証付きの新品なので、偽物や不良品を仕入れてしまうことはなくなります。

何か不具合があってもメーカーがすぐに対応してくれるので、お客様のクレームはほとんどありません。

メーカー仕入れに興味をお持ちの方は、以下の記事も動画もご覧ください。

またEC STARs Lab.では毎週無料セミナーを開催しており、そちらでもメーカー仕入れについて詳細にお伝えしています。

よろしければセミナーへの参加もご検討ください^^

最後に

eBay輸出はここまでお伝えしてきたように、メリットはありますが、それ以上にライバルの増加や仕入れの問題などのデメリットも多く、ほとんど儲かりません。

よりリスクを抑えて効率的に安定的に月利を積み上げたいなら、メーカー仕入れなどの物販ビジネスをおすすめします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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ABOUT US
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石井裕
1979年新潟県出身、東北大学大学院工学研究科修士課程卒。
原子力技術者として13年勤務。

趣味で書き始めたブログから収入を得られたことをきっかけに、密かに夢に抱いていたライターとして起業。
マニアックな好奇心と探究心から生まれる徹底した取材で、商品・サービスの隠れた魅力を言語化することを武器としている。

特に物販事業について専門的な知識を有しており、2018年より、EC STARs Labのコンテンツ制作および活動に深く関わっている。

県境をまたぐマニアックな趣味を持ち、2009年『県境マニア』を出版。
以降TBSの「ゴロウ・デラックス」「マツコの知らない世界」、テレビ東京「たけしのニッポンのミカタ!」などメディア出演多数。