フリマ(フリーマーケット)で仕入れた商品を転売して稼げるか?メリット・デメリットなどを詳細解説

フリマ転売(AI活用で自社制作)

フリマで仕入れた商品を転売するのはどうかな?

掘り出し物が見つかりそうだよね

中古せどりというと、メルカリなどのフリマアプリや、リサイクルショップからの仕入れをイメージしますが、フリマ(フリーマーケット)も有効な仕入れ先の1つです。

公園やイベント会場などで開催しているフリマでは、貴重な掘り出し物が見つかるという話を聞いたことがある人もいるでしょう。

そこで、今回は中古せどりのフリマ仕入れの特徴やメリット・デメリットなどを解説します。

フリマ仕入れに興味・関心のある方は最後までご覧ください。


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【簡単解説】フリマ仕入れの特徴

フリマ仕入れは、メルカリなどのフリマアプリではなく、公園や神社などで開催される実地開催のフリーマーケットからの仕入れです。

家庭の不用品を持ち寄って販売する一般的なフリーマーケットから、骨董品やアンティーク雑貨が多い「骨董市」や「蚤の市(のみのいち)」まで様々です。

フリマ仕入れの最大の特徴は、リサイクルショップなどと違って個人が出品していることにあります。

そのため、個人の不用品やコレクターの放出品などのなかに、安価に仕入れができる掘り出し物が見つかることがあります。

メルカリなどのフリマサイトでも同じことが言えますが、ネット仕入れのため、全国からライバルが集まります。

しかし、実地開催のフリマの場合は、エリアと時期が限られているので、ライバルが多くありません。

中古せどり経験者が仕入れ先を開拓するには、フリマは有効な選択肢ではあります。

特に骨董品やアンティーク品を仕入れたいという人には適しているでしょう。

アンティーク転売

ただ、後述するように品質が悪い、現地でのリサーチが難しいなどのデメリットもあり、万人におすすめできる手法ではありません。

なお、フリマ仕入れは中古せどりになるので、古物商許可証が必須になります。

古物商許可証の取得については、以下の記事をご覧ください。

フリマの開催日程や場所はどうやって調べればいいの?

フリマ転売の仕入れ先を調べるサイト(fmfm.jpより引用)

上図のfmfm.jp(ふむふむjp)で全国のフリマ、骨董市、蚤の市、マルシェなどの情報を調べることがあります。

お住まいのエリアのフリマの開催場所、日程がすぐに調べることが可能です。

その他、「フリマ 〇〇(地名)」などでGoogle検索してみてもいいでしょう。

フリマで仕入れた商品を転売する4つのメリット

フリマ仕入れのメリットについてお伝えします。

特に中古せどり上級者は、メリットと感じることが多いでしょう。

中古せどりの仕入れ先の中ではライバルが少ない

中古せどりというと、電脳せどりではメルカリやヤフオク、店舗せどりではブックオフやセカンドストリートなどのリサイクルショップからの仕入れが主流です。

ただ、これらの仕入れ先は、すでにライバルが多く、商品の取り合いになったり、価格競争が起きやすくなったりしています。

一方、実地開催のフリマは「その日、その場所に行かないと仕入れられない」ため、仕入れの物理的ハードルが高く、ライバルが少なめです。

何が出品されているかわからないのはデメリットでもありますが、それだけに、まだ誰もチェックしていないお宝商品が出品されていることもあります。

値付けの甘い掘り出し物が見つかることがある

フリマの出店者の多くは、メルカリやヤフオクと同様に不用品を処分して、部屋をスッキリさせたい人です。

なかには骨董品など利益を狙って出品する人もいるでしょうが、多くは利益よりも処分が目的となります。

なかには、相場をまったく調べずに値付けをしている人も少なくありません。

メルカリに出したら10,000円はするアンティーク食器が、1,000円で売られている

という、超高利益率の掘り出し物に出会う可能性があります。

価格交渉することができる

実店舗やネットショップでは、よほど店員と仲良くなっていないと価格交渉は難しいですが、フリマでは頻繁に行われます。

これは、ちょうどメルカリの個人間取引で価格交渉がよく行われるところに似ています。

価格交渉が得意な人であれば、自分次第で利益率を上げることができます。

運が良ければ、出品者の方から

合計で3,300円かあ。じゃあ、キリよく3,000円でいいよ

そんなに買ってくれるの? じゃあ合計で2,000円でいいよ

と、気前よく値引いてくれるケースもあります。

フリマアプリと違って商品の状態を直接確認できる

メルカリなどのフリマアプリの仕入れで一番怖いのは、「商品が動かない」「写真に写っていない傷があった」というトラブルです。

その点、フリマの現地仕入れであれば、商品を手に取って、傷や汚れ、動作をその場で確認できます。

また、「付属品は揃っていますか?」「いつ頃まで使っていましたか?」と出品者に直接聞くこともできます。

中古せどり全般に言えることですが、特に使用品は商品の状態を直接確認できた方が安心です。

フリマで仕入れた商品を転売する5つのデメリット

フリマ仕入れでは、次のようなデメリットがあります。

特に中古せどり初心者や、目利きに自信がない人はフリマ仕入れは厳しいかもしれません。

品質の悪い商品が多い

フリマは、掘り出し物が見つかりやすい一方で、状態の悪いジャンク品や、ガラクタ同然の低品質の商品が少なくありません。

  • シミだらけの古着
  • 箱がない家電やおもちゃ
  • 使い倒してボロボロになった雑貨品

これらの商品は仕入れ値が安い一方で、メルカリなどで転売しても二束三文になることが多いです。

その場で状態確認ができるので、間違って仕入れをするリスクは低いですが、フリマによってはほとんど利益商品がないこともあります。

エリアによって傾向が違ってハズレも多い

フリマは、開催される地域や出品者層によって、大きく傾向が違います。

例えば、富裕層が多いエリアのフリマでは、ブランド品や状態の良い家電が出やすいですが、その分仕入れ値は高めです。

一方、そうでないエリアでは生活感の溢れる日用品ばかりで利益にならない、ということも珍しくありません。

では、骨董市で希少価値の高いアンティークが見つかるかどうかと言われても、それも運次第です。

せっかく遠出してフリマに行ったけど期待外れだった

と、数少ない仕入れの機会が徒労に終わることもあります。

バーコードがないのでリサーチが難しい

フリマの商品では、店舗のようなバーコードが付いていないので、瞬時に価格差などをリサーチすることができません。

そのため、商品名や型番を手入力して検索しなければなりませんし、商品名がわからなければ検索しようがありません。

さらに言えば、出品者の目の前で、スマホを取り出して必死にリサーチするのは非常に気まずいです。

たとえバーコードがあったとしても、その場でリサーチすることは難しいでしょう。

商品知識がないと目利きが難しい

フリマ仕入れでは、リサーチがしにくい以上、頼りになるのは自分の商品知識になります。

専門的な深い知識がないと、利益が出ないガラクタ同然の商品と、お宝商品の区別がつきません。

特に骨董市や蚤の市では、プロのバイヤーも参加しているため、生半可な知識では太刀打ちできないのが現実です。

開催が不定期で安定収入が見込めない

フリマは、店舗と違って仕入れできる日が限られていますし、しかも雨が降れば中止になります。

「今月は利益を上げたいから頑張って仕入れたい」と思っても、イベントがなければどうしようもありません。

イベントスケジュールや天候によって収入が左右されるので、フリマ仕入れだけで安定収入を見込むことは難しいでしょう。

フリマ転売よりAmazonメーカー仕入れの方がおすすめ

メーカー仕入れの商流:自社制作

フリマ仕入れの転売は、宝探しとしては楽しいですが、開催が不定期ですし、出品者によっても大きく変わってきます。

どうしても、物販ビジネスとしての再現性や安定性には欠けます。

もし、長期安定的に利益を得たいのであれば、そもそもフリマ仕入れに限らず中古せどりには向いていません。

上図のように、メーカーから商品を直接仕入れるAmazonメーカー仕入れをおすすめします。

Amazonメーカー仕入れをおすすめする理由は次の通りです。

  • 同じ商品をリピート発注できる:一度取引が決まれば、あとはメールや電話1本で注文するだけ。フリマ仕入れのように毎回商品を探し回る必要はなし。
  • 商品がメーカー保証付きの新品:メーカーから新品が直接届くので、中古品のような品質不良によるクレームリスクがなくなる。
  • 安定供給と利益の積み上げ:フリマ仕入れと違い、いつでも好きな数だけ仕入れが可能。出品者の限定化で価格競争を抑えることができるので、安定的に利益が積み上がる。
  • 社会的信用が高い:転売ではなく、メーカーと直取引したうえで商品を販売するので、胸を張ってビジネスに取り組めます。

一方、メーカー仕入れは、フリマ仕入れのような中古せどりとは、ノウハウがまったく違い、メーカーとの交渉スキルが必要です。

宝探しが好きという方や、人と一切関わりたくないという方には向いていません。

しかし、正々堂々と取り組んで、長期安定的に利益を積み上げて、作業時間も減らしたいという方は、メーカー仕入れに取り組んでみるといいでしょう。

1年以内に月利10万円以上が86.8%、50万円以上が56.6%、100万円以上が35.5%と、再現性の高い物販ビジネスです。

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最後に

フリマ仕入れの転売についてお伝えしました。

フリマは、開催が不定期なところもあり、ライバルが少なめで、しかも掘り出し物を見つけやすいというメリットがあります。

そのため、中古せどり上級者のなかでは、フリマ仕入れに取り組んでいる人もいます。

一方で、通常の中古せどりのようにバーコードを使ったリサーチが難しく、商品知識がないと目利きが難しいというデメリットがあります。

また、フリマ仕入れの転売は、開催時期や場所、天候に左右されやすく、安定収入を得るのは難しいでしょう。

なお、中古せどり全般については、以下の記事をご覧ください。

中古せどりをしている人のリアルな1日

最後までご覧いただきありがとうございました。


 

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ABOUT US
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石井裕
1979年新潟県出身、東北大学大学院工学研究科修士課程卒。
原子力技術者として13年勤務。

趣味で書き始めたブログから収入を得られたことをきっかけに、密かに夢に抱いていたライターとして起業。
マニアックな好奇心と探究心から生まれる徹底した取材で、商品・サービスの隠れた魅力を言語化することを武器としている。

特に物販事業について専門的な知識を有しており、2018年より、EC STARs Labのコンテンツ制作および活動に深く関わっている。

県境をまたぐマニアックな趣味を持ち、2009年『県境マニア』を出版。
以降TBSの「ゴロウ・デラックス」「マツコの知らない世界」、テレビ東京「たけしのニッポンのミカタ!」などメディア出演多数。