店舗せどりなら家電量販店のイメージがあるけど、近所のジョーシンでもせどりってできるのかな?
ジョーシンは関西を中心に全国に200店舗以上ある家電量販店です。
最近でも新店舗をオープンするなど、規模を拡大しています。
店舗せどりで家電量販店はYouTubeなどで仕入れをする様子の動画が、検索するとたくさん出てくるくらい王道の仕入れ先と言えるでしょう。
しかし最近では、せどり対策を強化している店舗も増えてきており、以前のようにガンガン仕入れができるかというとそうではありません。
そこで今回は私がジョーシンに行ってリサーチをしてみた体験談や、ジョーシンでのせどりが厳しい理由についてお伝えしていきます。
目次
【行ってみた】ジョーシンで実際にリサーチしてみたが・・・
それでは早速、私がジョーシンに行ってリサーチしてみた結果や感想をお伝えします。
ジョーシンで利益商品を見つけるためには、
- 在庫処分品
- ワゴンの中の商品
- 「お買い得品」の値札が貼ってある商品
上記の商品を中心にリサーチしていくことが大切になります。
今回私もそのような商品をリサーチしてみました。
なお、利益計算は多くの人がせどりの販路としているAmazonの価格を基に計算しています。
まずはお買い得品と書かれた、Canonのインクジェット複合機です。
こちらは税込27,980円で販売されていました。
「当店限り」とのことで期待が持てますが、Amazonではいくらで販売されているのでしょうか?
なんとAmazonの方が安く販売されていました。
これは利益計算するまでもなく赤字ですね・・・
それでは次の商品です。
上記のヘアアイロンですが、「在庫限り」で販売されていました。
それではAmazonの商品ページを見てみます。
Amazonの方が高く売られていますね。
それではFBA料金シミュレーターを使って利益計算をしてみます。
惜しくも赤字となってしまいました。
上記の計算ではFBA倉庫までの送料は入っていないため、実際にはもう少し赤字額は大きくなります。
今回ジョーシンで利益を出すためのポイントを意識してリサーチしてみましたが、結果として利益商品を見つけることができませんでした。
また店内を周ってみて感じたのは、リサーチ対象となる商品自体が少ないということです。
ワゴンも小さかったですし、処分品もあまり目立つ感じで陳列していないので、ここは他の家電量販店とは違う点ですね。
もちろん全てのジョーシンを周ったわけではないので、断言はできませんが、利益商品を見つけることは厳しいと感じました。
ジョーシンでのせどりが厳しい7つの理由
前章でもお伝えしましたが、実際に行ってリサーチした私としては、ジョーシンで利益を出していくのは厳しいと感じました。
ただそれ以外にもジョーシンでのせどりが厳しい理由がありますので、ここではその理由をお伝えしていきます。
ジョーシンwebショップで明確にせどりに反対している
ジョーシンwebショップではせどりに反対しており、「認めません!」と強く主張しています。
Joshin webショップでは、メーカー様が一生懸命に作られた商品をお使いになるお客さまに喜んでいただくため、直接、適正な価格で商品を提供する使命があると考えております。
その為、転売目的の購入者、それらの疑いがある購入者に対しては、購入を一切認めず、商品の販売を行いません。
既にご注文いただき売買契約が成立している場合であっても、事前の通知、催告なしに取り消させていただく場合があります。※Joshin webショップより抜粋
これほど明確にせどりに対するスタンスを主張する企業はあまり見かけず、ジョーシンの断固たる意志を感じます。
これだけはっきりせどりに反対しているわけですので、当然せどり目的でwebショップを利用することがバレたら購入は即、できなくなるでしょう。
実店舗でも購入制限をして対策している
webショップでせどりを禁止しているということは、当然実店舗も同じです。
これは私がリサーチに行った先のジョーシンに貼ってあったものになります。
これを見ただけで、写真を撮るのも若干気まずくなりました・・・
また販売個数も制限し、対象年齢まで設けているところに、徹底した対策をしていることが伺えます。
そのためジョーシンでの仕入れは厳しいと言えるでしょう。
利益を出すこと自体難しい
前章でもお伝えしましたが、実際リサーチをしてみて利益商品を見つけることは簡単ではないと感じます。
利益商品を見つけるにはかなりの時間をかけ、リサーチをする必要があります。
また仮に利益商品が見つかったとしても、購入制限が設けられていたりと、ジョーシンで大きな利益を出すことはあまり期待はできないでしょう。
せどり=悪と社会では認識されつつあり世間の目が厳しさを増している
読者の方もご覧になったことがあるかもしれませんが、最近ではニュースなどで「転売ヤー」としてせどりをする方が報じられています。
せどり自体は何も違法性はありませんが、問題なのは利益目的でその商品を買い占めてしまうがために、本当にその商品が欲しい人たちが適切な値段で買えないことが問題視されています。
直近ではジョーシンではありませんが、マクドナルドとエヴァンゲリオンのコラボ商品の転売が話題になるなど、せどりのイメージは悪化し続けています。
またこれだけに留まらず、Xでもせどりをする人たちへの批判の声が後を絶ちません。
このように店舗だけでなく、一般のお客様からの目も厳しくなっています。
そのため、そういった声を店舗側も無視することができず、対策を強化していく流れになっています。
このことは一過性のことではなく、今後もさらにせどり対策をしていく店舗は増えていくでしょう。
【絶対なるな!】転売ヤーとは?全方位から嫌われてしまうその理由
常にアカウント停止や閉鎖になるリスクと隣り合わせ
せどりの販路は主にAmazonかメルカリになります。
またAmazonを販路としてせどりを行う場合は、アカウント停止や閉鎖のリスクと常に隣り合わせです。
なぜならAmazonでは「真贋調査」という、
というAmazon独自の緊急調査が入ることがあるからです。
真贋調査の際にはAmazonからいくつか資料の提出を求められますが、その中の一つに
「メーカーからの請求書」
があります。
せどりの場合、主にジョーシンのような家電量販店やホームセンターなど小売店から仕入れることになるので、メーカーからの請求書は当然手に入れられません。
真贋調査では、Amazonから求められている資料を全て不備なく提出しなければなりません。
そのメーカーからの請求書を提出できなければ、あなたが本物の商品を販売していると証明できないのです。
そのためAmazonからはあなたの販売を認めてもらえず、アカウント停止や閉鎖といった措置を取る可能性があるのです。
もしそうなってしまえば、たくさんの労力を使って仕入れて販売した商品の売上の入金がストップしてしまい、そもそもせどりを続けることすら難しくなります。
リピート仕入れができないので作業し続ける必要がある
ジョーシンでは前述の通り、ワゴンの中の商品や処分品などセール品を狙って仕入れを行うことが利益を出すために大切です。
しかし仮に利益商品が見つかっても、また同じ店舗に行っても在庫が無かったり、セールなどが終わって価格が上がっていたりします。
そのため同じ商品を同じ条件で再度仕入れることが非常に困難です。というか、無理と言っても過言ではないでしょう。
上記の図にもあるように、せどりはその場だけの仕入れになるので、どんどん新しい利益商品を見つけていかないと利益を上げていくことができません。
そのため何かの事情で作業ができなければ、売上・利益は一気に落ちます。
せどりで利益が安定させることは難しく、利益を上げていくためには作業を止めることはできないのです。
ジョーシンからの仕入れはAmazonでは新品で出品できない
仮にAmazonが販路の場合ですが、ジョーシンからの仕入れはAmazonで出品する際、新品では出品できません。
それは以下のような規約があるためです。
- 個人(個人事業主を除く)から仕入れられた商品。
- メーカー保証がある場合、購入者がメーカーの正規販売代理店から販売された商品と同等の保証(保証期間など)を得られない商品(たとえば、メーカー保証がある場合に、すでにメーカーが定める保証期間が始まっている、または保証期限が切れている商品など)。
- プロモーション品、プライズ品、おまけに関しては、出品自体は許可されていますが、「新品」としては出品できません。出品する場合は、コンディションガイドラインに沿って中古品として該当するコンディションで出品してください。
- Amazon.co.jp限定商品としてAmazonによって販売されている商品(Amazonが特別に承認している場合を除く)。
※Amazonコンディションガイドラインより抜粋
ジョーシンで仕入れる商品は主に家電系になるので、メーカー保証が付いているものがほとんどです。
そのため上記規約の赤字の部分が、ジョーシンせどりでは大きく影響してきます。
基本的に購入した時点でメーカー保証が始まってしまうので、Amazonでは新品ではなく、中古品として販売しなければなりません。
当然新品より中古品は価格も下がるので、利益も出にくくなります。
そんなのAmazonは新品かどうかわかんないじゃん!俺はジョーシンで仕入れたものも新品で出品するぜ!
上記のようなバレなければいいという考えは、絶対にやめましょう。
規約違反が見つかれば、Amazonからはアカウント停止や閉鎖のペナルティを課されます。
それが結果的に取り返しのつかないことになる可能性もあり、規約を知らなかった、では済まされないので規約は順守して販売するべきなのです。
ジョーシンでせどりをするくらいなら正々堂々とできる物販がおすすめ
前章でジョーシンでのせどりが厳しい理由をお伝えしてきましたが、ジョーシンせどりはおすすめできません。
ジョーシンではせどり対策を他よりも徹底していますし、仮にその目をかいくぐって仕入れができたとしても、それは真っ当なビジネスとは言えません。
正々堂々と誰にでも言える真っ当なビジネスでない限り、いつかは廃れ、長続きはしないでしょう。
その観点からするとせどりは厳しいと言わざるを得ませんが、同じ物販でも正々堂々できる物販があります。
それが「メーカー仕入れ」です。
上記図のように、せどりは小売店など三次からの仕入れになりますが、メーカー仕入れは文字通り一次であるメーカーから商品を仕入れる方法になります。
これにより、
- 世間の目を気にする必要がない
- いつでもリピート仕入れができるので、利益を積み上げていくことができる
- アカウント停止や閉鎖のリスクがほぼない
といったメリットを得ることが可能です。
その他にもメリットはたくさんありますが、メーカー仕入れは何より正々堂々と胸を張ってできるビジネスなので、長期的に物販を続けていくことができるでしょう。
メーカー仕入れについては以下の記事で詳細にお伝えしています。
ぜひ一度ご覧になり、メーカー仕入れに取り組むことも検討してみてください。
【2025年版】amazonメーカー仕入れで個人が月利50万を達成できる超具体的7ステップ
最後に
ここまでジョーシンせどりについてお伝えしてきました。
現在でもせどりで稼いでいる方がいらっしゃるのは事実ですが、それでもせどりを取り巻く環境は日を追うごとに厳しさを増しているので、今後は稼げるかどうかは正直不透明です。
短期的に稼ぐだけならいいですが、会社から独立したいなど長期的な視野で取り組むのには、せどりは不向きと言えるでしょう。
それであれば今のうちから長期的に、そして安定して稼げるメーカー仕入れに取り組んでみるのもおすすめです。
ぜひ今回の記事を参考にしていただき、より良い未来を手にしていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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