
ただ「直す」といっても簡単ではなさそうだけど・・・
せどりの手法の一つとして、ジャンク品を仕入れ、自分で修理してAmazonやメルカリなどで販売する手法があります。
ジャンク品の仕入れの最大のメリットは、壊れていたり動かなくなった商品なので、仕入れ値が安いことです。
そのため修理さえできれば、一気に利益商品に化けるので、その点は魅力的です。
ただその「修理する」というところが一番のネックで、誰でも取り組める手法ではありません。
そこで今回は、ジャンクせどりの概要や注意点などにお伝えしていきます。
本記事を参考にしていただき、ジャンクせどりに取り組むかどうかの判断基準にしていただければと思います。

ジャンクせどりとは?

ジャンクせどりは先にお伝えしたように、ジャンク品を仕入れて修理し、Amazonやメルカリなどで販売していく手法です。
それでは早速、ジャンクせどりの概要について解説します。
ジャンクせどりの狙い目の商品は修理する必要が無い商品
ジャンクせどりの狙い目になるのは、修理やメンテナンスの手間がない商品です。
具体的には、後述する仕入れ先のジャンクコーナーでコンディションや動作確認をして、問題ない商品です。
このような商品であれば、多少の掃除は必要になっても修理の手間をかけることなく出品できるでしょう。
実際にジャンク品のなかには動作チェックや検品をしてない商品や無保証品が含まれていることも多いです。
商品を修理する知識・技術があると大きな利益を狙える
ジャンクせどりでは先ほどもお伝えしたように、修理やメンテナンスをする必要がない商品を探すのがセオリーです。
しかし、仕入れ先のジャンクコーナーで一番安く販売している商品は、修理やメンテナンスをしないと動かない商品です。
裏を返せば、商品を修理する知識や技術があればそういった商品を仕入れ、修理して販売することで大きな利益が狙えるのです。

でもそんな修理なんてしたことないし、商品の内部なんてわからないし無理だよ・・・
上記のような方も多いと思いますが、最初は誰しも経験のないところからのスタートです。
ただ今では修理方法については検索すればYouTubeなどの動画で確認することができますし、経験を積んでいくことで応用も効いてくるので、時間はかかるかもしれませんがチャレンジする価値はあるでしょう。
ジャンクせどりの主な仕入れ先
それではジャンクせどりの主な仕入れ先をお伝えしていきます。
主な仕入れ先は、以下になります。
- ブックオフ
- ハードオフ
- メルカリ
- ヤフオク
- ジモティー
ジャンク品を主に取り扱っている店舗として代表的なのが、ブックオフやハードオフです。
まずは、お近くのブックオフやハードオフでジャンク品を探してみるといいでしょう。
なかには機能的に問題なく、条件が厳しいAmazonでも販売できそうな商品もありますが、正真正銘のジャンク品も多いので注意してください。
またメルカリ、ヤフオク、ジモティーなども仕入れ先の候補として挙がります。
ただ注意しなければいけないのは、先ほど仕入れする商品の狙い目は修理の必要がない商品とお伝えしましたが、ネットなどから仕入れる場合は商品の状態は届いてからでないと正確に把握することができない点です。
そのため届いてから、

これ修理しないと販売できないじゃん、どうしよう・・・
と、いったことが起こる可能性もあります。
そのためメルカリやヤフオクといったネットから仕入れる場合は、商品を修理するスキルを得てから行った方が安心でしょう。
ジャンクせどりの販路
ジャンクせどりの販路は主に以下の3つがおすすめです。
- ヤフオク
- メルカリ
- Amazon
上記で最もおすすめなのはヤフオクです。
ヤフオクはジャンク品を探すユーザーが多いこと、またオークション形式なので価格も上がりやすいのがメリットです。
また、ジャンク品を探しているユーザーが多いということは、それだけジャンク品に対して知識が豊富な方も多いので、クレームになりにくいという特徴もあります。
一方メルカリやAmazonでもジャンク品を販売することは可能です。
どちらのプラットフォームも利用者は多いですが、ジャンク品への理解度が低いので、クレームに繋がりやすいのは注意が必要です。
【実録】ジャンクせどりに取り組み生計を立てている人の声

ここで実際にジャンクせどりに取り組んでいる方の声をご紹介いたします。
その方にお話しを聞くと、「これはさすがにマネできない・・・」って正直思いました。
もうすでに10年以上ジャンクせどりで生計を立てているので当たり前なのかもしれませんが・・・
仕入れは主にリサイクルショップか不用品回収
仕入れは主にリサイクルショップを周って行います。
その方曰く、もう10年以上やっているとどの商品が売れるのかなど、ツールを見なくてもだいたたい把握できてしまうそうです。
ツールを使うとすれば利益計算のときだけのようです。
そのため仕入れにそこまで時間がかからないとおっしゃっていました。
購入したものは自前の軽トラに積み込み、タイヤ破裂すんじゃね??ってくらい商品を積んで自宅に戻ります。
またその方がすごいのは不定期で不用品回収を行い、回収したものを修理や清掃などをして販売するといったことをしています。
その地域の方も不用品をタダで引き取ってもらえますし、自分はタダで商品が手に入るというまさにwin-winの構図が出来上がっています。
「マジでマネできないな・・・」って思いますね。
仕入れた商品は自宅にプレハブを建てて保管
仕入れた商品を軽トラにたくさん積んで自宅に帰るということは、今度は保管場所が必要になってきます。
私はその方のご自宅にお邪魔したことがありますが、行ってビックリしたのでは自宅の横にプレハブが建っており、そこにテレビや冷蔵庫といった大きい商品から比較的小さい商品までたくさん保管されていました。
またジャンク品は修理や清掃も商品によっては必要ですが、その作業場所もきちんと用意されており、やっぱり稼いでいる人はしっかりしているな~と感じましたね。
ただ、あまりにも商品が多いので、売れた時に商品探すの大変じゃない??と聞くと、

いや、意外と覚えてるし、なんとかなるよ。
はははーーー(笑)
となぜか笑っていました(笑)
作業時間は毎日10時間以上で休みはあまり取らない
作業時間について聞いたところ、正直しっかり把握はしていないそうですが、たぶん10時間はやってるんじゃない?と返答をもらいました。
休む日もこれといって決めているわけではなく、2~3日くらいのようです。
やはりそれくらい作業しないと、生計を立てていくことは難しいようです。
しかしその方は好きでジャンクせどりをしているので、全く苦にならないとおっしゃっていました。
ただ私たちが取り組むとなると話は別です。
ここまで話を聞いて、皆さんは「自分でもできる!」「俺もやりたい!」と思ったでしょうか?

私は少なくとも別の道を探すな~というのが本音です(笑)
ジャンクせどりの抑えておきたい5つの注意点

続いて、ジャンクせどりの注意点を解説します。
ジャンクせどりは、手間がかかるので、利益率が高いものの、効率のいいビジネスとは言えないところもあります。
商品によっては修理や清掃が必要で出品に手間がかかる
ジャンク品は、商品の状態がバラバラで、実態は機能面で問題ない商品もあれば、正真正銘のジャンク品の場合もあります。
後者であれば、当然修理や清掃が必要となるため、かなり手間がかかります。
中途半端な修理では消費者からクレームが来るので、修理が必要ならしっかりと直さないといけません。
検品を丁寧に行わないとクレームに繋がる可能性がある
ジャンク品は、もともと不良品として販売されているわけですから、機能やデザイン面で慎重な検品が必要です。
ジャンク品は、仕入先の店舗では雑に扱われていることもあるため、余計な傷が付いたり汚れたりしていることもあります。
不良があるのであれば、しっかり消費者に伝えなければ、大きなクレームの元となります。
例えばメルカリで販売するのであれば、商品ページにその旨を伝えておかなくてはいけません。
ジャンク品の商品の検品には十分に注意しましょう。
修理や検品を怠るとアカウント停止や閉鎖のリスクがある
ジャンク品は、もともと不具合がある商品ですから、しっかり修理・検品しないと不具合が残ったままAmazonやメルカリで販売することになります。
もちろん、不良品を販売してしまった場合は、大きなトラブルに繋がりアカウント停止リスクの可能性があります。
特にAmazonで販売する場合は、以下の商品は出品禁止商品となるので注意してください。
【出品不可商品と出品禁止商品】
以下のコンディションのいずれかに該当する商品は、Amazonに出品できません。
- 明らかに機能に問題がある商品。
- かび、激しい変色、腐食などの形跡がある清潔ではない商品。
- 使用に支障があるような破損が見られる商品。
- 使用に不可欠な付属品や部品が不足している商品。ただし、説明書はなくてかまいません。
- 修理やメンテナンスが必要な商品。
- オリジナルのメーカーや著作権所有者によって製造されたものではない商品。これには、複製品、偽造品、レプリカ、模造品が含まれます。
- プロモーション用の見本、プロモーション用のセット品、商品サンプル、または新刊見本として配布された商品。これには、既刊または未刊本の校正前原稿も含まれます。
- 書き込みやステッカー、その他の損傷などにより商品の一部が見づらいか、読めない商品。
- 賞味/消費期限(「販売期限」を含む)を過ぎた商品。有効保管期間の残り日数が不足している商品。賞味/消費期限が消されているか、改ざんされている商品。
- 廃棄または処分される予定の商品、またはメーカー、仕入先、ベンダー、小売業者によって販売不可と指定された商品。
- Amazonでの販売が禁止されている商品。
※Amazonコンディションガイドラインより抜粋
1つの商品を複数仕入れることができない
ジャンク品は、基本的には1点モノです。
修理・検品の手間をかけても、利益は商品1点分です。
利益率が高いというメリットはありますが、利益額が大きいとは言えないのがジャンクせどりです。
しかも、クレームや返金・返品リスクも高く、場合によっては余計な消費者対応に手間を取られる可能性もあります。
大きく稼ぐには倉庫など保管場所を用意する必要がある
先ほどジャンクせどりで生計を立てている方をご紹介しましたが、仕入れた商品を保管するためにプレハブが自宅に建てられていました。
仕入れた商品を修理したり清掃したりするスペースも必要となるため、ただ仕入れればOKというわけにいきません。
お小遣い程度稼ぐくらいであれば、自宅の一室で十分かもしれませんが、大きく稼ぎたい方は保管場所を用意しておく必要があるでしょう。
最後に
ここまでジャンクせどりについてお伝えしてきました。
ジャンクせどりは利益率が高いのが魅力的ですが、その一方で時間や手間などかかり、取り組むのであれば注意すべき点が多いのも特徴です。
そのためジャンクせどりはリスクも大きく長く取り組むのは大変で、常に自分が動き続けないと利益は減っていくビジネスモデルです。
仮にそういったビジネスモデルは嫌だな、やりたくないな、ということでしたらメーカー仕入れという方法もあるので、ぜひ下記の記事も参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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せどりを始めてなかなか利益が上がらないけど、ジャンク品を直して売ったら結構利益出るのかな?