

そういえばサプリメントなんかいいんじゃないかな?
自分も飲んでいるし、健康志向の人が増えてきたから結構売れそう^^
最近では健康に注目が集まっており、睡眠の仕方や筋トレなど様々な情報があります。そして健康を維持、増進する目的でサプリメントを摂取する方も増えてきました。
目的に合わせて摂取するものもビタミン群やたんぱく質、その他の不足がちな栄養素を補う方が多くいらっしゃる印象です。
サプリメントと一言で言っても上記のように目的も人それぞれなので、多くのサプリメントが現在では販売されています。
そのためサプリメントの転売にはチャンスがある一方で、薬機法を正しく理解する必要がありますし、とくに転売となると注意しなければならない点も多くあります。
そこで今回はサプリメントを転売するにあたっての、基礎知識や注意点などを解説していきます。
ぜひ最後までお読みください!
サプリメント転売とは?知っておくべき基礎知識
サプリメントの市場は年々拡大しており、そのため商材としてチャンスはあります。

ただ普通の食品とは違い、医薬品の成分が含まれていないか?など販売する際気を付けなければならない点も多くあるため、仕入れは慎重に判断する必要があるでしょう。
ここからはサプリメントを転売するにあたっての基礎知識を解説していきます。
医薬品の成分が含まれていない国内製品であれば出品可能
サプリメントの販売は、医薬品の成分が含まれていないかなど確認する必要があります。
厚生労働省では、製品の原材料が毒性や麻薬の作用などがないかを考慮し、医薬品かどうかを判断しています。
医薬品に該当するかどうかは「医薬品リスト」として例が示されており、そのリストに掲載されている原材料を1つでも使用されたものは「医薬品」として判断されます。
そのため販売するサプリメントは、医薬品リストに掲載されている成分が入っていないかを確認する必要があります。
⇒医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト
※東京都保健医療局から抜粋
また海外製のサプリメントの中には、日本では医薬品に該当する商品もあります。
これは薬機法などの法律が、日本と海外では違うためです。
- 我が国の法律(食品衛生法)で販売などが禁止されているものに該当しないか、よく確認する。→ 健康を損なうおそれがあるものとして、アマメシバの粉末等の加工食品、シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びそれを含む食品などがあります。
- 摂取して短期間で効いてくる、病気状態が改善されるなどの虚偽、誇大とみられる表示がなされていないか、よく確認する。
- 外国で健康食品(サプリメントを含む)として販売されているものであっても、医薬品成分が含まれていたり、医薬品的な効き目(効能または効果)がうたわれているものは、日本では医薬品に該当して、輸入できない場合があります。
※厚生労働省「健康食品の海外からの購入について」より抜粋
海外製のサプリメントが、日本の薬機法に抵触しないかを確認するのは非常に分かりにくく、自分で判断するのは困難です。
そのため基本的には海外製のサプリメントを販売するのは避けるのが無難でしょう。
サプリメントは小さく軽いので送料を安く抑えることができる
サプリメントは基本的に飲みやすくカプセルや錠剤など、小さな粒になっているものがほとんどです。また容器もしっかりしていますし、軽いのが特徴です。
そのため商品を発送する際は、送料を安く抑えることが可能です。
これは利益を出していく観点からしてもかなり重要で、送料を抑えることができる点は、サプリメントを取り扱う上で大きなメリットと言えるでしょう。
サプリメントの仕入れ先
サプリメントの主な仕入れ先は以下の4つです。
- テレビの通販番組(お試し価格で安くなっている初回限定品を狙う)
- メルカリなどのフリマアプリやサイト
- スーパーデリバリーなどの卸仕入れサイト
- 楽天やヤフショなどの大手ECモール
多くのサプリメントは、初回限定購入に限り価格を安く販売しています。

初回に限り、1ヵ月分通常価格3,000円のところ、なんと!1,000円でお試しいただけます!!
といった通販番組やCMを見たことがある方も多いと思いますが、この「初回限定価格」を狙うことで商品を安く購入することが可能です。
ただし次回からは通常の値段での購入になるため、複数購入することができず、まとまった利益を狙うことは難しいでしょう。
またメルカリなどのフリマアプリやサイトでは、個人でサプリメントがいらなくなった方などが安く販売しているケースもあるので、探してみると意外と掘り出し物が見つかるかもしれません。
スーパーデリバリーなどの卸仕入れサイトでも、サプリメントを仕入れることができます。
しかしこちらは誰でも会員登録ができるなど、仕入れのハードルが低いため、価格競争が激しく利益を出すことは難しいでしょう。
楽天やヤフショでも仕入れることは可能ですが、価格自体がフリマアプリやサイトに比べ高い傾向にあり、こちらも利益を出すことは簡単ではありません。
仕入れたサプリメントの販路
サプリメントの販路は主にメルカリが良いでしょう。
本来物販を行うのであれば、Amazonをおすすめしたいところではあります。
しかし現状Amazonでは大手メーカーのサプリメントは、メーカーが直接Amazonで販売しているケースが多いです。

上記は大手サプリメントメーカー、ファンケルのAmazonの商品ページです。
赤枠で囲われたところが販売者を表示していますが、「公式ストア」となっています。
このように直接メーカーがAmazonに出品しているため、出品規制がかかっており出品できないのです。
ただメルカリであれば、サプリメントの売買が活発に行われているため、販売もしやすいでしょう。

大手メーカーのものも出品されているので、Amazonに比べてハードルは低く、サプリメントを販売するのであればメルカリがおすすめです。
【おすすめできない】サプリメント転売の5つの注意点

前章でサプリメント転売の基礎知識をお伝えしてきましたが、以下の5つの理由から正直あまりおすすめはできません。
- 多くのサプリメントメーカーが転売を禁止している
- 安い商品は賞味期限が近くなっている可能性があるので確認しておく
- 医薬品の表示がされていないか確認する
- 開封済みで中身が個包装されていないものは出品できない
- 海外製のサプリメントはリスクが高すぎる
サプリメントを転売しようと考えたとき、利益が出るかどうか以前に注意しなければならない点が上記のように多々あります。
ここではその理由についてお伝えしていきます。
多くのサプリメントメーカーが転売を禁止している
実は多くのサプリメントメーカーが転売を禁止しています。
それもそのはずで、メーカーが認めていない販売者が好き勝手に売って、購入したお客様に体調が悪くなったなどの実害が出ればメーカーにとってはマイナスイメージになってしまいます。
そのため先ほどご紹介したファンケルや小林製薬、DHCといった有名メーカーが転売を禁止しているのです。
「販売・サービス方針について」
13.営利を目的とするご購入(転売・海外での販売)は、固くお断りさせていただきます。
14.開封済み商品を購入もしくは譲渡された場合、その品質・安全性について弊社の保証対象外となります。返品、交換や美容相談等のサービスはお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
15.通信販売・店舗販売において、下記の場合など個人で使用する数量を超えていると判断され、その理由が明らかでない場合はお取引を中止させていただく場合がございます。
- 購入制限を設けている商品の複数回にわたるお買い求めの場合
- 同一商品を大量にお買い求めの場合
※株式会社ファンケル「ファンケル会員規約」より抜粋
当社では、当社公式通販サイトで、転売等の商用利用を目的とする事業者の方への販売は全面的にお断りしています。
また、当社公式通販サイトで取り扱っている商品(通販商品)については、卸売販売は一切行っておりません。このため、通販商品については当社公式通販サイトのみが正規の販売ルートであり、それ以外の通販サイト等で販売されている通販商品はすべて転売品になります。これらの転売品については、当社では、製品の流通状態や保管状態等を一切把握できませんので、品質面や安全面などにつき保証することができません。
当社では、転売等の商用利用目的での購入申込みであると判断した場合には、会員規約に基づき、販売のお断り、または販売の取消しをさせていただいております。商品の転売行為や、転売等の目的を秘しての当社からの購入により、当社が損害を被った場合には、損害賠償請求等のしかるべき措置を講じます。
また、当社公式通販サイト上の商品画像等の無断使用は固く禁止いたします。著作権侵害となる場合には、しかるべき措置を講じますのでご留意ください。
※小林製薬あったらいいな通販「転売について」より抜粋
会員が次のいずれかに該当した場合、会員資格を抹消するものとします。
- DHCへ虚偽の申告をした場合
- 料金不払い、注文商品受け取り拒否があった場合
- 営利、転売目的の購入が発覚した場合
- その他DHCが会員として不適格であると判断した場合
※DHCオンラインショップ「ご利用規約」より抜粋

私も以前転売に取り組んでいた時、大手メーカーのサプリメントを販売していたことがありました。
するとある日、大手メーカーの担当者から電話があり「あなたが販売している当社の商品はどこで購入されましたか?当社はあなたに販売許可を出していませんよ。」
と連絡が来て、震え上がったことを今でも覚えています。
上記のEC STARs Lab.のメンバーの松井さんの体験談にもあるように、サプリメントメーカー各社は転売を防ぐ対策をしていますし、販路となる各プラットフォームにも目を光らせています。
そのためサプリメントは転売自体非常に難しいのです。
安い商品は賞味期限が近くなっている可能性があるので確認しておく
メルカリなどのフリマアプリで安く売られているサプリメントは、賞味期限が間近に迫っている可能性があるので確認しておきましょう。
あまりにも賞味期限切れまでの期間が短いと、購入者からのクレームに繋がることもあるので注意してください。
医薬品の表示がされていないか確認する
仕入れたサプリメントのパッケージなどに、医薬品の表示がないか確認する必要があります。
仮に医薬品だった場合は、パッケージに「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」と文字を記載し、枠で囲むことが業務付けられています。

上記のように医薬品にはこのように表示されています。
サプリメントを転売する際は、このような表示がないことを確認してから販売するようにしましょう。
開封済みで中身が個包装されていないものは出品できない
サプリメントを販売する際は、基本的に開封した商品を出品してはいけません。
理由は明確で、その商品の安全性を担保できないからです。
これはサプリメントに限らず食品全般に言えることですが、もしあなたが食品などを購入し、それが開封されていたら正直「大丈夫か?これ・・・」と不安になると思います。
そのため主な販路となるメルカリでも開封済みのサプリメントは出品禁止となっています。
【食品出品の際の注意事項】
サプリメント・健康食品を出品する際には、商品の「消費(賞味)期限」と「食品表示」を画像で必ず載せていただくようお願いいたします。
また、開封済みのサプリメント・健康食品で、中身が個包装されていないものは、安全性を担保できなくなるため出品禁止の対象となります。
※メルカリびより「サプリメント・健康食品を出品する際の注意点」より抜粋
海外製のサプリメントはリスクが高すぎる
海外製のサプリメントの中には人気のものもあり、販売したいとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、規制などが厳しく、出品するためのハードルが非常に高いです。
サプリメントのパッケージに「ダイエット効果がある」など効果効能をうたう記載がないかなどを確認するだけでなく、仮に個人で輸入するとなった場合は厚生労働省への届出が必要であったり、出品するためのハードルが高くなっています。
そのためあまり知識がない段階で扱うのは薬機法に触れる恐れもあり、海外製のサプリメントを扱うのは避けた方が良いでしょう。
サプリメント転売をするなら正規品を販売できるメーカー仕入れがおすすめ

ここまでサプリメント転売の基礎知識や注意点をお伝えしましたが、正直サプリメントを転売することは非常に困難なので、利益を上げていく以前の問題が多すぎる印象です。
それであれば、薬機法などの法律を気にせず、安心して正規品を販売できる物販がおすすめです。
それが「メーカー仕入れ」です。

上記図のように、転売は小売店など三次からの仕入れになりますが、メーカー仕入れは文字通り一次であるメーカーから商品を仕入れる方法になります。
メーカーは商品の製造元・販売元なので、メーカーから仕入れるということは、自動的に正規品を取り扱うことになるのです。
また仮にメーカーからサプリメントを仕入れることになっても、賞味期限は十分に担保されているため、お客様からクレームが来ることはほぼありません。
その他にも、いつでもリピート仕入れができて利益を積み上げていくことができるなどのメリットがメーカー仕入れにはあります。
メーカー仕入れについては以下の記事で詳細にお伝えしています。
ぜひ一度ご覧になり、メーカー仕入れに取り組むことも検討してみてください。
最後に
ここまでサプリメント転売についてお伝えしてきました。
サプリメントを転売しようと思うと、薬機法などの法律などを理解しておく必要があったりなどハードルがかなり高いです。
またそのハードルを越えたとしても、今度はサプリメントメーカーが転売を禁止しているといった壁が立ちはだかります。
どうしてもサプリメントを販売したいということであれば別ですが、利益を上げたいということであればサプリメントに固執する必要はなく、目線を変えて別の物販にチャレンジしてみてもいいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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転売の売上や利益がだいぶ上がってきた^^
もっと伸ばしていきたいけど、何か新しい商材はないかな?