パソコン1台あれば在宅で仕事ができるWebライターは、文章を書くことが好きな人にはぴったりの副業です。
文章を書くこと自体は、デザインやプログラミングに比べると参入障壁が低い印象があります。
そのため、他のクリエイター職に比べるとWebライターは競合が多いのは事実です。
そのため、「未経験の人が今から参入して大丈夫なのか?」と懸念している人は少なくありません。
また、ChatGPTやGemini、ClaudeなどAIが急速に進化してきており。「AIの進化でライターがいらなくなる」という噂も聞こえてきます。
そこで、原子力技術者からWebライターに転じて本格的に活動している私が、自分の体験談などを踏まえて、未経験でも稼げるかどうかを解説します。
Webライターの始め方・稼ぎ方も詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

目次
【実録】私が未経験からWebライターを始めて月50~100万円稼げるようになるまで

まずは、私がWebライターとして活動することになるきっかけ、Webライターになってから今までのことを赤裸々にお伝えします。
私自身、2017年からWebライターとして活動しており、今後も続ける予定です。
Webライターを辞めることはあっても、おそらくこの経験を活かせるビジネスに取り組んでいると思います。
原子力技術者として働きながら執筆活動をする日々
私はもともと原子力技術者で、ライター業とは程遠い仕事をしていました。
センター試験本番の古文で、マークシートなのに0点を取るほど国語や英語が苦手でした。そのため、大学では文系には進まず工学部に進みます。
大学時代は詩や小説を書くことがありましたが、日の目を見ないまま、とある電力会社に就職して、原子力職に配属されました。
会社員時代の仕事はあまり好きではなく、人間関係も良いとは言えず、時間の経過とともに働くことが嫌になってきました。
そのタイミングで「文章を書くことが好き」という本能が目覚めたのか、それとも早く会社から逃げたいと思ったのか、再び小説を書き始めました。
小説を世に出すことはできなかったのですが、「県境マニア」という旅エッセイを出版することに成功します。

現在、この本は出版社の倒産で絶版になってしまいましたが、ニッチなジャンルにしては初版7,000部も出してもらえました。
ただ、重版されるほどは売れず、作家志望者がよく夢を見る「夢の印税生活」には程遠いものでした。
結局、私はしばらく会社員を続けることになってしまい、何年か経過します。
アフィリエイトに出会いSEOライティングのスキルを得る
文章を書いて食べていくという夢が叶えられず、悶々としていた私が次に出会ったのがアフィリエイトでした。
今でこそ「オワコン」「絶滅危惧種」なんて言われているアフィリエイトですが、当時はまだ比較的稼ぐことができました。
とは言っても、当時は独学でアフィリエイトを始めて稼げるとは思えませんでした。
そんなとき、運良く友人の紹介でアフィリエイトを教える人に出会うことができました。
まずは「やってみたい」と思った私は、すぐにWordPressでブログを開設して、記事を書きまくることになります。
後述するように、今はアフィリエイトからは足を洗いましたが、この時期にWebマーケティングやSEOライティングの基礎を十分身に付けることができました。
今でもSEOライティングの案件を請けていますが、当時の経験が大きかったですね。
何と言っても、アフィリエイトを始めてから2年間で1,500記事くらい書いたので・・・・・・。
スキルを身に付けただけでなく、ゆっくりではありますが収益も徐々に上がってきて、2年後には月収20万円を達成しました。
会社を退職直後にアフィリエイトの収益が激減
アフィリエイトで月収20万円を達成した私は、ライター業にも本格的に進出したいと考えて、2017年1月に会社を辞めました。
会社の寮から出て行ったときの解放感は、今でも忘れることができません。
ただ、月収20万円程度で会社を辞めたのは、今思えば無謀でした。
退職して2ヶ月も経たないうちに、Googleの大きなアップデートで収益とアクセス(PV)が大きく落ちてしまったのです。
急減した直後にも何回か変動があり、ある程度は収益を取り戻すものの、アフィリエイト収益は月10万円程度に落ち込みました・・・・・・。
当時のことは、以下の記事でも詳しくお伝えしていますので、興味のある方はご覧ください。
運良く採用系のWebライティングの案件で食いつなぐ
会社を退職した直後に、いきなりピンチに陥った私ですが、運良く同じくらいのタイミングで採用系のWebライティング案件をいただきました。
「アフィリエイトと同時にWebライター業にも力を入れる」という私の話を聞いた制作会社の人が、ちょうど仕事を振ってきてくれたのです。
現在、どの中小企業も人手不足、採用難に悩んでおり、採用サイトに力を入れる会社は少なくありません。
ありがたいことに、何社から依頼があり、何とか食いつなぐことができました。
今でも採用系のライティング案件を引き受けることがありますが、当時の経験はかなり大きなものでした。
講座を受講してセールスコピーライティングのスキルを得る
SEOと求人広告の次に、私が次に身に付けたいと思ったのが、セールスコピーライティングでした。
単純に、どの中小企業も売上を上げたいと考えているので、安定した需要はあるだろうと考えたのです。
集客・売上も、採用も、SEOもサポートできれば、1つのクライアントと長期的に取引することができますし仕事にも困りません。
また、セールスコピーライティングは単発案件が多いものの、単価は大きめです。
「よく100万円の案件を獲得しました!」とか聞きますが、プロモーションまるごと1つの受注であれば、100万円単位の案件は普通にあります。
そんなことを考えていたら、ちょうどセールスコピーライティングの講座の説明会の案内を目にします。
Facebookの友人が、たまたま説明会のLPをシェアしていたのです。
それを見た私は、すぐに説明会に行って、講座の受講を正式に申し込みました。
半年くらいの大型講座でしたが、まさに自分が求めていた内容そのままで、課題を通じてセールスコピーライティングのスキルを手にすることができました。
身に付けたスキルで案件を次々と獲得して月収50~100万円を継続
セールスコピーライティングの講座を終えた後、私はセールスコピー、求人広告、SEO記事の3つを軸にWebライターとして活動でします。
また、その頃から、Webライティングだけでなく、紙媒体の案件依頼も入ってきます。
SEO記事やインタビュー記事のノウハウは、ブックライティングにも応用できますし、LPやHPのノウハウはチラシやDMにも使えます。
実際、私はブックライティングやチラシ、DM、パンフレットなどの案件もいただくようになってきます。
最初は売上で苦労することもありましたが、徐々に上がってきて、月収50~100万円程度を継続できるようになりました。
今の課題は、AIを活用してクオリティとスピードを上げていくことと考えています。
【結論】未経験でもWebライターの副業で成功できる

私の場合は時間がかかりましたが、未経験でもWebライターの副業で成功することは可能です。
少なくとも、月収30~50万円くらいなら可能でしょう。
ただ、すぐに稼げるようになるかどうかと言われれば、決してそんなことはありません。
どのジャンル、媒体でもノウハウやスキルは身に付けないといけませんし、最初は実績を積むために低単価の案件をこなすことも必要です。
最初からクライアントの獲得が難しそうなら、最初はアフィリエイトから取り組んでみるのも良いでしょう。
以前よりは稼ぐことは難しいですが、不労所得を得ながらSEOライティングの基礎を身に付けることは可能です。

AIで記事が簡単に書けるようになっているけど、Webライターは今後も生き残れるの?
たしかに「AIでwebライターが消える」というのは、よく聞くようになりましたが、個人的には半分本当で半分嘘くらいに思っています。
まず、AIの台頭で消えるライターは、個人的には次のような人ではないかと考えています。
- AIが書いた文章をそのまま納品する人
- AIが書いた文章を検証して修正できない人
- AIがまったく活用できない人
すでに、このような人は増えてきているのが問題視されているようです。
最近も取引先からライター全員に注意喚起として「AIの文章を安易にコピペしないでください」というメールが来ていました。
最近は精度が飛躍的に上がっていますが、まだAIは事実誤認が多く、しかも無難で凡庸な文章しか書けません。
楽をして稼ごうとして、AIの回答をそのまま使ってしまうと、クライアントの信頼が失墜するリスクがあります。
最近、「AIで作業時間1/10、収入は10倍」なんていうキャッチコピーが目立ちますが、単にAIで楽をして稼ごうと考えている人は消えるでしょう。
一方、生き残るのは、AIで時短を目指しながら、クオリティの高い記事を納品できるWebライターです。
要は、AIに書かせるだけのライターと、AIと一緒に文章を書くライターで二極化が進むと考えています。
たしかにAIで消えるライターは増えると思いますが、一方でAIを活用してライターとして大きく飛躍する人も増えるでしょう。
Webライターにもいろいろある! 主な4つの仕事

私の体験談でもお話ししましたが、Weライターにも様々あり、大きく分けて次の4つの仕事があります。
SEOライティング | Googleで検索してきた人に役に立つ情報を記事にして寄稿する。 |
インタビューライティング | あるテーマについて取材して、まとめた内容を寄稿する。 |
セールスコピーライティング | 商品・サービスの魅力を正しく伝えて、顧客の購買行動を促す。媒体は主にHP、LP、メルマガ。 |
採用系のライティング | 求人広告など、人材募集を目的に、企業の魅力や経営理念、求めている人材などを伝える。社長や社員インタビューも行う。 |
上記は各々、必要なスキルが大きく違います。
スポーツに例えると、スピードスケートとフィギュアスケート、アイスホッケーくらい違います。
あまりあれもこれも手を出すのではなく、どれか1つずつ取り組んで、領域を広げていくと良いでしょう。
SEOライティング
おそらく、Webライティングと聞いて、多くの人が思い浮かべるのがSEOライティングではないでしょうか?
SEOは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の意味です。
つまり、Googleで上位表示されるような記事を書いて、Webサイトにアクセスする見込み客を増やすことがSEOライティングの目的です。
例えば、税務調査対応が得意な税理士のブログであれば、「申告漏れ」「過少申告」「税務調査 人生 終わり」などで上位表示を狙っていきます。
Googleで上位表示される1つの基準として、E-E-A-Tというものがあります。
Google の自動システムは、さまざまな要因に基づいて優れたコンテンツをランク付けするように設計されています。関連するコンテンツを特定した後、最も役に立つと判断されたコンテンツに高い優先順位を付けます。そのために、どのコンテンツが、エクスペリエンス(Experience)、高い専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)、すなわち E-E-A-T の面で優れているかを判断するための要素の組み合わせを特定します。
中でも、信頼性は最も重要なものです。その他の項目も信頼性の一因となるものですが、必ずしもすべてにおいて優れている必要はありません。たとえば、優れたエクスペリエンスを基盤としてユーザーの役に立つコンテンツもあれば、専門性の高い内容でユーザーの役に立つコンテンツもあります。
※Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」より抜粋
E-E-A-Tとは簡単に言うと次の通りで、SEOライティングでは欠かせない要素です。
Experience(経験) | 実際の経験に基づいた情報提供であること。自分の経験談やストーリー、顧客の声など。 |
Expertise(専門性) | 専門的な知識やノウハウに基づいた情報提供であること。独自性が高く、唯一無二のものであるほど評価が高い。 |
Authoritativeness(権威性) | 信頼できる権威のある情報源であること。国や自治体、病院や研究機関などが当てはまる。 |
Trustworthiness(信頼性) | 一次情報をもとにした信頼できる情報源であること。間違いがなく、偏見や個人の偏見がないこと。 |
上記の基準は年々厳しくなっており、AIの回答のコピペだったり、検索上位10記事をまとめるだけだったりするだけでは不十分なことが多いです。
エビデンスを集めて一次情報を確認することは当然で、取材や独自資料の入手などで、経験(Experience)、専門性(Expertise)を満たす情報を網羅することが大切です。
SEOライティングの案件は、文字単価は1~2円と低単価なものから、7~10円と高単価なものまで様々です。
なかには、文字単価0.5円など悪質な奴隷案件も多いので注意してください。
クライアントの信頼が得られれば、長期的な仕事に繋がるので安定収入に繋がります。
インタビューライティング
インタビューライティングは、企業の担当者やユーザーに取材をして、内容をまとめてブログやコラムに寄稿する仕事です。
人物を取材することもあれば、商品・サービスについて取材することもあります。
後述するように、採用サイトの場合は社員数人にインタビューして会社の魅力を伝えることもあります。
事前の情報収集やAIを活用して、取りこぼしなく質問事項を考えてインタビューに臨みます。
しかし、実際の取材によって臨機応変に質問内容を変えていく柔軟さと瞬発力も欠かせません。
1回の取材時間はだいたい30~60分で、記事単価は30,000~40,000円くらいです。
ちなみに、SEOライティングとインタビューライティングのスキルは、ブックライティングでも十分発揮できます。
ブックライターを目指す方は、SEOライティングやインタビューライティングから始めてみるのも良いでしょう。
自分が寄稿した記事がもとに、書籍の出版が決まることもあります。
セールスコピーライティング
セールスコピーライティングは、商品・サービスの魅力を文章で伝えて、顧客の購買行動に直接繋げます。
具体的には、LPやHPのトップページ、メルマガ(ステップメール含む)、動画のシナリオ(VSL=ビデオセールスレター)などを執筆する仕事です。
SEOライティングの場合は、まずはサイトに訪問してもらい、興味・関心を持ってもらうことが目的で、直接購買行動には繋げません。
一方、セールスコピーライティングは、サイト訪問者に対して商品・サービスの購入を直接促します。
SEOやインタビューライティングとは目的も全然違いますし、必要なノウハウ、スキルがまったく違います。
具体的には、ターゲットの設定や競合調査、顧客が欲しいと思える商品の強みの抽出など、マーケッターに近い知識・ノウハウが必要です。
ただ、リサーチやクライアントへのヒアリング内容はだいたい型が決まっています。
型が決まっているので、セールスコピーライティングに向いている人はすぐに飛躍できます。
先ほどお伝えしたように、単価は比較的高く、LP1本20~25万円くらいが目安になります。
プロモーション一式引き受けて、LP数本やステップメールも執筆する場合は、100万円前後になるでしょう。
単発で終わることが多いですが、評判が良ければ紹介で仕事が回ってきます。
採用系のWebライティング
採用系のWebライティングは、求人広告などで会社の魅力や、経営理念や社員紹介などを掲載していきます。
企業の社長や社員にインタビューしながら、社員にとっての会社の魅力を引き出して、やりがいや働きやすさをPRする文章を作成します。
今はどの業種も人手不足が深刻になっているので、求人広告のライティングは今後も高い需要が見込まれます。
求職者に興味を持ってもらう採用マーケティングの知識はあった方が良いですが、セールスコピーライティングほど難易度は高くありません(あくまで私の印象ですが)。
社長の事業に対する想いや、社員のリアルな気持ちを聞くことができるので、やりがいを感じる仕事でもあります。
未経験からWebライティングのスキルを身に付ける3つの方法

未経験からWebライティングのスキルを身に付ける方法について解説します。
講座を受けることも大切ですが、実践しながらスキルを身に付けることが、一番の近道になります。
アフィリエイトに挑戦してみる

Webライティングは本当に未経験で、案件を取れる気もしない
と思ったら、アフィリエイトサイトを作って記事を書いてみるのも良いでしょう。
SEOライティングの技術を身に付けることができますし、Webマーケティングもわかってきます。
私自身、今もSEOライティングの仕事があるのは、アフィリエイター時代に1,500記事ほど書いてきたからだと思います。
アフィリエイトは、収入が得られるようになるまでは時間がかかるので、会社員として働いているうちに挑戦してみると良いでしょう。
以前よりはアフィリエイトで稼ぐことがかなり難しくなっているので、独学よりは講座やスクールなどで学んで実践する方がおすすめです。
しかし、マインド論ばかりで具体的なノウハウを教えない「なんちゃってコンサル」も多いので十分注意してください。
興味のあるライター講座やスクールを受講する
少し自己投資額は高くなりますが、スキル習得には興味のあるライター講座やスクールを受講することが一番手っ取り早いです。
私も、セールスコピーライティングやブックライティングの講座を受けてきました。
Webライター界隈には、「講座やスクールの受講は不要」という人も少なくないですが、そういう人は会社の仕事などで下地ができていることが多いです。
例えば、メディアの編集者だったり、Webサイトの制作会社だったりした場合は、たしかにスクールの受講は必要ないかもしれません。
ただ、私のように会社で全然違う仕事をしているような場合は、下地ができていません。
そういうWebライター未経験者が、独学だけで進んでもスキルはなかなか身に付きませんし、案件獲得は難しいでしょう。
いくつも受講する必要はないですが、自分の興味のある分野の講座やスクールは受講することをおすすめします。
講座やスクールで学んだことをもとに自分の型ができると、一生モノの武器になります。
しかし、次のようなライター講座やスクールは、詐欺か「なんちゃって」なので避けた方が良いでしょう。
- ライティングの案件に応募してみたら、実は講座のスクールの勧誘だった
- 実践的な課題とフィードバックがない
- 調べてみたら評判が悪くて再現性もない
- 「楽に稼げる」「誰でも簡単」などの謳い文句が多い
- 「いかに楽に効率的に稼ぐか」といったことに焦点を置いている(※)
※「1記事30,000円の記事を受注して、10,000円で外注して中抜きする」など
特にXには、上記のような怪しい講座やスクールが多い印象なので注意してください。

ちなみに、2022年12月の話ですが、noteで上図のような記事を見つけましたので、講座やスクール選びの参考にしてみてください。
とにかく書いてフィードバックを受ける
講座やスクールを受講するのは大切ですが、ノウハウがわかったら、あとは実践して誰かのフィードバックを受けるようにしましょう。
私が講座やスクールに通ったのは、自分の成果物のフィードバックを受けたかったからと言っても過言ではありません。
講座の課題でも受講中に獲得した案件でも良いですが、未経験の初心者ならフィードバックを得る機会は絶対に必要です。
実践してみて、ノウハウを学ぶだけでは気付かなかったコツや、自分の悪い癖なども見えてきます。
アウトプット9割、インプット1割くらいの目安で、とにかく書きまくることが大切です。
未経験から実績を積み重ねて高単価のWebライターに成長する5STEP

Webライティングのスキルを身に付けたら、案件を獲得して実績を積み重ねていくことになります。
いきなり高単価で長期的な取引は難しいので、最初は低単価で実績を重ねていくことになるでしょう。
しかし、実績を重ねて信頼を得られるようになると、単価を上げても安定的に案件を獲得できるようになっていきます。
【STEP1】無料もしくは安価で案件を獲得して実績を積み重ねる
Webライター未経験者なら、おそらく誰もが通る道となりますが、まずは無料もしくは安価で案件を獲得して、実績を重ねていきます。

どうやって案件を獲得するか?
案件を獲得するには、最初は信頼できる友人・知人に起業家や中小企業経営者を紹介してもらうか、クラウドソーシングサイトやスキルマーケットを利用するかになるでしょう。
クラウドソーシングサイトであれば、ランサーズ、クラウドワークス、シュフティなどです。
スキルマーケットであれば、ココナラが代表的なところです。
ただ、クラウドソーシングサイトは、文字単価0.5~1円など本当に低単価の奴隷案件が多いので注意が必要です。
また、次のような悪質な地雷クライアントも多いので注意が必要です。
- テストライティングを無料にして決して本採用しない
- 案件アップを餌に低単価で発注する(文字単価0.3~3円など開きが大きい)
- 連絡しても返信が遅い(2~3日後とか当たり前)
- 即レスを求めてくる
- 取引終了を匂わせてプレッシャーをかける
- 完全に丸投げしてくる
- 謎のルールが多いなど、やたら注文が多い
- 後出しで追加要求をしてくる etc
そのため、極力クラウドソーシングサイトの評価を確認して、リスクを抑えて案件に応募しましょう。
ちなみに、私はクラウドソーシングサイトやスキルマーケットは利用したことがありません(発注者側で利用することはあります)。
最初は、知り合いの起業家や中小企業経営者、制作会社と繋がって仕事をしていました。
初めて会うのではなく、すでに知っている人ということもあり、安心して仕事を引き受けることができました。
私の場合、会社を辞める前からセミナーなど起業家が集まるような場に顔を出していたのが大きかったと思います。
もし、人脈がなければ、異業種交流会に参加してみたり、興味のあるセミナーに行ったりしてみると良いでしょう。
【STEP2】実績を積んだらすぐに単価をアップする
常に低単価で仕事を引き受けて良いことは絶対にありません。
ずっと低単価で仕事を引き受けていたら副業から抜け出すことはできませんし、おそらく疲弊して挫折します。
いくら文章を書くことが好きでも、低単価で大量に仕事を引き受けていたらすぐに嫌いになるでしょう。
「無料や低単価で案件を引き受けるのは〇回まで」「〇ヶ月限定」などと期限を定めて、すぐに単価は段階的に上げていきましょう。
各媒体の価格設定の目安は次の通りです。
SEOライティング | 文字単価5~10円(税別、WordPress投稿や画像挿入含む) |
インタビューライティング | 1記事3~5万円(税別) |
LP | 1本20~25万円(税別) |
HP | トップページ20~25万円、子ページ3~5万円(税別) |
メルマガ | 1通12,000~18,000円(税別、ステップメールの場合は構成費用も別途請求する) |
採用サイト、求人広告 | LP1本20~25万円、社員インタビュー1人3~5万円(税別) |
なお、薬機法や健康増進法、医療広告ガイドラインを遵守した対応が必要な案件は、上記より少し値上げしても良いでしょう。
【STEP3】1人のクライアントと長期的に取引する
理想は、単価を上げつつ、1人のクライアントと長期的に取引することです。
なかには予算があまりないなど、どうしても単価を上げることが難しいクライアントもいます。
ただ、このようなクライアントは、単価が安いから仕事を依頼していた可能性があり、永遠に単価を上げることはありません。
時給単価の低いクライアントは、契約を切ることになってもやむを得ないでしょう。
長期的な取引をするべき相手は、単価を上げてもあなたを信頼して選んでくれるクライアントです。
ただ、仕事内容を考慮して、長期的に付き合いたいと思えるクライアントの場合は、折衷案を検討しておくのもありです。
その代わり、新規のクライアントについては強気の価格を提示しましょう。
「新規のクライアントの単価は高く、継続案件は安く」が基本です。
逆に「新規は安く、継続案件は高く」にしてしまっている人もいますが、絶対におすすめしません。
継続案件は、会社の事業内容やクライアントの商品・サービス、社員のことがある程度わかっています。
そのため、1件あたりの単価を上げなくても、経験を積むことで時給単価を上げやすいのです。
そして、信頼関係がすでにできているので、仕事をしていてストレスがありません。
一方、新規案件は、最初からリサーチする必要があるので、時給単価を上げることが難しいです。
それにも関わらず、単価を低くしたら、疲弊しやすくなりますし、継続案件にも支障が出るので注意が必要です。
【STEP4】クライアントや講座の講師・受講生の紹介で仕事を獲得する
クライアントに信頼されるようになり、長期的な取引ができるようになると、仕事を紹介してもらいやすくなります。
すでに信頼関係のあるクライアントの紹介であれば、安心して仕事を引き受けることができます。
正直、Webライターにも先ほどお伝えしたような地雷クライアントが登場することはあります。
ただ、紹介で仕事が回るようになれば、地雷クライアントに出くわす可能性を抑えることができます。
クライアントだけでなく、講座やスクールの講師や受講生の紹介で仕事を獲得するのも良いでしょう。
当たり前ですが、講座やスクールを受講するなら、講師や受講生とは良好な関係を続けることが理想です。
【STEP5】実績をポートフォリオでまとめて新規案件を獲得する
実績を積み重ねたら、なるべくポートフォリオでまとめて、新規案件も獲得するようにしましょう。
初見のクライアントの場合、高確率で「ポートフォリオを見せてください」と言われるので、あらかじめ用意しておいた方が良いです。
先ほどお伝えしたように、新規案件の場合は、価格交渉はあまり妥協しない方が良いです。
実績を見せて、自分が対価を支払うだけの価値があるwebライターであることをPRしましょう。
未経験からWebライターになる際のよくある5つの質問

最後に、未経験でWebライターを目指す人からよくある質問について回答します。
Q1:作業環境はどうしていますか?
ノートパソコンに、マルチディスプレイと外付けのキーボードを1台設置して仕事しています。
Webライターでは、資料やエビデンスを確認しながら執筆を進める場面が多くなるので、1画面では作業効率が悪く、かなりイライラしてしまいます。
また、タイピングが快適かどうかもストレス管理では重要なので、私の場合は外付けのキーボードを使うようにしています。
ノートパソコンについては、当然サクサクと動作するタイプが良いので、記憶媒体はSSDで、CPUはCore i7以上がおすすめです。
Webライターは、仕事時間の大半を机上で過ごすので、机と椅子にもこだわりましょう。

特に椅子は、少し高くても長時間座っても疲れないオフィスチェアやリクライニングチェアをおすすめします。
Q2:作業場所は自宅が多いですか? カフェが多いですか?
以前はカフェに行って執筆をすることも多かったですが、ここ3~4年はほとんど自宅で執筆しています。
自宅の方がマルチディスプレイや外付けのキーボードを使うので、作業が捗るためです。
それと、ちょうど4年くらい前に椅子を変えたことも大きかったです。
自宅でなかなか集中できないという方は、作業環境を見直してみると良いかもしれません。
なお、執筆以外の軽めの作業や、資料の読み込みをする際は、近所のカフェに行くことがあります。
仕事内容に併せて、作業場所を変えてみるのも良いでしょう。
Q3:AIは何を使っていますか?
私はChatGPTとGeminiを主に使っています。
ChatGPTは比較的論文調の堅い文章になることが多いので、最近はGeminiの使用頻度の方が高くなっています。
とはいえ、先ほどもお伝えしたように、AIの書いた文章を使うことはほとんどありません。
明らかに情報の過不足はありますし、事実誤認も少なくないからです。
AIの文章は、結果的に9割程度書き直すことが多いです。
あとは、CLOVA NoteやNottaなどの文字起こしツールを使うこともありますが、精度が十分でないので、時間に余裕があれば外注した方が早いです。
Q4:専門性はあった方が良いですか?
得意分野があった方が良いのは言うまでもないですが、私は最初から専門性がなくても問題ないと思います。
というのも、実際にWebライターとして案件をこなしていくうちに、自然と専門性が出てくるためです。
例えば、税理士の案件を多く引き受けると、税理士の仕事依頼が自然と多くなっていきます。
また、私の場合は、商品・サービス以上に、クライアントとの相性を重視しています。
理由は、専門知識がなくても、相性の良いクライアントであればストレスなく仕事ができて、自然と力が付いてくるからです。
専門知識は案外どうにかなるので、相性の良いクライアントと繋がることを優先すると良いでしょう。
Q5:文章力やセンスは必要ですか?
文章力やセンスはあった方が良いですが、私はなくても大丈夫と思っています。
というのも、Webライターには、文章力やセンス以上に必要とされるスキルがあるためです。
SEOライティングであれば、クライアントの商品・サービスや読者の検索意図の理解が必要なので、情報収集能力が求められます。
インタビューライティングであれば、文章力より取材時のコミュニケーションの方がクオリティに影響します。
セールスコピーライティングでは、マーケティングやセールスの知識が重要になってきます。
文章力があるからといってWebライターで成功するわけでもなければ、文章力がないからといって失敗するわけではありません。
各々のジャンルで必要とされるノウハウやスキルを磨いていくようにしましょう。
最後に
以上、Webライターの副業は未経験から始めて稼げるかどうかについてお伝えしました。
結論から言えば、Webライターの副業は未経験からでも稼げるようにはなるでしょう。
しかし、次の点を満たすWebライターに限られます。
- ノウハウやスキルを身に付けてクオリティの高い成果物を納品すること
- 実績に応じて単価を上げていくこと
- AIを使いこなしつつ丸投げはしないこと
ChatGPTやGeminiなどAIが急速に進化していることから、今後はさらに成功するWebライターと、そうでないWebライターで二極化が進むでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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Webライターを始めたいけど、未経験でも稼げるかな? 最近はAIが進化すればライターが不要になるなんて話もあるけど