電脳せどりの仕入れ先は、大まかに分類すると次の仕入れ先があります。
- amazon、楽天などの大手ECモール
- メルカリなどのフリマサイト
- ヤフオクなどのオークションサイト
- 実店舗のオンラインショップ
- 卸仕入れサイト
さらに細分化すると様々な仕入れ先があり、選択肢が多すぎてどうすればいいかわからないという方も少なくありません。
そこで、今回は電脳せどりの主な仕入れ先を一つひとつ紹介して、各々の特徴を解説します。
目次
【電脳せどり仕入れ先①】大手ECモール6選
まずは、大手ECモールの仕入れ先について解説します。
amazonや楽天だけでなく、様々な選択肢があるので参考にしてください。
amazon
販路として活用している人が多いamazonですが、仕入れ先として活用する手もあります。
例えば、次のような商品であれば、amazonで仕入れて、メルカリやヤフオクなどで転売すると利益が出ることがあります。
- 価格破壊を起こした商品を仕入れる
- 在庫切れを起こした人気商品の入荷を待って仕入れる
- amazonのセールを活用する
- 季節商品を仕入れる
- amazonアウトレット品を仕入れる
- amazonクーポンを活用する
- amazonのクレジットカードを利用する
- Offzonを利用する
いずれも定期的な仕入れが難しく、常にリサーチを続けないといけない方法で、不良在庫のリスクもありますが詳細は以下の記事を参考にしてください。
楽天市場・楽天ブックス
大手ECモールの仕入れのなかで、もっとも知られた方法が楽天市場や楽天ブックスから仕入れる楽天ポイントせどりです。
楽天ポイントせどりは、価格差だけでなく、楽天ポイントでも利益を得ることができるポイ活の要素が高い手法です。
価格差がなくても、ポイントで利益を得ることができるため、初心者の方でも取り組みやすい方法です。
しかし、SPUやイベントの獲得上限があることや、楽天ポイント制度がどんどん改悪されていることなどから、年々稼ぎにくくなっています。
EC STARs Labのメンバーでも経験者が多い手法ですが、私の知る限りは全員挫折してしまいました。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
Yahoo!ショッピング
amazon、楽天に次ぐ巨大ECモールのYahoo!ショッピングも、幅広いジャンルを取り扱えるので、仕入れ先としてよく知られています。
いわゆるヤフショせどりという手法ですが、価格差だけでなく、PayPayポイントでも利益を得ることができ、初心者の参入障壁が低いです。
ただし、PayPayポイントは楽天ポイント以上に獲得上限が低く、ポイントで大きく稼ぐことが難しいです。
価格差ではなくポイント重視で仕入れをすると、副業レベルを超えることは難しいでしょう。
詳細は以下の記事をご覧ください。
Qoo10
ファッションや美容品など女性向け商品を中心に、安価な商品の仕入れができるQoo10も、電脳せどりの仕入れ先候補の1つです。
しかし、amazonや楽天に比べるとカテゴリーが少なく、タイムセールやクーポンでも儲かる商品を見つけづらいところがあります。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
au PAYマーケット
au payマーケットせどりは、価格差だけでなく、Pontaポイントで利益を得られる仕組みです。
楽天ポイントせどりやヤフショせどりほどではなくても、実際に仕入れ先として利用している人もいます。
ただし、最大還元率が激減(18⇒9%)で、獲得上限ポイントが500ポイントと少ないことから、クーポンなどを利用しないとなかなか利益が出ないでしょう。
ZOZOTOWN
ZOZOTOWNは、広範囲でアパレル商品を仕入れることができるので、アパレルせどりのネット仕入れ手段として利用されることがあります。
ただ、アパレルせどりは全般的にファッション関係の知識が求められ、初心者の方には敷居が高いところがあります。
また、アパレル関係はamazonでは出品規制が多いので、メルカリが主な販路となるので、いかに注文があるように商品ページを作るかが重要になります。
なお、古着の仕入れはZOZOUSDをリサーチする必要があります。
アパレルせどりの詳細は、以下の記事をご覧ください。
【電脳せどり仕入れ先②】フリマサイト、オークションサイト4選
不用品販売でよく利用されるメルカリや、ヤフオクなどのオークションサイトも、せどりの仕入れ先の候補です。
営利目的よりも不用品販売を処分するために使う人が多く、中古品が格安で販売されていることがあります。
ただし、中古の電脳せどりの場合は、仕入れ前に商品の状態を確認できない点が大きなデメリットになります。
出品者の評価や商品説明をよく確認するなど、仕入れには十分注意しましょう。
メルカリ
メルカリはせどりの販路としてもよく利用されますが、一方で仕入れ先としてもよく利用されます。
市場がとても大きく、様々な商品を仕入れることができます。
フリマサイトの仕入れは、基本はメルカリを基本に考えることでいいでしょう。
ラクマ
楽天が運営しているラクマも、せどりの仕入れ先として利用する人は少なくありません。
ただ、メルカリよりラクマの方が市場が小さく、メルカリよりは儲かる商品を見つけにくいところがあります。
ヤフオク
amazonやメルカリ同様、ヤフオクも販路としてよく利用されますが、仕入れ先としてもよく利用されます。
オークションサイトなので、しっかり利益計算したうえで入札額を設定して、商品を購入するようにしましょう。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
ジモティー
上記3サイトに比較しても、比較的よく知られていないのがジモティーせどりです。
ジモティーは、基本的に不要なものを譲ったり、格安で処分したりするためのサイトで、0円もしくは格安仕入れが可能です。
ただし、商品をもらうために直接会いに行かないといけない手間がある点や、使用済商品が前提となりジャンク品も多い点がデメリットです。
販売するにはリスクの高い商品が多いですが、格安で仕入れができるので、気になる方はたまにリサーチしてみるといいでしょう。
【電脳せどり仕入れ先③】実店舗のオンラインショップ8選
電脳せどりは、上記の大手ECモールやフリマアプリを利用する方が大半と思いますが、下記の実店舗のオンラインショップもチェックしましょう。
amazon物販であれば、クイックショップやショッピングリサーチャーなどを使って、一部のオンラインショップの仕入れ値もまとめて調べられます。
以下はクイックショップを利用して、一括で仕入れ値を調べられるECサイトの一覧です。
ぜひ、上記のツールも活用しながら複数の仕入れ先をリサーチして、極力価格差のない仕入れをするようにしましょう。
ただ、後述するように一部転売禁止の店舗も含まれているので注意が必要です。
ブックオフオンライン
店舗せどりの手法で有名なブックオフ仕入れですが、オンラインショップからの仕入れも可能です。
本せどりなど、ネット上で様々な中古品を調べることができるので、ぜひ探してみてください。
オフモール(旧ハードオフネットモール)
ハードオフにもオンラインショップがあります。
ブックオフが、書籍やCD、DVDなどのせどりが中心になることに対して、ハードオフの場合はパソコン関連や楽器、オーディオ関連などが多くなります。
ジャンク品など、少し上級者向きですが利益率の高い商品をリサーチしたい場合は利用してみてもいいでしょう。
TSUTAYAオンライン
TSUTAYAオンラインせどりは、ポイント還元率が大きいキャンペーンの時期が、狙い目です。
例えば、以下のまとめ買いのキャンペーンであれば、10冊以上でポイント10倍になります。
TSUTAYAオンラインは、200円で1ポイントなので、割引率は5%ということになります(5%くらいでは、送料などで利益はほとんど出ませんが)。
TSUTAYAオンラインに限った話ではないですが、キャンペーンの時期はどうしてもライバルが増える傾向にあるので注意してください。
ゲオオンラインストア
TSUTAYAオンラインをチェックするなら、ゲオオンラインストアもチェックしてみるといいでしょう。
ゲオオンラインストアでは、定期的にセールを開催していますが、ライバルが集中しやすい点は注意してください。
セカンドストリートオンラインストア
セカンドストリートも、店舗せどりの王道の仕入れ先です。
古着のせどりは、外観の商品状態がとても重要になるので、電脳せどりでは状態が確認できない点は注意が必要です。
丸善商店
おもちゃやベビー用品の仕入れをしている方は、丸善商店もチェックしてみるといいでしょう。
おもちゃせどりの概要については、以下の記事をご覧ください。
駿河屋
駿河屋は実店舗が少ないので、近くに店舗がない場合は、オンラインショップをチェックしてみるといいでしょう。
ただ、駿河屋は楽天市場でもショップがあるため、楽天ポイントせどりをしている方は、楽天のショップもチェックするといいでしょう。
ポンパレモール
ポンパレモールも、電脳せどり仕入れではリサーチ対象の1つです。
アプリを使ったり、リクルートカードを利用したりすることで、お得に仕入れができます。
【電脳せどり仕入れ先④】卸仕入れサイト21選
卸仕入れサイトとは、小売店ではなく、メーカーから直接仕入れた商品を販売する卸・問屋に相当するサイトです。
理論上は小売店より安く仕入れができますが、実際には卸価格なのに全然安くない商品も多いので、リサーチはそれほど楽ではありません。
メーカーから直接仕入れているので、品質や保証の観点で信頼性が高い傾向にありますが、なかには訳あり商品を安く販売している卸仕入れサイトもあるので注意してください。
主な卸仕入れサイトは、次の通りです。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
代表的な転売禁止サイト25選
転売を目的とした購入を禁止にしている実店舗が多いのは有名な話ですが、オンラインショップでも転売禁止としている仕入れ先が多い点には注意してください。
先ほど、電脳せどりの仕入れ先として実店舗のオンラインショップを8店舗ほど紹介しましたが、
と思った方も多いでしょう。
しかし、8店舗しか紹介できなかったのは、利用規約などで転売目的の購入を禁止としている店舗がとても多かったためです。
主な転売禁止店舗は次の通りです。
- ヨドバシドットコム
- ヤマダウェブコム
- ビックカメラ.com
- コジマネット
- ノジマオンライン
- ジョーシンウェブショップ
- エディオンネットショップ
- ケーズデンキオンラインショップ
- ソフマップ・ドットコム
- どんぐり共和国(スタジオジブリ等)
- ディズニーストア
- シルバニアファミリー公式サイト
- ポケモンカードゲーム
- プレミアムバンダイ(ガンダム、仮面ライダー、ONE PIECE、セーラームーン等)
- アニメイト通販(鬼滅の刃、進撃の巨人、呪術廻戦等)
- サンエックスネットショップ(リラックマ、すみっコぐらし等)
- サンリオオンラインショップ(ハローキティ等)
- ドラえもん未来デパート
- タカラトミーモール(トミカ、プラレール、ベイブレード、リカちゃん人形等)
- トイザらス
- ハンズ(旧東急ハンズ)ネットストア
- アイリスオーヤマ公式通販サイト
- サンドラッグオンラインストア
- スギ薬局
- カメラのキタムラ
※ノジマ公式サイトより抜粋
家電量販店のオンラインショップに至っては、ほとんどが利用規約などで転売目的の仕入れを明確に禁止しています。
むしろ転売を容認している家電量販店を探す方が難しいくらいです。
家電量販店については、ヤマダ電機やヨドバシカメラなど店舗せどりも王道ですが、転売目的の仕入れを禁止している実店舗も多いです。
また、キャラクターグッズを多く取り扱うオンラインショップも、転売禁止のオンパレードでした。
トイザらスのようなおもちゃ屋のオンラインショップも利用規約で転売を禁止しているため、キャラクター関連グッズのせどりは全滅と考えていいでしょう。
個人的には容認したくないですが、たしかにモラルに反して高額転売したい方もいるでしょう。
しかし、上記の転売禁止店舗は「注文は1人1点まで」と規制していたり、抽選販売にしたりと何かと対策しています。
もし、転売を疑われるような行為(大量注文など)が発覚すれば注文を自動キャンセルされますし、場合によっては二度とオンラインショップを利用できなくなる可能性があります。
また、店舗側で再販したために値崩れを起こして、売れない不良在庫を大量に抱える爆死事例も増えています。
転売禁止の規約を破ってまで商品を仕入れることは、リスクしかないので絶対にやめましょう。
電脳せどり仕入れ時の5つの注意点
電脳せどりの仕入れをする際は、次のことに注意してください。
特にライバルが増え続けて現在飽和しており、定期的な仕入れが難しくリサーチを続けないといけない点は注意しましょう。
価格差のある人気商品ほどライバルが群がるから仕入れ困難で売れない
電脳せどりの仕入れ先は、価格差のある人気のある商品ほど、全国からライバルが集中する傾向にあります。
そのため、あっという間に仕入れができなくなることがありますし、何とか仕入れてamazonやメルカリで販売しても売れない可能性が高くなります。
そのため、値崩れが発生しやすく、結果的に赤字になることが多いので注意しましょう。
キャンペーンやセールで全国からライバルが集中して商品がますます売れない
電脳せどりの仕入れ先のほとんどは、キャンペーンやセールなどで、割引したりポイントを多く還元したりしています。
これは、店舗せどりでも王道の手法なのですが、セールの時期に商品を多く仕入れることで、より価格差が出やすくなります。
しかし、電脳せどりになると、セールやキャンペーンの時期は全国からライバルが集中して群がります。
そのため仕入れの競争が厳しく、販売しても値崩れが起きやすい点は十分注意してください。
定期的な仕入れが難しいのでリサーチし続けないといけない
と考えている人も多いと思いますが、電脳せどりでも基本的に1つの売れる商品を定期的に仕入れ続けることは不可能です。
- キャンペーンやセールが終われば同じ商品を仕入れても利益が出ない
- 販売しても価格競争が起きていずれ利益が出なくなる
- 同じ商品を仕入れようとしても在庫がない可能性がある
- 同じ商品を仕入れようとしても仕入れ値が上がっている可能性がある
いずれかが必ずと言っていいほど起きるので、常にリサーチをし続けないといけません。
EC STARs Labの松井さんは、過去にせどりで月利40万円稼いだことがありますが、1日のリサーチ時間は10時間を超えていました。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
中古せどりでは商品の状態を確認できない
電脳せどりの大きなデメリットは、中古せどりの場合は商品の状態を確認できない点です。
そのため、上記の仕入れ先のうち、メルカリ、ヤフオク、ブックオフオンライン、オフモール、セカンドストリートオンラインなどからの仕入れは十分注意しましょう。
仕入れてみたら、とても販売できる状態ではなかったということも少なくありません。
販路のアカウント停止・閉鎖リスクに注意する
電脳せどりで、商品の状態をよく確認せずにamazonやメルカリなどで販売してしまうと、お客様からのクレームやアカウント停止・閉鎖リスクが高くなります。
特に偽物や初期不良のある商品には気を付けましょう。
また、注意したいのが実店舗のオリジナルブランド商品です。
オリジナルブランド商品の場合は、許可を得ずにamazonやメルカリで販売すると、商標権/知的財産権を侵害に当たります。
とクレームが来た場合は、すぐに出品を取り下げてください。
もし応じなければ、amazonであれば真贋調査を経てアカウントが閉鎖されます。
電脳せどりのライバル増加・アカウントリスクから抜け出すならメーカー仕入れがおすすめ
電脳せどりの仕入れ先は転売禁止サイトが多く、しかもライバルが群がり、アカウントリスクも高いところがあります。
そのため、電脳せどりは、以前より稼ぐことが難しくなっており、特に長期安定的な収入を得たいならおすすめしません。
おすすめは、上記のようにメーカーから商品を直接仕入れてamazonに販売することです。
卸値が安くなるのはもちろんなのですが、メーカーが商品の生産を続けている限りは、安定的に商品を仕入れることが可能です。
しかも販売者を限定化して、ライバルが増えない対策もできるので、値崩れも起きにくくなります。
扱う商品はメーカー保証が効く新品なので、クレームやアカウント閉鎖リスクもほとんどありません。
実際に、電脳せどりからメーカー仕入れに移行して、アカウント閉鎖リスクに脅えることも、クレーム対応に追われることもなくなったと語る方は多いです。
品質の高い商品をリピート仕入れできるので、メーカーとの取引が資産となり、安定的に月利が積み上がります。
そのため、時間的、精神的に余裕を持ちながら月利を上げていくことが可能です。
月利を上げながら、時間的な余裕ができるという理想的な物販ビジネスと言えるでしょう。
せどりとメーカー仕入れの違いの詳細は、以下の記事をご覧ください。
最後に
以上、電脳せどりの仕入れ先と各々の特徴について解説しました。
店舗せどりに限らず、電脳せどりでも転売目的の購入を禁止しているオンラインショップが多い点は注意してください。
また、電脳せどりはライバルの増加やアカウントリスクが大きいので、小売店や卸サイトではなく、メーカーから直接仕入れることも検討しましょう。
なお、店舗せどりや中国、欧米輸入ビジネスを含めた、せどり全般の仕入れ先については以下の記事をご覧ください。
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