
私も、もっとせどりで稼ぎたくて、健康食品とか化粧品の仕入れを考えているところ
ヘルビせどりとは、もともとAmazonのカテゴリーにあった「ヘルス&ビューティー」の略称です。
今、Amazonでは「ドラッグストア」にカテゴリー名が変更されていますが、要はヘルビとは美容・健康関連商品のことです。
ヘルビせどりの主な仕入れ先はドラッグストアなどになりますが、薬機法や要期限管理商品に注意して仕入れる必要があります。
とは言っても難しい話ではなく、実際ヘルビはせどりの鉄板ジャンルの1つで、取り組んでいる人は少なくありません。
そこで、今回はヘルビせどりの基礎知識と、実際儲かるかどうかをお伝えします。
ヘルビせどりに興味のある方は最後までご覧ください。

目次
ヘルビせどりで最低限知っておきたい3つの基礎知識

冒頭でお伝えしたとおり、ヘルビとは、美容・健康関連商品です。
ヘルビせどりで最低限知っておきたい基礎知識をお伝えします。
ヘルビせどりで扱う主な売れ筋商品
ヘルビせどりで扱う主な商品は、次のような自分たちの生活に密着した消耗品が中心です。
- 健康食品:サプリメント、プロテイン、青汁など
- 基礎化粧品:化粧水、乳液、洗顔料、クレンジング、美容液、クリームなど
- メイクアップ化粧品:ファンデーション、アイブロー、マスカラ、アイシャドー、口紅、グロス、マニキュアなど
- 日用品:シャンプー、コンディショナー、洗剤、柔軟剤、入浴剤など
- その他美容・健康関連グッズ
ヘルビ商品は日常的に定期購入されるものが多く、回転率が高く安定した需要が見込めます。
商品のサイズが小さく、店舗せどりでも苦労せずに仕入れができて、保管スペースもそれほど取りません。
無理は禁物ですが、複数の商品をまとめて仕入れることができる点も踏まえると、せどり初心者には取り組みやすいジャンルです。
しかし、ヘルビ商品は次の点に要注意です。
【要期限管理商品】
- サプリメントやプロテインの賞味期限
- 化粧品の使用期限
【薬機法違反となる行為】
- 医薬品の無許可販売
- 輸入品の健康食品や化粧品販売
- 小分けにされた化粧品販売
- 製造番号を消された化粧品の販売
要期限管理商品は、Amazonやメルカリなど、プラットフォームごとにルールが取り決められています。
必ずルールを守って出品するようにしましょう。
Amazonの要期限管理商品の取り扱いについては、以下の記事をご覧ください。
また、安く仕入れることができる商品であっても、賞味期限/消費期限が近い商品は、在庫リスクが高くなるので避けた方がいいでしょう。
もう1つ、ヘルビ商品で気を付けたいのが薬機法です。
上記にあるような行為は、すべて薬機法違反に該当するため、逮捕事例もあるので注意してください。

薬機法違反に関する詳細は、以下の記事をご覧ください。
ヘルビせどりの主な仕入れ先
ヘルビせどりの主な仕入れ先は、次のとおりです。
上記のように、ドラッグストア以外でも、ドラッグコーナーのある店舗はすべて仕入れ対象です。
ただ、品揃えを考えるとドラッグストアや大型スーパーなどで仕入れるのがいいでしょう。
後述する転売禁止店舗に気を付けながら、仕入れをしてください。
ヘルビせどりの主な販路
ヘルビせどりの販路としては、Amazon、メルカリ、ラクマ、ヤフオクなどで、他のせどりとほとんど変わりません。
ただ、先ほどお伝えしたように、要期限管理商品のルールや、出品禁止商品(薬機法違反)については注意しましょう。
せどりの販路に関する詳細は、以下の記事をご覧ください。
ヘルビせどりが全然儲からない5つの理由

ヘルビせどりの基礎知識についてお伝えしましたが、結論からお伝えするとヘルビせどりで儲けることは難しいです。
実際、Amazon物販コミュニティのEC STARs Lab.のメンバーに聞いても、ヘルビせどりで儲けたという人はほとんどいません。
ヘルビせどりが儲からない理由を詳しく解説します。
せどりでは利益にならない商品が多い
ヘルビ商品は大量にまとめ買いができることが多く、せどりで薄利多売になってもある程度は許容できます(店舗によっては購入制限があります)。
しかし、薄利多売どころか、赤字になってしまう商品も少なくありません。
あくまで例ですが、ウェルシアで仕入れて、Amazonやメルカリで販売することを想定します。

上図の美容液ですが、ウェルシアでは3,500円で販売されています。

一方、メルカリでは新品未使用ながら3,000円で販売されており、送料・手数料を考慮するまでもなく赤字です。
もちろん、実店舗でリサーチすれば、利益が出る商品は見つかると思いますが、以前より価格差のある商品は減っています。
利益商品を見つけるまで、かなりの根気がいるのは間違いないでしょう。
ヘルビを扱う転売禁止店舗が増えている
規約で転売禁止としている店舗が増えてきていますが、ドラッグストアなどヘルビを扱う店舗も例外ではありません。
例えば、ドラッグストアだけ確認しても、マツキヨ、サンドラッグ、ココカラファイン、スギ薬局などが転売目的の仕入れを禁止しています。
第15条(個別契約の成立)
2.利用者は、次の各号に該当する注文の意思表示を行うことはできません。
(1)転売目的での注文の意思表示
(2)購入個数制限が設けられている商品についての次項第1号①から③までの態様による注文の意思表示
(3)この規約に違反する態様による注文の意思表示
※マツキヨココカラ利用規約より抜粋
また、ドラッグストアなどは、ヘルビ商品の「お一人様〇点」といった購入制限を設けている店舗が多く、大量のまとめ買いが難しくなっている傾向にあります。
私はせどり目的ではないですが、ドラッグストアで入浴剤を4~5点ほどまとめて購入しようとしたら、店員に「2点までしか買えません」と言われたことがあります。
ヘルビ商品は、薄利多売なことが多く、まとめ買いしないと大きな利益を出すのは難しいため、購入制限の措置はかなり手厳しいものがあります。
Amazonではメーカーから出品取り下げを要請されることが多い
ヘルビ商品をAmazonで出品しても、メーカーから出品取り下げを依頼されることがあります。
Amazonの場合、販売メーカーが独占販売していることがあるためです。
特に販売メーカー1社しか出品していないような商品は、仕入れを避けるかメルカリなどで出品しましょう。
もし、メーカーから出品取り下げを要請されたら、すぐに取り下げないといけません。
要請に応じないと、商標権/知的財産権の侵害により、真贋調査を経てAmazonアカウント閉鎖という重い処分を受けることになります。
Amazonアカウント閉鎖になれば、FBAにある在庫はすべて返送され、売上金は没収されることになるので注意が必要です。
以下の記事は、800万円もの売上金を没収された悲惨な体験談です。
ヘルビ商品で、知的財産権/商標権侵害に関するトラブルはよく聞くので、必ず注意してください。
なお、知的財産権/商標権侵害で真贋調査に至った場合は、以下の記事を参考にしてください。
参入障壁が低くてライバルが多い
日常的に使用するヘルビ商品は参入障壁が低く、せどり初心者でも取り組みやすいため、ライバルがかなり多いです。
相乗り出品であるAmazonを想像するとわかりやすいのですが、ライバルが多ければ、それだけ価格競争が起きやすくなります。
誰かが値下げをしたら、他の出品者も追随し、値崩れが起きてしまうことも珍しくありません。
そのため、在庫を抱えることになるか、赤字で売り切るしかなくなってしまいます。
ヘルビ商品はまとめ買いで利益を出すケースが多いですが、無理な仕入れは在庫リスクが大きくなるので注意が必要です。
まとめ買いで利益を得られることが多いヘルビせどりでは、かなり大きなデメリットです。
利益が安定しないので常にリサーチしなければいけない
ヘルビ商品は、定期的に購入する人が多いため、ストック型ビジネスのような安定した利益を期待している人も多いでしょう。
しかし、次の理由により、ヘルビせどりで安定した利益を得るのは簡単なことではありません。
- 常にドラッグストアなどで同じ商品を仕入れられるとは限らない。在庫の入れ替えが起きることがある
- 仕入れ価格が変動することがある
- 購入制限を設けている店舗が多い
- ライバルが増えて値崩れを起こしやすい
消費者から安定した需要があったとしても、仕入れと販売価格が安定しないため、1つの商品を長く売り続けることが難しいのです。
そのため、他のせどりと同様に、常にリサーチを繰り返さないと利益が安定しません。
ヘルビせどりよりAmazonメーカー仕入れの方がおすすめ

ヘルビせどりについては、定期購入する消費者が多いことから、安定した利益が得られると考えがちですが、そんなことはありません。
仕入れは安定しませんし、ライバルが増えて価格競争に陥りやすいからです。
安定した利益を求めるのではあれば、上図のように、メーカーから商品を直接仕入れるAmazonメーカー仕入れをおすすめします。
メーカーと直接取引すれば、商品の在庫が少なくなってきたら、メールや電話1本でリピート仕入れができます。
さらに、メーカーと交渉すれば出品者を限定化できるので、価格競争を抑えることもできます。
そのため、メーカー仕入れの場合は、1回利益商品が見つかるたびに、安定的に利益を積み上げることができます。
メーカー仕入れはヘルビ商品とも相性が良く、もともと消費者から定期的な需要があるので、安定した利益を得やすいです。
もちろん、他の商品カテゴリーでも同様に安定した利益を得られるようになります。
EC STARs Lab.の調査では、86.8%が月利10万円以上、56.6%が月利50万円以上、35.5%が月利100万円以上に達しています。
メーカー仕入れは、せどりとは全然違う物販ビジネスですが、興味のある方は以下の動画をご覧ください。
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最後に
以上、ヘルビせどりについてお伝えしました。
ヘルビせどりは、消費者の需要が高く、定期購入が前提となっているため回転が早い点がメリットです。
しかし、初心者向きの商材だけにライバルが群がりやすく、価格競争に陥りがちです。
また、最近は転売対策で、ヘルビ商品に購入制限を設けるドラッグストアなどが増えています。
そのため、ヘルビせどりで安定した利益を期待するのは難しいでしょう。
なお、ヘルビせどりの代表的な仕入れ先であるドラッグストアでのせどりについては、以下の記事をご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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