
写真撮って、サイズ測って、商品説明文書いて、出品したら値下げ交渉して、梱包・発送して・・・・・・ちょっと寝不足気味
フリマサイトの1つであるメルカリですが、スマホで気軽に販売できるのでせどり・転売で利用している人も多いでしょう(現在はメルカリShopsの開設が必要)。
しかし、実際にやってみると、商品ページを作ったり、消費者とやり取りしたり、梱包・発送したり・・・・・・

全然気軽にできない
と、メルカリでの物販ビジネスに疲れたという人も少なくありません。
それで利益率の高い商品が売れればいいのですが、決してそんなことはなく、労力の割に売れないと感じている人の方が多いのが現実です。
また、メルカリのせどらー・転売ヤーに対する風当たりは強くなってきています。
せどらー・転売ヤーの個人アカウントの利用が禁止され、またプライバシーポリシーの改定で不正なせどり・転売の取り締まりが厳しくなっています。
不用品販売ならメルカリでいいのですが、本格的に物販ビジネスに取り組むなら、メルカリではなく、別のプラットフォームを利用する方がおすすめです。

メルカリは疲れて当然|労力の割に売れず限界を感じるなら販路の見直しを


メルカリで物販始めたけど、もう限界。たいして売れないし、作業は大変だし
メルカリで労力の割に売れず疲れてしまうのは、ある意味で当然のことです。
フリマサイトであるメルカリは、あくまで不用品販売を前提としたプラットフォームであり、物販ビジネスで稼げる設計にはなっていないからです。
2021年に、事業者向けにメルカリShopsの提供が始まりましたが、本質的には大きく変わるものではありません。
つまり、メルカリで物販ビジネスをスケールするには、次のように構造的な限界があるということです。
もし、メルカリで「労力の割に売れない」「もっと稼ぎたいのに」と思っているなら販路を見直した方がいいでしょう。
商品1個に対して毎回工夫して商品ページを作らないと売れない
メルカリで商品を売るためには、商品1点ごとに膨大な作業が必要です。
- 写真撮影:商品が魅力的に見えるよう、明るさや角度を工夫して撮影しないと購買意欲が湧かない。
- サイズ計測: 消費者はサイズが気になるので、アパレルなど採寸が必須の商品が多い。間違うと返品の元となる。
- 商品説明文の作成: ブランド名、型番、購入時期、使用感(新品未使用など)、商品の状態(キズや汚れ)などを細かく記載する。説明不足では売れないし、返品の原因となる。
これだけやって、ようやく商品を1点出品できます。
しかも、上記の作業を適当に行うと、思うように売れませんし、返品・クレームの元になるので注意しなければいけません。
商品が売れたとしても、せいぜい利益は数百円~数千円です。
「スマホで気軽に販売」というイメージが強いメルカリですが、実態は全然気軽ではありません。
不用品を断捨離するだけならともかく、物販ビジネスとして継続するには限界があるでしょう。
メルカリだけでなく、ラクマやヤフオクでも同じことが言えますが、労力の割に利益が出ないので、心が折れる人は少なくありません。
注文がある都度発生する梱包・発送作業が面倒である
商品が売れた後も、出品者の作業は終わりではなく、注文ごとに梱包・発送をする必要があります。
梱包資材は自分で用意しなければいけませんし、荷物をコンビニや郵便局などに持ち込まないといけません。
注文後、なるべく早く発送しないといけないので、平日、本業でクタクタになって帰宅した後であっても、梱包・発送作業を行う必要があります。
たかだか数百円~数千円の利益のために発送作業に追われるので、「自分は何をやっているんだろう」と疲れてしまうのは当然のことです。
以前、「あとよろメルカリ便」という保管・梱包・発送の代行サービスがありましたが、現在は終了しています・・・・・・。
値下げ交渉など顧客とのやり取りに手を抜くと売れない
フリマサイトであるメルカリは、Amazonや楽天と違い、値下げ交渉の文化が根付いています。

もう少し安くならないですか?
という値下げ交渉は24時間お構いなしに届きます。
値下げ交渉に応じないことも可能ですが、それでは購入意欲のあった顧客でも、「じゃあいいや」と売れなくなってしまいます。
とはいえ、商品1個に対して値下げ交渉で消費者とやり取りするのも、地味に労力を消耗します。
ただ、現在はメルカリShopsでないと物販ビジネスができなくなっていますが、メルカリShopsであれば値下げ交渉なしでも売れやすくなっています。
クレーム・返品対応が容赦ない
メルカリでは、すべてのクレーム対応や返品処理を出品者自身が行わないといけません。

写真と色が違うぞ!

キズがあるけど、商品説明でそんなこと言ってなかったじゃないか!
丁寧に検品して、不具合があれば商品説明文に記載するのはもちろんですが、それでも消費者の勘違いを含めればクレームをゼロにすることは不可能です。
出品者都合かどうかにかかわらず、クレーム対応や返品処理を行わないといけないのは、精神的に疲れます。
返品詐欺やカスハラなど悪質な顧客に当たることがある
メルカリは、誰でも気軽に使えるアプリということもあり、昔から消費者の民度が低いと言われています(出品者もですが)。
例えば、次のような身勝手で、カスハラと思われるようなトラブルが起きることもあります。
- 9,800円で出品しているのに「3,000円なら買います」という極端な値下げ交渉
- 「やっぱりいらなくなりました」という自分都合によるキャンセル
- 「ふざけんなこの野郎」と理不尽に怒りまくるカスハラまがいのクレーム
- 商品説明文に記載していることを質問される etc・・・・・・
以前、商品が売れたと思ったら、「中身が違う」と言われて偽物とすり替えられて返品される、という返品詐欺の問題で大炎上したのもメルカリです。
消費者の質が低いというのは、理不尽な返品リスクもありますし、何と言っても出品者が疲弊してしまうでしょう。
なぜか悪い評価をつけられてしまった
メルカリにおいて、消費者からの評価は消費者の信頼につながる重要な指標で、売上にも大きく影響します。
悪い評価が付けられれば、価格優位性があっても消費者から敬遠されてしまいます。
しかし、どれだけ誠実に対応しても、購入者の機嫌や勘違いでなぜか悪い評価(残念だった)をつけられてしまうことがあります。
Amazonの場合は、理不尽な評価は削除を申請することができますが、メルカリでは、原則変更や削除ができません。
事務局では、お客さま間の評価が適切であるかの判断はできません。そのため、お問い合わせをいただいても、事務局による評価の変更や削除はできません。
※メルカリヘルプセンター「評価を変更してほしい・取り消したい」より抜粋
理不尽に悪い評価を付けられて、自分が出品した商品が売れなくなるなら、モチベーションを維持できるはずがありません。
【評価コメントに個人情報が含まれている】
内容を確認し、評価を削除いたします。「お問い合わせはこちら」からお問い合わせください。※メルカリヘルプセンター「評価を変更してほしい・取り消したい」
ただし、上記のように評価コメントに個人情報が含まれる場合は、メルカリ事務局に連絡すれば削除が可能です。
売れ行きを予測できず精神的に不安になる
メルカリは、Amazonのように過去の売れ行きや販売価格の推移を計測できるツールがありません。
商品検索や絞り込みなどで、大まかに商品の売れ行きや適正価格を予測するしかなくなります。
どれくらい売れるか予測を立てることが難しい商品を仕入れて販売するのは、在庫リスクが高くなってしまいます。
在庫リスクが高い状態で販売するのは、どうしても精神的に不安になります。
もともとメルカリは大量出品に向いているプラットフォームではないため、無理な仕入れは禁物です。
規約変更で匿名販売ができなくなった
2025年10月のメルカリの規約変更で、物販ビジネス(不用品販売以外)の個人アカウント利用が禁止され、メルカリShopsに移行せざるを得なくなりました。
⇒⇒⇒メルカリびより「メルカリ利用規約変更のお知らせ」
メルカリShopsの利用には、運営者情報は必須であるため、これまでのような匿名販売ができません。
今まで匿名販売ができるからこそメルカリを利用してきたという人には大打撃です。
そもそも、もともとせどり・転売を匿名で行うことは、古物営業法上グレーなので、メルカリの規約変更は妥当な措置と言えるでしょう。
また、メルカリの規約変更と、ほぼ同時期にプライバシーポリシーの規約も変更されています。
⇒⇒⇒メルカリびより「【重要】プライバシーポリシー改定予定のお知らせ」
簡単に言うと、プライバシーポリシーの改定により不正対策を強化するということです。
不正対策のなかには、転売目的の購入を禁止されている商品の出品なども含まれていると考えられます。
もちろん、偽物の販売や無在庫転売などの規約違反についても取り締まりを強化すると思われ、メルカリがいよいよ転売対策を強化してきたと考えていいでしょう。
メルカリは、今後せどりで商品が売れにくいプラットフォームになっていくと考えられます。
※プライバシーポリシー変更の記事
Amazon物販を始めたらメルカリ疲れをすべて解決してくれた!

メルカリの物販ビジネスは、労力の割には利益が残らないビジネスモデルなので、メルカリ疲れを起こす人が多いのも不思議ではありません。
不用品販売や、月利5万円程度稼ぎたいという人であればいいかもしれません。
しかし、月利30万円、50万円と独立起業できるほど稼ぐとなると作業量が膨大となり、心が折れてしまうでしょう。
独立起業できるほど稼ぎたいなら、メルカリを卒業してAmazonに切り替えることがおすすめです。
メルカリと違って、Amazonは物販ビジネスに向いている設計になっており、具体的には次のような違いがあります。
| メルカリ | Amazon | |
| 商品ページ作成 | 必要 | 不要(相乗り出品) |
| 梱包・発送 | 注文ごとに自分で対応 | Amazonが代行 |
| 顧客対応 | 自分で対応 | Amazonが代行 |
| 悪い評価 | 削除しづらい | 削除しやすい |
| 売れ行きの予測 | 困難 | 容易 |
なお、メルカリとAmazonの違いについては、以下の記事もご覧ください。
相乗り出品なので商品ページを作る必要がない
Amazonは1商品1ページルールというものがあり、1つの商品ページに複数の出品者が相乗りで出品する仕組みです。
そのため、自社商品を販売する場合や、メーカーと独占契約を結んでいるわけでなければ商品ページ作成の必要はありません。
つまり、メルカリで心が折れるほど大変な写真撮影、サイズ計測、商品説明文の作成といったものが、Amazonでは一切不要です。
メルカリで1つの商品ページ作成に30分、1時間とかかっていた人は、Amazonの出品作業がいかに簡単か実感するでしょう。
注文時の発送作業はAmazonが代行するから出品作業がとても楽である
Amazonには、FBA(Fulfillment by amazon)という、商品の保管、梱包、発送をすべて代行してくれる仕組みがあります。
出品者が、商品をAmazonの倉庫(FBA倉庫)にまとめて送っておけば、注文があればAmazonが勝手に発送してくれます。
しかも、翌日中には消費者の自宅に届けてくれます。
そのため、メルカリのように注文があったからといって慌てて梱包・発送作業をする必要はありません。
FBAについての詳細は、以下の記事をご覧ください。
顧客対応はすべてAmazonが代行してくれるからストレスがない
Amazon FBAを利用すると、クレームや返品・返金対応といった顧客対応もすべてAmazonが代行してくれます。
理不尽なクレームや言いがかりについても自分で対応しなければいけないメルカリに比べると、かなり精神的に楽になります。
梱包・発送、顧客対応をすべてAmazonで代行してくれることで、かなり時間が空くので、その時間をリサーチなどに充てて売上拡大を図るといいでしょう。
理不尽に付けられた悪い評価を削除申請できる
メルカリでは一度ついた理不尽な悪い評価を削除することは困難ですが、Amazonでは削除を申請することができます。
具体的には、次のような場合は悪い評価を削除できます。
- コメントの中に卑猥または冒とく的な言葉が含まれている
- コメントのなかに個人情報が含まれている
- 出品者に対するレビューなのに、商品に対するレビューが記載されている
- Amazon FBA側のミスで商品の到着が遅れたり、商品が壊れたりした
健全な運営をしていれば、90%程度の確率で悪い評価を削除できるので、Amazon物販実践者は積極的に削除依頼しています。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
ツールを使えば過去の売れ行きが確認できるから安心して仕入れができる
Amazonでは、過去の売れ行きや販売価格、出品者の数などの推移を把握できるツールがあります。
代表的なツールでは、Keepaやキーゾンがありますが、根拠を持って仕入れができるので、安心です。
例えば、「過去1ヶ月で40個売れていて、出品者は3人だから、40÷(3+1)=10個仕入れても1ヶ月で売り切ることができるかな」といったものです。
もちろん、未来の売れ行きは変わることがありますし、出品者の数も増減するから、無理な仕入れは禁物ですが大きな目安になります。
失敗しにくい物販ビジネスをしたいなら、Amazonがおすすめです。
最後に
メルカリで物販ビジネスに取り組んでいて、「労力の割に売れないから疲れた」という人は少なくありません。

全然気軽にできないじゃん
と思っている人は、かなり多いのではないでしょうか?
商品ページ作成、梱包・発送、顧客対応の負担をなくして物販ビジネスに集中したいならAmazonをおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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メルカリって気軽に商品が売れると思っていたけど結構やること多くて疲れる。そして思ったより売れない