
売上を伸ばすために何を準備すればいい?
Amazonプライムデーは、年に一度開催されるAmazon最大級のセールイベントで、出品者にとっても年間を通して売上アップを狙える絶好のチャンスです。
多くの購入者がAmazonを利用するこの機会に、売上を伸ばしたいと考える出品者がほとんどでしょう。
この記事では、Amazonプライムデーで売上が伸びる理由や、売上を最大化するための事前準備・セール期間中の対策・広告運用のポイントまで、出品者が押さえておきたい実践的な内容を分かりやすく解説します。
目次
Amazonプライムデーとは

Amazonプライムデーとは、2015年に創業20周年を記念して開催したのをきっかけに、毎年開催されているAmazon最大級のイベントです。
その名の通り「プライム会員向け」の大型セールで、10月に開催されているAmazon「プライム感謝祭」に並んで、毎年6月下旬~7月上旬頃に開催されます。
通常よりも高い割引率の商品が多数登場することから、毎年多くのユーザーが殺到する、出品者にとっては売上アップに絶好の一大イベントです。
年に1回7日間限定で高い割引率が魅力のプライム会員限定セール
Amazonプライムデーは、年に1回7日間だけの期間限定で開催されます。
以前は2日間48時間限定での実施でしたが、2025年からは先行セール3日間と本セール4日間を合わせた合計7日間と開催期間が延長されました。
このAmazonプライムデーでは、通常のセールよりも割引率が高い商品が多く出品されるのが最大の特徴です。
人気商品や日用品、食品、家電、ファッションなど幅広いカテゴリーの商品が特別価格で販売されるため、購入意欲の高いユーザーが集中します。
その結果、Amazon全体のアクセス数や注文数が大幅に増加し、多くの出品者にとって年間でもトップクラスの売上を期待できるイベントとなっています。
販売実績やレビューなどを参考に承認された商品だけが出品できる
Amazonプライムデーに掲載されるセール商品は、すべての商品が自由に参加できるわけではありません。
Amazonでは、販売実績やレビュー評価、在庫状況、価格競争力など複数の基準をもとに審査を行い、条件を満たした商品のみがセール対象として承認されます。
審査基準に関しては明確に開示されていませんが、以下の基準が反映されていることが予想されます。
そのため、プライムデーへの参加を目指す場合は、普段からレビュー獲得や商品ページの改善、適切な在庫管理を行っておくことが重要です。
Amazonプライム会員限定セール参加商品にはプライムデーセールの割引バッジが、販売価格の上に表示されます。
先行セール(3日間)と本セール(4日間)がある
前述したようにAmazonプライムデーは、「先行セール」と「本セール」の2つの期間に分けて実施されます。
先行セール(3日間)
本セール開始前に開催されるセールで、一部の商品が先行して割引価格で販売されます。
早めに買い物をしたいユーザーや人気商品の購入を狙うユーザーが集まり、出品者にとっては本セール前から売上を伸ばすチャンスとなります。
本セール(4日間)
プライムデー本番となる期間です。
対象商品数が大幅に増え、Amazon全体のアクセス数もピークを迎えます。広告の競争も激しくなりますが、その分売上を大きく伸ばせる可能性があります。
先行セールから本セールまでを一つの販促期間として考え、在庫や広告予算を計画的に管理することが成功のポイントです。
セール内容は「特撰タイムセール」と「数量限定タイムセール」の2つ
Amazonプライムデーでは、主に「特選タイムセール」と「数量限定タイムセール」の2種類のセールが実施されます。
特選タイムセール
Amazonが厳選した人気商品を対象としたセールです。
時間・数量に制限が無しで多くは期間中継続して掲載され、人気ブランドや話題の商品などが中心となります。
割引率も高く、この機会を狙った多くのユーザーから注目を集めるため、アクセス数や売上の増加が期待できます。
数量限定タイムセール
一定数量または一定時間のみ実施される期間限定セールです。
商品が完売した時点で終了となるため、「今すぐ購入しなければ売り切れてしまう」という心理が働きやすく、短時間で注文が集中する傾向があります。
タイムセールの詳しい内容については、下記の記事をご覧になってください。
このように、Amazonプライムデーは高い集客力と販売促進効果を兼ね備えたイベントです。出品者にとっては、商品ページの最適化や在庫確保、広告運用などの事前準備を行うことで、年間売上を大きく伸ばす絶好のチャンスとなるでしょう。
Amazonプライムデーで売上が伸ばせる3つの理由

Amazonプライムデーは、単に商品を安く販売するイベントではありません。
Amazon全体のアクセス数が飛躍的に増加し、商品ページへの露出が高まることで、通常時では得られない大きな販売チャンスが生まれます。
さらに、プライムデー期間中の販売実績は、その後の検索順位やレビュー数にも好影響を与える可能性があり、セール終了後も売上アップにつながるケースがあります。
ここでは、Amazonプライムデーで売上を伸ばしやすい3つの理由をご紹介します。
Amazon全体のアクセス数が急増するため売れるチャンス
Amazonプライムデー期間中は、多くのプライム会員が「この機会にまとめ買いをしよう」と考え、通常時と比較してサイト全体の訪問者数や商品閲覧数が大幅に増加します。
アクセス数が増えるということは、セール対象商品意外の商品も表示される機会も増えるため、普段出にくい商品が売れるケースも珍しくありません。
また、購入意欲の高いユーザーが多く訪れることから、通常時よりもコンバージョン率(購入率)が高くなる傾向があります。
広告運用や商品ページの最適化を事前に行っておくことで、売上を大きく伸ばせる可能性が高くなります。
検索順位も上がりセール後の売れ行きにも好影響
Amazonでは、販売実績や販売速度などが検索順位に影響を与える要素の一つとされています。
プライムデー期間中に販売数が大きく伸びると、検索結果での表示順位が改善される可能性があり、セール終了後も多くのユーザーに商品を見つけてもらいやすくなるということです。。
さらに、検索順位が上がることで自然検索からの流入が増え、広告に頼らない売上の獲得も期待できます。
つまり、プライムデーは一時的な売上アップだけでなく、その後の販売にも良い影響を与える重要なイベントと言えるでしょう。
レビュー増加や認知度向上も期待できる
プライムデーでは通常より多くの商品が販売されるため、新規購入者を獲得しやすくなります。
販売数が増えることでレビュー投稿の機会も増え、商品評価の向上につながる可能性があります。レビュー数や評価は購入を検討しているユーザーの判断材料となるため、信頼性の向上にも大きく貢献します。
また、多くのユーザーに商品を知ってもらえることでブランド認知度の向上も期待できます。一度購入したユーザーがリピーターとなったり、お気に入り登録やSNSで商品を紹介したりすることで、プライムデー終了後も継続的な売上につながるケースがあります。
このように、プライムデーは「その期間だけ売れるイベント」ではなく、売上アップに加え検索順位の改善やレビューの蓄積、ブランド認知度の向上など、中長期的な販売基盤を強化できる絶好の機会、ということです。
Amazonプライムデーへの参加方法

Amazonプライムデーに参加するには、一定の条件を満たしている必要があり、出品の可否はAmazonが決定します。
よって、参加可能な商品がある方のみ、Amazonプライムデーへの参加設定が行えます。
「プライムデー○次募集のご案内」のメール(1次~4次)が、5月上旬~6月下旬に届きます。
まずは出品している商品の中で、参加可能である商品があるか否かの確認をします。
- タイムセールの推奨商品のダッシュボードを開きます。
- 利用資格のある対象者の列に「Amazonプライム会員」がある商品を探します。
上記のダッシュボードで「Amazonプライム会員」と表記のある商品だけが、セール対象でありAmazonプライムデー期間中のタイムセールを作成できます。
参加可能な商品がある事を確認後、プライムデーのタイムセールを作成します。
- タイムセールに移動する
- 「新しいタイムセールを作成」をクリックする
- 「利用資格のある対象者」の列に「Amazonプライム会員」がある商品を選択する
- Amazonプライム会員対象者オプションを選択する
- 希望のタイムセール期間またはイベントを選択する
- 「次のステップに進む」をクリックする
- タイムセール価格を設定する
- 「タイムセールを送信する」をクリックする
上記の手順で送信して、Amazonから審査が通ればエントリーできます。
Amazonプライム会員限定タイムセールへの参加には手数料が必要です。
・前払い手数料:タイムセール1件あたり600円/タイムセール
・変動手数料:売上の1.0%(プライムデーは上限下限20,000円)/タイムセール
Amazonプライムデーですべき対策

Amazonプライムデーで成果を上げるためには、セール期間中だけ頑張ればよいというわけではありません。
売上を大きく伸ばしている出品者ほど、数週間前から計画的に準備を進め、セール期間中は状況に応じて柔軟に運用し、終了後には販売データを分析して次回の施策へ活かしています。
ここでは、「セール前」「セール期間中」「セール終了後」の3つのタイミングに分けて、実施すべき対策を解説します。
Amazonプライムデー前に準備すべき対策
プライムデーで成功するかどうかは、セールが始まる前の準備でほぼ決まると言っても過言ではありません。十分な準備を行うことで、販売機会の損失を防ぎ、売上を最大化できます。
在庫を十分に確保する
セール期間中は通常時の数倍の注文が入ることも珍しくありません。在庫不足になると販売機会を逃すだけでなく、検索順位や販売実績にも悪影響を与える可能性があります。
販売予測を立て、余裕を持った在庫をFBAへ納品しておきましょう。
商品ページを最適化する
アクセスが増えても商品ページの内容が不十分では購入にはつながりません。
事前に以下の項目を見直しておきましょう。
- 商品タイトル
- メイン画像・サブ画像
- 商品説明
- 箇条書き(商品特徴)
- A+コンテンツ
- 検索キーワード
特に画像の品質や商品の魅力が伝わる説明文は、コンバージョン率に大きく影響します。
Amazon商品ページの詳しい内容については、下記の記事をご覧になってください。
レビューを増やして信頼性を高める
レビュー数や評価は購入判断に直結します。
- レビューリクエスト:セラーセントラルのメニュー「注文」→「注文管理」→「注文番号」→「レビューをリクエスト」をクリック
- サンクスメール:セラーセントラルのメニュー「注文」→「注文管理」→「購入者氏名」→サンクスメールよりレビューをリクエストする
- Amazon Vine:Amazon Registryに登録し、Amazon Vine(有料)を利用する
プライムデー前までにレビューを増やしておくことで、競合商品との差別化につながります。レビュー評価が高い商品ほど、セール期間中の成約率も高くなる傾向があります。
セール価格やクーポンを準備する
割引率だけでなく、クーポンやポイント還元を組み合わせることで、より高い訴求効果が期待できます。
但し、クーポンの利用は利用資格を満たすことが必要です。
・大口出品者アカウントであること
・出品者の評価が3.5以上、または評価なしのいずれかであること
・出品商品は新品であること
・商品レビューはレビュー数1~4→2.5以上、レビュー数5以上→3以上であること
・割引が過去価格または参考価格よりも5%以上低くすること
利益率とのバランスを考慮しながら、魅力的な価格設定を行いましょう。
ポイントDEALへのエントリーを検討する
タイムセールへの参加が難しい商品であっても、ポイントDEALの対象となる場合があります。
ポイントDEALは値引きではなくポイント還元によって商品の魅力を高められる販促施策です。
エントリー商品にはポイントDEALの目立つバッジが付与され、利益率を維持しながら購入を後押しできるため、売上アップを狙える可能性があります。
プライムデー前には、セラーセントラルや募集メールでポイントDEALの募集状況や参加条件を確認し、対象となる商品は積極的にエントリーしましょう。
ポイントDEALの詳しい内容については下記の記事をご覧になってください。
Amazonプライムデーの期間中に行うべき対策
プライムデーが始まった後も、状況を確認しながら運用を調整することが重要です。
リアルタイムでデータを確認し、必要に応じて改善を行うことで、売上をさらに伸ばすことができます。
広告の成果をこまめに確認する
アクセス数やクリック率、広告費などを定期的に確認しましょう。
成果の高い広告には予算を追加し、成果が低い広告は入札額やキーワードを見直すなど、柔軟な運用が重要です。
在庫状況を確認する
想定以上に売れる商品は在庫切れになる可能性があります。
在庫数を随時チェックし、販売停止にならないよう注意しましょう。
売れ筋商品の動向を分析する
どの商品がよく売れているのか、どのキーワードから流入しているのかを確認することで、今後の広告運用や販売戦略にも活かせます。
Amazonプライムデー終了後にすべき対策
プライムデー終了後の振り返りも、次回以降の売上アップには欠かせません。
販売データを分析し、成功要因や改善点を整理することで、次回の大型セールに向けた貴重なノウハウを蓄積できます。
売上データを分析する
まずは、以下の指標を確認しましょう。
上記の数値を分析することで、改善すべきポイントが明確になります。
検索順位やレビュー数の変化を確認する
Amazonプライムデー後は、検索順位やレビュー数がどのように変化したかも確認しましょう。
販売数が伸びた商品は、その後も検索順位が維持されやすくなる可能性があります。
また、新たに獲得したレビューは販売促進や商品改善への貴重なご意見として活用しましょう。
次回のセールへ向けた改善点を整理する
「在庫が不足した」「広告予算が足りなかった」「もっと早く準備すべきだった」など、今回の課題を整理しておくことで、次回はより高い成果を目指せます。
Amazonプライムデーで活用したい広告運用対策
Amazonプライムデー期間中は、多くの出品者が広告を強化するため、通常時とは異なる広告戦略が求められます。
適切な広告運用を行うことで、商品の露出を増やし、アクセス数や売上を大きく伸ばすことが可能です。
特に、スポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告などを効果的に活用することで、競合商品との差別化にもつながります。
売上を最大化するための広告運用の詳細については、下記の記事をご覧になってください。
まとめ|Amazonプライムデーは前後の準備や対応が非常に重要

まとめとして、Amazonプライムデーを有効活用するには、セール前の準備から期間中の運用、そして終了後の分析まで、一連の流れを計画的に実施することが重要ということです。
Amazonプライムデーの活用は、出品者にとっては年間でもトップクラスの売上を狙える絶好のチャンスとなり、メリットが大きいことは間違いありません。
しかし、その恩恵を受けるには一定のハードルがあり、参加に向けての努力が不可欠です。
例えエントリーできても、ただ参加するだけでは思うような成果は得られません。
主に重要なポイントをまとめてみると...
といった、イベント期間前後の対応が非常に重要ということです。
Amazonプライムデーは、一時的な売上アップだけでなく、検索順位の向上やレビューの増加、新規顧客の獲得など、その後の販売にも大きな好影響をもたらすイベントです。
そのため、「セール期間だけ頑張る」のではなく、事前準備からアフターフォローまでを一つの販売戦略として取り組むことが成功への近道と言えるでしょう。
最後に
ここまで、Amazonプライムデーでの売上アップへの活用についてお伝えしました。
Amazonプライムデーへの参加は、思い立って直ぐに実現するのは難しいかもしれませんが、参加に向けての努力は直ぐに始められます。
参加の可否に関係なく、今年のAmazonプライムデーを最大限に活用し、売上アップはもちろん、その後も継続的に売れる商品づくりやブランド力の向上につなげてください。
しっかりと準備を整え、年間最大の販売チャンスをぜひ成果へと結び付けましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
































プライムデーでは実際にどれくらい売上が伸びるの?