2026年8月のAmazon Seller Newsでは、年末商戦に向けた重要な情報が数多く発表されました。
特に注目したいのが、ブラックフライデーのタイムセール申請に関する早期割引、おすすめ出品にならない理由をAIで分析できるセラーアシスタントの新機能、ブランドの出品権限をアカウントIDで管理できる新しい仕組みなどです。
また、プライム感謝祭や11月のAmazonスマイルセールに向けた準備情報も公開されており、これから年末にかけて販売を伸ばすためには、今の段階から在庫・価格・販促施策を計画しておくことが重要です。
さらに、Transparencyラベリングやアカウント健全性アシュアランス、フレキシブルカスタマーファイナンスなど、特定の出品者にとって重要な情報も含まれています。
今回は2026年8月に配信されたニュースについて、重要度が高い順にまとめて解説していますので、ぜひご覧になってください ^ ^
ニュースとイベント・Webセミナー一覧

2026年8月に配信されたニュースを、確認しやすいように一覧表にまとめました。
注目すべきニュースは で表示しています。
2026年8月のAmazon Sellerニュース・イベント一覧表
| 日付 | 内容 | 重要度 |
| 8/5 | おすすめ出品にならない理由をAIで分析可能に | ★★★★★ |
| 8/6 | アカウントIDを使用して出品権限を管理可能に | ★★★★☆ |
| 8/10 | ブラックフライデーのタイムセール早期申請で1件500円割引 | ★★★★★ |
| 8/12 | Transparencyラベリングコース公開 | ★★★☆☆ |
| 8/17 | フレキシブルカスタマーファイナンスの新プラン確認 | ★★★★☆ |
| 8/25 | アカウント健全性アシュアランス向けセラーチャレンジ公開 | ★★★★☆ |
| 8/27 | Amazon第6回スマイルセール開催予定 | ★★★★☆ |
| 8/27 | 2026年プライム感謝祭に備える | ★★★★★ |
今月の重要ポイント

まずは、重要な内容だけを把握しましょう。
重要ニュース①|セラーアシスタントで「おすすめ出品にならない理由」を分析できるように
概要
AmazonのAIを活用した「セラーアシスタント」に、出品中の商品がおすすめ出品(カート)に選ばれていない理由を分析する機能が追加されました。
これまでは、おすすめ出品にならない場合、価格や在庫、配送条件などを一つずつ確認しながら原因を探す必要がありました。
今回の機能では、セラーアシスタントがASINに関する情報を分析し、問題の原因や改善方法を確認できるようになりました。
さらに、一度の会話で最大10個のASINを確認できるため、複数商品の傾向をまとめて分析することも可能です。
出品者への影響
良い影響としては、おすすめ出品にならない複数ASINの原因が短時間で把握できることです。
さらに、該当の複数ASINを改善優先順位に整理でき、価格・在庫・アカウント健全性などの見落としやすい問題の確認もできるなど、作業の効率化が可能になります。
今までは、保有するデータを自身で検索・分析するしかありませんでしたが、原因追求の糸口になり一助になることは間違いありません。
対応策
おすすめ出品になっていない商品がある場合は、とりあえずセラーアシスタントに原因を質問してみましょう。
特に、複数の商品でおすすめ出品を獲得できていない場合は、10個程度のASINをまとめて確認すれば、解決への作業効率もアップします。
Amazonは8月10日からおすすめ出品の「利用資格」要件自体を廃止しており、現在は価格・配送スピード・パフォーマンスなどを含めた評価が極めて重要ということです。
今回のセラーアシスタント機能は、その改善をサポートするものとしてとても有効です。
Amazonセラーアシスタントの詳しい内容については、下記の記事をご覧になってください。
重要ニュース②|9月30日までの申請でブラックフライデーのタイムセールが1件500円割引
概要
2026年のブラックフライデーに向けたプロモーションガイドが公開され、タイムセールの申請が開始されています。
さらに、2026年9月30日までに対象となるタイムセールの申請とスケジュール設定を完了すると、1件につき500円の早期申請割引が適用されます。
ブラックフライデーはAmazonの年間最大級の販売イベントの一つです。
そのため、セールに参加する予定の出品者は、直前まで待つのではなく、早めに対象商品を選定しておくことが重要です。
出品者への影響
タイムセールの早期申請で1件につき500円削減できるだけでなく、早めにセール商品を決定することで在庫や広告の準備を進めやすく、ブラックフライデーに向けた販売計画を余裕を持って行えるメリットがあります。
その為には、セール対象商品の早期決定、値引きによる利益率低下の想定、申請後の在庫・価格管理の計画なども必要です。
対応策
ブラックフライデーへの参加を検討している場合は、まず過去の販売実績から対象商品を絞り込みましょう。
9月30日までの早期申請割引を利用できる出品者は、単に500円を節約するだけでなく、ブラックフライデーの販売戦略を早期に固める機会として活用することをおすすめします。
Amazonブラックフライデーの詳しい内容については、下記の記事をご覧になってください。
重要ニュース③|アカウントIDによる出品権限管理ができるように
概要
2026年7月29日以降、AmazonではアカウントIDを使用して出品権限を管理できる新しい仕組みが導入されました。
こちらはブランド登録管理者に関係するニュースで、ブランド出品権限の簡略化を目的とした改善です。
| 従来の出品権限管理 | 改善後の出品権限管理(7/29~) |
| 出品者トークン (マーケットプレイスごとに管理が必要) | アカウントID (世界共通のアカウント識別子なので一括管理可能) |
複数のブランドや販売アカウントを運営している場合、誰がどの商品・ブランドを扱えるのかを適切に管理することは、アカウントの安全性を維持するうえで重要です。
今回の変更によって、出品権限をより明確に管理しやすくなり、複数人・複数アカウントでAmazonを運営している事業者にとって、管理面での利便性向上が期待できます。
出品者への影響
出品権限をアカウント単位で明確に管理し、不要な権限付与のリスクを減らしてアカウントの安全性を高められます。
しかし、逆に既存のユーザーや権限設定を見直し適切に管理しないと、必要なユーザーが業務を行えなくなる可能性もあります。
対応策
複数の担当者や外部スタッフ、Amazon運営代行会社などとセラーセントラルを共有している場合は、今回の変更を機に「誰に、どの権限を与えているのか」を一度整理しておきましょう。
「必要な人に必要な権限だけを付与する」という考え方で管理することで、業務効率とセキュリティの両方を高めることができます。
Amazon出品権限の詳しい内容についてはAmazonセラーセントラル ユーザー権限の設定と編集で確認してください。
重要ニュース④|プライム感謝祭・年末商戦に向けた準備
概要
Amazonは、2026年のプライム感謝祭に向けて、出品者へ早めの準備を呼びかけています。
プライム感謝祭は、プライム会員を対象とした大型セールイベントです。ブラックフライデーに向けた年末商戦の入口としても重要なイベントとなるため、参加を検討している出品者は、今の段階から準備を進めておくことが重要です。
Amazonのプロモーションでは、セール価格だけでなく、過去30日間の最低価格などの条件が関係するため、直前に価格を変更すると希望するプロモーションに参加できない可能性もあるため注意が必要です。
出品者への影響
大型イベントによるアクセス増加や新規顧客の獲得、ブラックフライデー前の販売実績向上が期待できます。
しかし、セールによる利益率の低下や在庫切れを防ぐため、価格・在庫を事前に管理しておく必要があります。
対応策
プライム感謝祭に向けて、まずは「どの商品をセール対象にするのか」を決めておきましょう。
商品選定 → 利益計算 → 在庫確保 → セール申請 → 広告設定 → 商品ページ改善
という順番で早めに準備を進めると、直前になって慌てることを防げます。
また、プライム感謝祭だけでなく、その後のブラックフライデーまで見据えて、在庫をどのイベントにどれだけ配分するのかを考えておくことも重要です。
Amazonプライム感謝祭の詳しい内容については、下記の記事をご覧になってください。
その他のニュース

特別な対応は必要ないけれど、知っておくと便利なその他のニュースについてはこちらです。
Transparencyラベリングコースで商品を保護
Amazonの「Transparency」は、商品に固有のコードを付与することで、偽造品からブランドや商品を保護する仕組みです。
今回このTransparencyについて学べるラベリングコースが案内されました。
ブランド商品を販売している出品者にとって、模倣品対策やブランド保護について理解を深める機会になります。
特に、自社ブランドの商品をAmazonで販売している場合は、知的財産権の保護策の一つとして確認しておくとよいでしょう。
Amazon Transparencyの詳しい内容については、下記の記事をご覧になってください。
フレキシブルカスタマーファイナンスのオプションを確認
Amazonでは、フレキシブルカスタマーファイナンスに関する変更が案内され、対象となる出品者に対して10月16日までの確認が求められています。
フレキシブルカスタマーファイナンスとは、購入者が既存の年利0%オプションに加えて、年利0%の分割払いでも対象商品を購入できるプログラムです。
購入時に分割払いオプションをお客様に提供できるため、高額商品のコンバージョン率と平均注文額の向上といった、売上拡大に有効なサービスです。
今回、以下の通り新しい分割プランオプション登場と内容の変更、手数料の引き下げが10/6から実施されるため、確認が必要です。
| プラン名 | 旧対象と手数料金率 | 新対象と手数料金率 |
| 短期プラン | 5,6,10,12か月対象で3.3% | 5,6か月のみ対象で1.4% |
| (新)中期プラン | 無し | 10,12か月対象で4.5% |
| 長期プラン | 15,18,20,24か月各規定の料金率 | 15,18,20,24か月統合され10.3% |
資金繰りや販売計画にも関係する可能性があるため、対象者は期限までに内容を確認しておきましょう。
アカウント健全性アシュアランス向けセラーチャレンジ公開
Amazonは、アカウント健全性アシュアランスに関する「セラーチャレンジ」を公開しました。
Amazonアカウント健全性アシュアランスとは、アカウントに関する問題発生時に、アカウントは停止されずにアカウント健全性スペシャリストと協力して問題解決できる、特典プログラムのこと。
さらに、セラーチャレンジとは、対象セラーが問題解決に向けて対応や申請を複数回行っても解決できなかった場合に、追加の審査を申請できる仕組みのことです。
アカウント健全性アシュアランスは、一定の条件をクリアした販売事業者だけが自動的に登録されるサービスなので、まず登録されているかの確認が必要です。
Amazonアカウント健全性アシュアランスの詳しい内容については、下記の記事をご覧になってください。
Amazon第6回スマイルセールのご案内
Amazon第6回スマイルセールが、2026年11月4日~12日に開催の案内です。
今回のスマイルセールの詳細が確認できるガイドラインが公開されています。
外部向けのプロモーションを実施する事業者にも、情報発信に関するガイドラインが公開されているので確認しておきましょう。
プライム感謝祭やブラックフライデーだけでなく、スマイルセールも含めて販売計画を組むことで、秋冬の売上を継続的に伸ばすチャンスになります。
Amazonスマイルセールで開催されるタイムセールの詳しい内容については、下記の記事をご覧になってください。
一方で、短期間に複数のセールが続くため、値引きしすぎによる利益率低下や在庫不足には充分注意しましょう。
今月やるべきこと(チェックリスト)

8月は、プライム感謝祭・ブラックフライデーなど年末商戦の準備を始める時期です。
同時に、おすすめ出品やアカウント権限、アカウント健全性など、日常の運営環境も確認しておきましょう。
あなたが該当している可能性が高いニュースから、順番にチェックし対応していきましょう。
【必須対応】該当していれば早めに対応が必要なニュース
| チェック | 対応項目 | 対応内容 |
|---|---|---|
| □ | ブラックフライデーのタイムセール | 9月30日までの早期申請による1件500円割引を確認 |
| □ | プライム感謝祭 | セール対象商品・価格・在庫・広告を早めに準備 |
| □ | おすすめ出品 | カートを獲得できていない主要商品について原因を確認 |
| □ | 出品権限 | アカウントIDによる権限管理を確認 |
| □ | ファイナンス | 対象者は10月16日までにフレキシブルカスタマーファイナンスの内容を確認 |
| □ | アカウント健全性 | セラーチャレンジなどを活用し、ポリシー違反がないか確認 |
特に優先したいのが「ブラックフライデー」と「プライム感謝祭」です。
大型セールは直前になってから準備するのではなく、対象商品の選定・利益計算・在庫確保まで早めに進めておくことで、余裕を持って本番を迎えられます。
【推奨対応】有益な情報なので対応を推奨するニュース
| チェック | 対応項目 | 対応内容 |
|---|---|---|
| □ | セラーアシスタント | おすすめ出品にならない商品の原因分析に活用 |
| □ | Transparency | ブランド商品を扱っている場合は、模倣品対策を確認 |
| □ | スマイルセール | 11月4日~12日の販売計画を検討 |
| □ | 在庫計画 | プライム感謝祭~ブラックフライデーまでの在庫を計画 |
| □ | 広告 | セール対象商品の広告予算・キーワードを見直す |
| □ | 商品ページ | 画像・商品名・A+コンテンツなどを改善 |
| □ | 利益計算 | セール価格・手数料・広告費を含めた利益を事前確認 |
まとめ
今月のテーマは…
先月に続いて「AIのサポート活用提案と年末商戦に向けた早期準備」でした。
2026年8月のAmazon Seller Newsでは、おすすめ出品、出品権限、アカウント健全性などの日常的な運営に関するアップデートに加えて、プライム感謝祭やブラックフライデーなど、年末商戦に向けた重要な情報が発表されました。
プライム感謝祭、スマイルセール、ブラックフライデーと、これから大型イベントが続きます。
どの商品を売るのか、いくらで販売するのか、どれだけ在庫を用意するのかを事前に決めておけば、セール期間中の売上だけでなく、イベント後の販売にもつなげやすくなります。
また、AmazonではAIを活用したセラーアシスタントなど、出品者の業務をサポートする機能も増えています。
「Amazonから届いたニュースを確認する」だけで終わらせず、自分の店舗に関係する情報を選び、実際の販売戦略や業務改善に活用する。
これが、今後のAmazon運営においてますます重要になっていくでしょう。

9月のニュースレターも、10月にまとめてお伝えしますのでお楽しみに!
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