あまり知られていないのですが、Amazonコンディションガイドラインでは、せどりや転売ビジネスに対する厳しい規制があります。
Amazonのせどり・転売を教えているコンサルタントでも、知らなかったり、わざと教えなかったりしている人は多いでしょう。
何と言っても、Amazonせどり・転売を教えている人であれば、言いたくない内容だと思うので……。
しかし、Amazonでせどり・転売を行うのであれば、Amazonコンディションガイドラインは必ず理解しなければいけません。
規約違反であれば、最悪Amazonアカウント閉鎖です。
知らなかったでは済まないので、今回はAmazonコンディションガイドラインについて詳しく解説します。

目次
Amazonコンディションガイドラインとは?

Amazonコンディションガイドラインとは、出品者が商品の状態を正しく消費者に伝えるための統一された出品規約です。
Amazonに出品する各商品に正しいコンディションを割り当てることは、顧客満足度を高める第一歩といえます。コンディションを指定する前に、商品を注意深く評価することが大切です。
※Amazonコンディションガイドラインより抜粋
具体的には、商品を自己判断ではなく、Amazonコンディションガイドラインに合わせて分類して出品しなければいけません。
| 新品 | 未使用・未開封はもちろん、メーカー保証のある正規品である必要がある |
| 中古 | メーカー保証が付いていない商品はすべて中古品扱いで、使用状態に合わせて「ほぼ新品」「非常に良い」「良い」「可」に分けられる |
| 出品不可 | 機能面や外観、付属品に欠陥が見られ、修理やメンテナンスをしないと使用できない商品。賞味期限切れなども含まれる |
| コレクター商品 | サイン入り、絶版などの付加価値がある商品 |
| 再生品 | 微細な使用感は残るが、メーカーや専門業者が修理・メンテナンスを行い、正常に動作するよう再整備された商品で、「Amazon整備済み品」と言われる |
上記の基準に従わずに商品を出品した場合は、出品削除になるか、最悪Amazonアカウント閉鎖に至るので注意しなければいけません。
特にせどり・転売に取り組んでいる人は、後述するようにAmazonコンディションガイドラインにおける新品と中古の定義を理解しておく必要があります。
Amazonコンディションガイドラインではせどり・転売の新品出品がNG

Amazon物販コミュニティのEC STARs Lab.では、Amazonコンディションガイドラインの以下の内容について注意喚起しています。
2017年9月12日の改定で追加された内容ですが、今でもせどり・転売に取り組んでいる人で知らない人は多いです。
「新品」として出品できない商品
以下の商品は、Amazonで「新品」として出品することはできません。
- 個人(個人事業主を除く)から仕入れた商品。
- メーカー保証がある場合、購入者がメーカーの正規販売代理店から販売された商品と同等の保証(保証期間など)を得られない商品(例えば、メーカー保証がある場合に、すでにメーカーが定める保証期間が始まっている、または保証期限が切れている商品など)。
- プロモーション品、プライズ品、おまけに関しては、出品自体は許可されていますが、「新品」としては出品できません。出品する場合は、コンディションガイドラインに沿って中古品として該当するコンディションで出品してください。
- Amazon.co.jp限定商品としてAmazonによって販売されている商品(Amazonが特別に承認している場合を除く)。
上記のコンディションガイドラインの内容から、せどり・転売では新品出品が基本的にNGとなるので注意が必要です。
いくら未使用・未開封、外箱も傷や汚れがないといっても、せどり・転売では中古品として出品しなければいけません。
繰り返しますが、違反した場合はAmazonアカウント閉鎖の恐れがあります。
個人から仕入れた商品は「新品出品NG」
上記のAmazonコンディションガイドラインで、1つ目に記載されているのが「個人から仕入れた商品は新品として出品できない」というものです。
例えば、オークションサイトであるヤフオクや、フリマアプリであるメルカリやラクマから商品を仕入れた時に、その出品者が「個人」であった場合にあてはまります。
また、フリマサイトから仕入れている時点で、一度消費者に渡った商品ということになるので、新品出品はあり得ません。
古物営業法上においても「古物(中古品)」に該当するので、古物商許可証を取得しておく必要があります。
メーカー保証がきちんと受けられない商品は「新品出品NG」の規制
Amazonコンディションガイドラインの2つ目は、メーカー保証が受けられない商品は「新品出品NG」ということです。
例えば、家電にはメーカー保証がついています。
もし故障した場合、保証期間内であればメーカーが保証対応で交換や修理をしてくれます。
保証期間は、メーカーによって違いはありますが、基本的に購入した時点で開始となります。
家電量販店からせどり・転売目的で仕入れをした時点で保証は開始され、Amazonで商品が売れた場合は、保証期間が短くなります。

つまり、コンディションガイドライン記載の「メーカー保証がある場合に、すでにメーカーが定める保証期間が始まっている、または保証期限が切れている商品」に該当するため、新品として出品できません。

ということは、中古せどりだけでなく、新品せどりでも新品出品できないということ?
新品せどりでも、Amazonでは中古品として出品しないといけないので注意してください。
新品として出品できるのは、後述するように小売店からではなくメーカー直取引か、卸問屋経由に限られます。
販売促進を目的とした商品も「新品出品NG」の規制
コンディションガイドラインの3つ目は、販売促進を目的とされたプロモーション品なども新品出品NGとなる点です。
プロモーション品とは、販売促進のために作られた商品のことで、本来はおまけとして無料で配ることが多いです。
つまり、おまけでもらった商品は、新品として転売できません。
プライズ品(クレーンゲームで当たった景品など)も、新品で出品することができないので注意してください。
【結論】Amazonでせどり・転売は実質的にNGである

上記のことから、せどり・転売で仕入れた商品は、コンディションガイドライン上すべて中古品で出品しないといけません。
2017年以前は、メルカリや家電量販店などから新品未開封品を仕入れて、Amazonで新品として転売することが普通に行われていました。
その名残もあるためか、未だにせどり・転売目的で仕入れた商品をAmazonで新品出品してしまう人がいます。
ただ、明らかな規約違反になるので、Amazonのアカウント停止・閉鎖になるリスクを負うことは間違いありません。

中古で売ったら、新品より価格を下げないと売れないじゃないか。それじゃ利益が全然出ないよ……
ということになるので、実質的にAmazonでせどり・転売はNGと考えていいでしょう。
Amazonコンディションガイドラインの影響を受けないメーカー仕入れがおすすめ


Amazonコンディションガイドラインの影響を受けない物販ビジネスには何があるだろう?
と考えた人も多いと思います。
ここでもう一度、上記のAmazonコンディションガイドラインの内容を思い出してください。
- 個人から仕入れた商品は、新品として出品できない。
- メーカー保証がきちんとついていなければ新品として出品できない。
逆に言えば、次のようなことが言えます。
- 企業から仕入れた商品であれば、新品として出品できる
- メーカー保証がつく正規ルートであれば新品として出品できる
Amazonで新品商品を販売したい場合は、上記の条件を満たす必要があります。

つまり、上図のように、メーカーから直接仕入れることができれば、Amazonで新品として販売できることになります。
今後、Amazonコンディションガイドライン違反の取り締まりが強化されたとしても、メーカー仕入れであれば何も問題ありません。
メーカー保証のついた新品なので、せどりや転売でありがちな偽物や不良品を販売してしまうリスクはほぼなくなります。
そのため、顧客からのクレームや返品返金対応が劇的に減りますし、Amazonアカウント閉鎖リスクもほとんどありません。
EC STARs Lab.の松井さんも、次のように言っています。

せどりでは月に数件はクレームがありましたが、メーカー仕入れを始めてからは、年に1~2件程度です
その他にも、せどりに比べて、Amazonメーカー仕入れは次のようなメリットがあります。
- メーカーが生産を続ける限り商品をリピート仕入れできる
- 販売者を限定化すれば価格競争を抑えることができる
- リサーチを止めても、取引数に応じて利益が安定的に積み上がる
- 年々強くなっている転売規制とは無縁である
- 正々堂々と取り組むことができる
- 個人でもメーカーと取引することができる
せどり・転売だけでなく、メーカー仕入れも副業から開始する人が大半ですが、それでも次のように成果を出す人がとても多いです。

ですので、今では独立起業して活躍している人も少なくありません。
メーカー仕入れに興味のある方は、以下の動画をご覧ください。
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最後に
Amazonのコンディションガイドラインの詳細について、特に新品出品の規約について解説しました。
コンディションガイドラインに従うと、家電量販店などから仕入れた未使用・未開封の商品でも中古として販売しなければいけません。
新品を仕入れて、Amazonでは中古として販売しなければいけないので、利益が出ることはほとんどないでしょう。
そのため、Amazonでは実質的にせどり・転売はNGと言っても過言ではありません。
今後もAmazon物販を続けるなら、メーカー仕入れなども視野に入れた方がいいでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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Amazonコンディションガイドラインを見たけど、もしかして自分のやっていることは規約違反になっていないかな?