
ノーブランド品で出品するのってリスク高いの?
Amazonでノーブランド出品を試された方で、以下のようなエラー表示が出て、先に進めないというご経験はありませんか?

実は現在、Amazon.co.jp(アマゾンジャパン)では「ノーブランド品」への相乗り出品を認めていません。(Amazonノーブランド商品ポリシーに関連するエラーメッセージ5886)
Amazon.com(アメリカ本社)では既に「ノーブランド品」での出品は全面禁止です。
こういった厳しい現状やリスクなど、Amazonでのノーブランド品の出品について、物販歴4年の私が詳しく解説いたします。
Amazonでノーブランド品の出品をご検討されている方は、ぜひご一読ください。

目次
Amazonはノーブランド品への相乗り出品不可で既存商品も規制強化中

前述したようにAmazonでノーブランド品への相乗り出品は、既にできなくなっています。
相乗り出品を試みた場合、前述したエラーコード5885・5886といったエラーメッセージが表示されます。
さらに、Amazonで既に販売中のノーブランド品に対しての規制を強化しており、今後出品削除される可能性が高く、アカウント停止になる事例も少なくありません。

もちろん、全てのノーブランド品がポリシー違反というわけではありませんが、問題のないノーブランド品の方が少ないのが現状です。
つまりAmazonはこの現状打開策として、ノーブランド品の相乗り出品の禁止、今までお咎めがなかったポリシー違反者への厳しい対処を強行しているということです。
Amazonのノーブランド品として出品可能な2つの条件

Amazonでノーブランド品は全て出品できないわけではなく、ある一定の条件が合った新規登録なら出品することができます。
しかしこの現状から考えて、例え出品できるとしてもかなり慎重に行う必要があります。
- ブランド名がなく商品にもブランド表記のない商品
- 複数のブランド商品を組み合わせたセット品
ブランド名がなく商品にもブランド表記のない商品
Amazonでノーブランド品として出品可能な商品の1つ目の条件は、実際にブランド名がない商品であることです。
Amazonでは以下のように定義されています。
ノーブランド品とは、識別可能なブランドに属していないノーブランドの商品を指します。ノーブランドの商品には、固有の名前やロゴがありません。たとえば、どのブランドにも属していない携帯電話ケースにはブランド表記がないため、商品を新規に登録する際に、ブランド名フィールドに文字列「ノーブランド品」を使用する必要があります。
つまり手作り品やOEMといった、まだブランド名がない商品の場合です。
ノーブランド品である | ノーブランド品ではない |
・どのブランドにも属していない (商品自体にブランド表記がないことも重要) | ・他社のブランド商品である ・本当はブランド名がある |
Amazonでノーブランド品として出品するには、ブランド名がない・他社のブランド商品ではない・ブランド名がないことは噓ではない、ということが原則になります。
・ブランド名がある商品を「ノーブランド品」として出品した場合でも、Amazonの出品ポリシー違反になるため出品削除になる可能性があります。(Amazonノーブランド品ポリシー)
出品者が独自で作成したセット品
Amazonでノーブランド品として出品可能な商品の2つ目の条件は、出品者自身が独自で作成したセット品であることです。
Amazonでは以下のように定義されています。
出品者が独自に作成されたセット品は、「ノーブランド品」として登録してください。
Amazonセット品ガイドラインより引用
この「独自に作成」という表現が、正確に特定できる例えではないことで、都合のよい判断でのノーブランド出品が横行したと考えられます。
セット品自体にもガイドラインがあり、間違えやすいポイントだけ抜粋してみました。
セット品である | セット品でない |
・単品出品されている別の商品のセット ・個別で購入するよりも価値があるセット | ・同一商品のまとめ売り(2袋セットなど) ・バリエーション関係のセット(色違い・サイズ違など) |
Amazonでノーブランド品として出品できるセット品は、あくまでも出品者が独自に組み合わせた、全く別物同士の相乗効果のあるセットだけ、ということです。
ちなみに私は、○袋セットはセット品だと誤解していました。

2袋セットで出品する際に、製品コードがないという理由で、ノーブランド品として登録した経験まであります。
この商品は既に削除しましたが、ルール違反のセット品であっても出品はできてしまうのが、危険なポイントです。
出品完了=出品OKではなく、出品後にAIなどによる違反検知されれば突然削除されるので、注意が必要です。
・セット品の中の1つの製品コードをセット品の製品コードとして使用した場合、ただちに出品が停止されます。(Amazonセット品ガイドライン)
・一度登録したセット内容は変更できず、変更するには新規登録し直しが必要です。
(Amazonセット品ガイドライン)
Amazonでノーブランド品をポリシーを遵守して出品しても、未だに間違った出品も出来てしまう現状があることを考えると、巻き添えは避けられません。
Amazonでノーブランド出品はリスク大でおすすめしない5つの理由

ここからは、例え出品可能でも、Amazonでノーブランド品の出品はおすすめしない理由についてお伝えします。
前述したように「ノーブランド品」での出品は規制の対象であり、現時点でもリスクが高いことは間違いありません。
- ポリシー違反者のイメージが強くAmazonからも顧客からも信頼されにくい
- 安易なノーブランド品としての出品はアカウント停止の可能性大きい
- 販売実績を積み上げてもブランド名を変更すると引き継げない
- ブランド登録による有益なやサービスが利用できない
- 今後もノーブランド品は監視の対象であり将来性がない
ポリシー違反者のイメージが強くAmazonからも顧客からも信頼されにくい
まずはAmazonでノーブランド品での出品は、かなりイメージが悪く信用度も低いことです。
Amazonのノーブランド品に対する誹謗中傷はXでも沢山ありました。
既にAmazonのノーブランド品に対する悪いイメージは、定着しているようでした。
悪質の転売ヤーへのイメージに近く、一部のモラルに反した人達の印象が強いため、大半の方が悪いイメージを持っている、といった状況です。
さらに、顧客の信頼に欠ける出品はAmazonにとっても同様で、たとえノーブランド品ポリシーに遵守した出品だとしても、信頼を得られるとは考えにくいです。
Amazonからも顧客からも白い目で見られ、他の出品商品にまで影響が出かねない「ノーブランド品」での出品はおすすめできません。
安易なノーブランド品としての出品はアカウント停止の可能性が大きい
Amazonでノーブランド品での出品するきっかけとして、相乗り対策という方も多いでしょう。
しかし、この相乗り対策にと安易にノーブランド品で出品した結果、アカウント停止になった方も少なくありません。
アカウント停止に関わる出品で多い原因の一つが、即収益につながることを最優先した、無謀なノーブランド品としての出品です。
規制対象である出品の内容 | ノーブランド出品理由の具体例 |
出品規制品の出品 | 商品登録の際に、ブランド名で出品規制がかかり、相乗り出品出来なかった |
相乗り対策としての出品 | 既存の商品ページではライバルが多すぎるので、 独自販売のために新規出品 |
海外輸入品の出品 | 海外から格安で仕入れた商品で、 ブランド表記がなく、認知度の低いブランドだった |
上記は一部ですが、Amazonが規制を徹底する以前に、ノーブランド品として出品すれば解決できるという自己中心的な考えで、強行出品が急増したわけです。
ところが、こうして蔓延したポリシー違反のノーブランド品は、購入者の不信感の対象になり、2023年6月の「Amazonブランド名ポリシー」の更新と共に、一斉排除という規制強化につながりました。
悪意は無かった、ほんの出来心だったでは済まされません。
その代償は大きく、軽い気持ちで相乗り対策のために…とノーブランド出品した結果、アカウントが停止され、在庫を抱えたまま何も販売できなくなった…という事態も少なくありません。
販売実績を積み上げてもブランド名を変更すると引き継げない
Amazonで販売実績を維持するためにも、ノーブランド品として出品するのはおすすめできません。
一度登録したノーブランド品のブランド名を変更することは不可能で、変更するには新規登録しかなく、せっかく積み上げた販売実績も引き継ぐことが出来ません。
Amazonとしてもノーブランド品よりもブランド品としての出品を推奨しており、ブランド出品者に対するサービスや特典も充実しています。
販売実績の積み上げ、ブランド品への待遇を考えても、ノーブランド品では実現できません。
ブランド登録による有益なサービスが利用できない
前述したように、Amazonでノーブランド品として登録した場合、ブランド保持者に対して付与されるサービスや待遇を受けることができません。
Amazonには「Brand Registry」というブランド登録されている方だけが受けられる、優遇サービスが用意されています。
「Brand Registry」とは、ブランドの保護や偽造品の防止のほかにも、レビュー依頼やストア作成など、様々なサービスが利用できる特典です。
「Brand Registry」の詳しい内容については、下記の記事をご覧になってください。
こういった、他にはないお得なサービスを利用できないノーブランド品では、ご自身で費用をかけるしかない、ということです。
今後もノーブランド品は監視の対象であり将来性がない
Amazonはノーブランド品ポリシー違反の横行を改善するべく、規制を強化している現状をお伝えしてきました。
この規制は今後もさらに厳しくなることはあっても、緩和されることはあり得ません。
つまり、現在はポリシーを遵守したノーブランド品であっても、今後の規約改正で削除対象なる、ということもゼロではないということです。
監視の対象である現状からも、Amazonの「顧客ファースト」の姿勢からも、信頼に欠けるノーブランド品の将来性はあるとは思えません。
相乗り対策にはノーブランド出品よりもメーカー仕入れ独占販売がおすすめ
Amazonのノーブランド出品では叶わない問題解決に最適なおすすめのビジネスがあります。
価格競争からの解放と売上アップも叶え、将来的に安定した販売を継続できるビジネスが「メーカー仕入れ独占販売」です。
「メーカー仕入れ」とはメーカーから直接、商品を仕入れる手法です。

メーカー仕入れなら正規のメーカー名(ブランド名)で出品することができ、正規品の商品をいつでも仕入れ可能な上、保証ももれなく付いています。

物販に始めて4年、現在も継続しているのがこの「メーカー仕入れ」です!
全てが初心者でしたが、副業で無理なく続けています ^ ^
このメーカー仕入れを継続して、将来的に独占または限定的に販売させてもらうことが「メーカー仕入れ独占販売」です。

「メーカー仕入れ独占販売」を実現するには、メーカーとの信頼関係の構築が必要ですが、丁寧な取引きを継続することで、どなたでも実現できます。

営業経験のない私でも、月々の発注の交流から色々ご相談できるまでになり
現在は優遇していただいています。
「メーカー仕入れ独占販売」の詳しい内容については、下記の動画をご覧になってください。
最後に
ここまで、Amazonでノーブランド品での出品に関する問題や現状、リスクとおすすめのビジネスについてお伝えしました。
何度もお伝えしますが、今の時点ではAmazonでのノーブランド品は条件が合えば出品可能ですが、いつ変わってもおかしくない状況です。
Amazonの顧客目線を第一にした姿勢は、あらゆるサービスの改善や機能の導入などからも伺え、急激に日々更新しています。
Amazonで販売を継続されるなら、このAmazonの姿勢に合わせた販売を意識する他ありません。
困った現状の改善方法や、悩む選択の参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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