海外のせどりというと、多くの方が思い浮かぶのは欧米輸入ビジネスや中国輸入ビジネスでしょう。
これらの手法は、アリババやAmazon.com、eBayなどネットで商品を仕入れるので、現地で買付けに行くようなことはしません。
しかし、なかには現地まで渡航して商品を仕入れに行く手法もあり、ハワイせどりもそのなかの1つです。
なぜハワイでせどりをする人がいるかというと、昔からブランド品を安く買えることで有名だからです。
とはいえ、ハワイせどりで稼ぐことは簡単ではなく、むしろ赤字に終わるケースが大半です。
実際、私の周りでハワイせどりで稼いでいる人はいません。
そこで、今回はハワイせどりの特徴と全然稼げない理由について解説します。
ハワイせどりに興味のある方は最後までご覧ください。
目次
ハワイせどりとは?
まずは、ハワイせどりの概要について解説します。
比較的ハワイせどりは情報は少ないですが、稼げるかどうかは別にしてせどりに取り組むことは可能です。
ハワイ旅行のついでに商品を仕入れる方法
冒頭でお伝えした通り、ハワイせどりは、直接ハワイに行ってブランド品などを安く仕入れる方法です。
もちろん、ハワイは渡航費がかかり、物価も高いので何回も現地に行くことは現実的ではありません。
多くの場合、ハワイ旅行とせどりを兼ねて取り組むケースが大半です。
ハワイせどりでは、主に次のような場所に行って、リサーチ・仕入れを行います。
アウトレットモール | ワイケレプレミアムアウトレットなどで安く販売されているハイブランド品を仕入れる。セール品が多い。 |
コンビニやドラッグストア | ABCストアやロングスドラッグなど、日本では手に入らない日用品やお土産はもちろん、ハイブランド品が安く売られていることがある。 |
ショッピングモール | 海外商品を安く購入できることはあるが、アウトレットモールよりは価格は高い。 |
なかにはハワイでしか手に入らないお土産や日用品を仕入れる場合もありますが、比較的ブランド品を仕入れて利益を得ようという人が多いです。
ハワイは観光客がたくさんモノを買ってくれるように消費税を安く設定しており、ハイブランド品がお得に買える傾向にあるためです(近年の円安や物価高騰で昔ほどではないですが)。
特にハイブランドが好きな方や、ブランドせどりに取り組んでいる方で、ハワイ旅行に行く機会がある方なら検討の余地があります。
モバイルWi-Fiと大きめのバッグは忘れずに
ハワイに限らず、海外で買付けに行く際に共通することですが、店舗せどりを兼ねて旅行に行く際はモバイルWi-Fiと大きめのバッグは忘れずに用意しましょう。
モバイルWi-Fiがないとインターネットに繋ぐことができず、リサーチできません。
イモトのWi-Fiなど、日本の空港で必ずWi-Fiをレンタルしましょう。
あと、仕入れに行くなら大きめのバッグを用意することも忘れてはいけません。
スーツケースに入りきらないものは大きめのバッグに入れるか、ホテルなどから郵送してもらうしかありません。
もちろん、ホテルから郵送してもらうには別途海外送料がかかってしまいます。
なるべく荷物がかさばらないようにするには、小さくて高単価な財布、ポーチなどを中心にリサーチするのも1つの手です。
大きめの商品を仕入れたい場合は、関税や海外送料を含めてしっかり利益計算をしましょう。
ハワイせどりがまったく稼げない5つの理由
今の円安や物価高騰などで何となく想像つくかもしれませんが、正直ハワイせどりで稼ぐことはできません。
ハワイせどりで稼ぐことができない理由を主に5つ解説します。
渡航費や現地の物価が高くて元が取れない
言うまでもなく、ハワイは韓国や台湾に比べて渡航費や現地の物価が高く、元が取れない可能性があります。
3泊5日程度の旅程で一人旅の場合でも、飛行機の往復だけで10万円はかかりますし、3泊もすればホテル代は9~10万円、食費も1日1万円×3日分=3万円は必要です。
つまり、1回の渡航費で20~25万円ほどかかる計算です。
アメリカの領土であるハワイは物価上昇が続いており、ハンバーガー1個2,500円もする世界です。
とても、せどりのためだけに行く気がしないほどの渡航費がかかり、何回も仕入れに行くことができません。
ハワイが好きな人が、旅行ついでにせどりに取り組むということが現実的でしょう。
円安と物価高騰で仕入れ値が上がっていて利益が出にくい
円安と物価高騰が続いているということは、仕入れる商品の仕入れ値も上がっていると考えていいでしょう。
※三菱UFJ銀行のデータより抜粋
2020~2021年頃の為替レートは、まだ米ドルは100円台だったのが、今は150円台まで上がっています。
5年前は30,000円で買えていたものが、今では45,000円かかってしまうことになります。
さらに、ハイブランド品も以前より値上がりしており、手に入りにくくなりつつあります。
それでも、アウトレットモールでは格安のブランド品はリサーチすれば見つかりますが、以前ほど宝の山ではありません。
高額の渡航費をかけてまでハワイせどりに取り組んでも、利益商品は以前ほど見つからない可能性があるでしょう。
ブランド品は目利きができないと難しい
ハワイせどりでは日用品やお土産を狙うこともありますが、どちらかというとハイブランドを仕入れることが多いです。
これまでブランドせどりに取り組んできた人が、ハワイのアウトレットモールで買付けに行くならまだわかります。
しかしハイブランドは、1商品あたりの利益は高いが仕入れ値も高いハイリスク・ハイリターン商品です。
目利きができないと日本で売れるかどうか判断できませんし、一時期売れたとしても流行が過ぎ去って途端に売れなくなる商品もあります。
価格差だけではなく、目利きができて日本の需要も読めないと、不良在庫を抱えて大赤字になるリスクが高いです。
ブランドせどりの詳細については、以下の記事を参考にしてください。
日本に持ち帰れない荷物は海外送料がかかる
ハワイせどりで、あまり多くの商品を仕入れたり大型の商品を仕入れたりしても、スーツケースやバッグに入りきれず、持ち帰れません。
ハワイせどりでは、なるべく大きめのバッグを用意して、小さくて高単価の商品を仕入れることがおすすめですが、それでも全部持ち帰れるとは限りません。
渡航費の元を取るために大きな利益を得ようとしたら、それなりの商品を仕入れないといけないでしょう。
当然、持ち帰れない荷物は、ホテルなどから郵送することになるので海外送料がかかります。
利益計算には十分注意が必要です。
仕入れ先が限られておりライバルセラーが集中する
ハワイせどりは、渡航費がかかるために一定のハードルがあるため、そこまでライバルは多くありません。
ただ、ハワイせどりは日本の店舗せどりと比べても、ワイケレプレミアムアウトレットやABCストアなど仕入れ先がかなり限られます。
仕入れ先が少ないとライバルセラーが集中しやすくなり、結局メルカリで同じような商品が出品されることになりがちです。
ライバルが多ければ、価格競争になりやすくなるので、せっかくハワイまで行って仕入れに行っても利益が出ないということになりかねません。
ハワイせどりより余計な資金なく安定的に稼げる物販がおすすめ
ハワイせどりは比較的ライバルは少ないものの、次の理由で稼ぐことが非常に難しいです。
- ハワイは渡航費が高い
- 円安や物価高騰で仕入れ値が上がって利益が出ない
- ブランド品は目利きがないと難しい
- 大量仕入れすると海外送料がかかる
- 仕入れ先が限られている
余計な資金をかけることなく、安定的に利益を積み上げたいのであれば、上図のようにせどりではなく、メーカーから直接商品を仕入れるメーカー仕入れの方がおすすめです。
メーカーと直接取引する方法なので、仕入れ方法は、せどりや転売とは大きく違います。
しかし、メーカー仕入れとハワイせどりには次のような違いがあります。
メーカー仕入れ | ハワイせどり | |
渡航費 | 〇(ほとんどないか安い) | ×(高い) |
リピート仕入れ | ◎(可能) | ×(不可) |
価格競争 | ◎(対策可) | ×(対策不可) |
目利き | ◎(ほぼ不要) | ×(必要) |
品質 | ◎(保証付) | △ |
クレーム・返品返金 | ◎(ほぼなし) | △(不良品注意) |
アカウントリスク | ◎(ほぼなし) | △ |
月利の安定性 | ◎ | × |
そのため、現在せどりで伸び悩んでいる方は、メーカー仕入れへの移行を検討するといいでしょう。
詳細は、以下の動画をご覧ください。
具体的なノウハウを知りたい方は、動画でお話されている中西さんが出版した「Amazon物販1年生の教科書」をご覧ください。
マンガと図解で解説してわかりやすいですが、非常に詳細なノウハウまで解説しているので、ぜひ手に取って見てください。
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最後に
ハワイせどりについて解説しましたが、稼ぐことは簡単ではなく、渡航費も高いので多くの人には不向きです。
ただ、次に当てはまる人であれば、取り組んでみてもいいでしょう。
- ハワイ旅行が好きな人
- 英語が話せて交渉できる人
- ブランドせどりに取り組んでいる人
- ブランド品が好きな人
なお、海外の店舗せどりについては、以下の記事も参考にしてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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