副業に興味を持つ会社員が増えていますが、営業職の方であれば、営業経験を活かせる副業をしたいと考えるでしょう。
実際、営業代行(テレアポ、商談など)の副業はたくさんありますし、それ以外でも営業経験を活かせる副業はあります。
そこで、今回は営業経験を活かせる副業をいくつか紹介します。
ぜひ、自分に合った副業を選んで、収入アップだけでなくキャリアアップにも活かしてください。

営業経験を活かせる副業11選!

営業マンとして会社で働いており、今までの職業経験を活かしたい場合のおすすめの副業をお伝えします。
営業と言っても、テレアポ、商談など様々あるので、自分の仕事に近い内容の副業を選ぶのも1つの手です。
また、営業代行や営業支援系の仕事だけでなく、タスクのなかに営業が含まれる副業をするのも良いでしょう。
インサイドセールス(テレアポ、営業メール代行など)


インサイドセールスとは、電話やメールなどで顧客を訪問することなくセールスを行う方法です。
在宅で仕事ができるため、忙しい方や、なかなか外に出れない主婦の方でも取り組みやすく、営業経験を活かすことができます。
顧客への最初のアプローチを担うことが多いですが、販売商品によっては、そのままクロージングを担うこともあります。
後述するフィールドセールスよりは単価が低いものの、比較的取り組みやすいので最初に取り組む副業には良いかもしれません。
フィールドセールス(商談、オンライン商談)

テレアポや営業メールでアプローチした顧客に対して、リアルな対面商談やオンライン商談の場で具体的な提案をして、クロージングしていきます。
顧客へのアプローチではなく、契約を担うので責任は大きいですがやりがいは大きく、報酬もインサイドセールスよりは高い傾向にあります。
インサイドセールスとは違い、顧客のニーズを引き出すといった提案力、交渉力、コミュニケーション能力が試されます。
ある程度本格的な営業を経験していない人には、最初は難しいかもしれません。
ただ、独立起業するのであれば、多くの職種で必要となるスキルなので、磨いておいて損はありません。
最近はオンライン商談の案件も多いため、在宅でできることが多くなっています。
リファラル営業(紹介営業)
リファラル営業(紹介営業)とは、自分が培ってきた人脈のなかで、商品・サービスに興味関心度が高そうな人を紹介する営業です。
1件の紹介が成立すると、2~5万円の高単価な報酬がもらえるので、人脈が豊富な方には向いている副業です。
ただ、自分の人脈のなかで相手の興味がない商品・サービスを勧めてしまうことで、関係性が悪化する可能性がある点は注意しなければいけません。
そのため、販売する商品・サービスには十分注意を払った方が良いでしょう。
クラウドワークスやランサーズよりは、Saleshubなどのリファラル営業に特化したマッチングサイトを活用すると案件を獲得しやすくなります。
営業リスト作成代行

営業リスト作成とは、新規顧客を開拓するために活用する顧客候補・案件情報を一覧にまとめてリストを作成することを言います。
具体的には、業界や企業の特徴が記載されたマニュアルを受け取り、新規顧客候補となる企業や個人をリストアップしていきます。
1件10~20円程度と、単価は低いものの、在宅でスキマ時間を活用して作業ができます。
難易度は高くなく、事務的な作業が好きな人には向いていますが、直接企業に営業したいという営業マンには物足りないかもしれません。
見込み客へのフォローアップ

すでにDMや営業メールを送った見込み客や、すでに何らかの問い合わせがあった見込み客に対して、定期的にアプローチして購買意欲を高める営業活動の副業です。
テレアポなどのインサイドセールスに近いですが、顧客に認知してもらうのではなく、顧客のニーズを引き出し、有益な情報を提供することが中心となります。
商談と同様に提案力、交渉力が求められ、テレアポや営業メール送付よりは、やや単価が高めです。
営業事務

営業事務とは、営業職というよりは、以下のようなセールスやマーケティング活動における事務作業を引き受ける仕事です。
- 契約書や見積書、請求書などの書類作成
- 顧客からの電話、メール対応
- 売上管理、入金管理などの事務作業全般
- 商品の在庫、納品管理
- 納期の管理
- 来客対応
- 営業メンバーのデータ管理
- 営業リストの作成
- 営業数値の管理
- メルマガの発行
- セミナー資料の作成 etc・・・・・・
営業代行というよりはオンライン秘書の仕事に近いかもしれませんが、営業職で事務的な作業も把握できている方であれば取り組めるでしょう。
業務の性質上、報酬体系は成果報酬であることはほとんどなく、時給制や固定報酬制が中心になります。
企画営業

企画営業とは、販売する商品・サービスを使って、実現できる施策やサービスをクライアントに提案する仕事です。
単に商品・サービスを販売するのではなく、運用方法などもサポートしていきます。
商品理解や提案力が求められる、やりがいのある副業で報酬単価も高めです。
営業支援(営業戦略策定、マネジメント、営業コンサルタントなど)
上記の副業とは違い、自分自身が営業代行するのではなく、企業の営業力アップや業務効率化、行動管理、営業戦略の策定などを行います。
マネジメントやコンサルタント能力といった高い能力が求められるので、報酬は高めですが業務内容は案件によって様々なので、よく確認してください。
自分が営業するよりは、マネジメントや戦略的なところからサポ-トしたい方に向いている副業です。
営業研修・セミナー講師

自分自身の営業経験を活かして、営業力アップに特化した研修、セミナーを行う講師の副業をする人も多いです。
いろんな会社の営業職の人に対してセミナーを主催する方法もありますし、企業に呼ばれて研修講師を行うこともあります。
企業研修に呼ばれるようになれば、1件数十万~数百万単位の契約に繋がることがあります。
営業トークスクリプト作成

トークスクリプトとは、セールスの際に、顧客に話す内容や流れをまとめた台本です。
営業やコールセンターなど、あらゆる場面で活用されており、実際トークスクリプトを作成して営業活動をしている人も多いでしょう。
単にトークスクリプトの作成を求められることもあれば、営業コンサルやマネジメント業の一部として依頼されることもあります。
単にトークスクリプトを作成するだけなら、そこまで高単価にはなりませんがコンサルやマネジメントに発展する可能性はあります。
営業経験を活かせるAmazon物販ビジネス

営業経験を活かせるAmazon物販ビジネスって何?
営業経験を活かせるAmazon物販ビジネスと言われても、ピンと来ないという方は多いでしょう。
物販ビジネスと言われると、一般的にせどりや転売を思い浮かべる方が多いと思います。
たしかに、せどりや転売では、そこまで営業経験は問われません。
メルカリなどは顧客とのやり取りは多少発生しますが、基本商品を出品していればお客様の方が買うかどうか選ぶだけです。
しかし、あまり知られていないですが、メーカーと取引して直接商品を仕入れる方法もあります。

つまり、上図のようにせどりや転売のように小売店(実店舗やネットショップ)から仕入れるのではなく、最上流のメーカーから商品を仕入れるのです。
せどりや転売では、店員と仕入れの交渉をすることはほとんどないですが、メーカー仕入れの場合は、社長や営業担当の従業員との交渉が必須です。
取引したい旨をメールで送り、場合によっては電話やFAXで営業したり、対面の商談で交渉したりすることもあります。
もちろん、取引先候補を選定して、リストも作成します。
つまり、今までの営業経験を活かすことができるAmazon物販が、メーカー仕入れです。
実際、電話の交渉や、対面の商談は苦手意識を持つ人も多いので、営業に抵抗がない人ならアドバンテージになります。

営業経験を活かせるのはわかったけど、せどりだったらそんなことしなくて良いわけだし、メーカー仕入れには何のメリットがあるの?
1つは、メーカー仕入れの方が利益を安定的に積み上げることができるストック型のビジネスという点です。
せどりでは、売れ筋の商品を見つけても同じ価格で継続的な仕入れができるとは限りませんし、ライバルとの価格競争で商品の値崩れを起こすこともあります。
そのため、1つの商品を安定的に売り続けるということができず、常に売れる商品をリサーチして、仕入れないと利益が継続しません。
しかし、メーカー仕入れであれば、メーカーが商品の生産を続ける限りはリピート仕入れできます。
販売価格も、メーカーと交渉して値崩れが起きないように販売者を限定化すれば、値崩れが起きにくくなります。
営業経験、交渉経験豊富な方であれば、交渉次第で1つの商品を長期安定的に販売することができて、利益が積み上がっていくのです。
2つ目は、メーカーから直接仕入れた商品なので、品質上の問題がほとんどない点です。
せどりの場合、仕入れ先によっては偽物や著しい不良品を仕入れてしまい、Amazonやメルカリなど販路のアカウントが停止(つまり出禁)されてしまうこともあります。
しかし、メーカー仕入れであれば、偽物や不良品をつかまされるリスクはほぼゼロです。
また、メーカー保証が効くので、不具合があればメーカーと相談することですぐに交換してもらえます。
当然、クレームはなくなりますし、販路のアカウント停止・閉鎖のリスクもなくなります。
詳細は、以下の動画をご覧ください。
興味のある方は、動画でお話されている中西さんの書籍もご覧ください。
営業経験を活かして副業する際の5つの注意点

次に、営業経験を活かして副業する際の注意点についてお伝えします。
副業する際は、本業の会社やクライアントとトラブルがないように注意しましょう。
本業が副業OKかどうかを確認する
まずは、本業の会社が副業が可能かどうか確認するようにしましょう。
かなり前から国が副業を推奨しているだけあって、副業を認める会社は増えてきています。
しかし、未だに副業を禁止する会社は多いですし、副業可能でも許可制になっている会社もあります。
就業規則で調べて、問題ないことを確認しましょう。
ただ、正直なところ、副業禁止の会社でも副業をしている人は少なくありません。
私も会社員時代は副業禁止の会社に勤務していましたが、無視して副業をしていました。
自己責任にはなりますが、副業していても、バレることはほとんどありません。
詳しいことは、以下の記事をご覧ください。
本業の競合避止義務を確認する
副業OKの会社でも、多くは条件付きになっていることが大半ですが(本業の時間中に副業しないこと等)、営業職で気を付けたいのが競合避止義務です。
競合避止義務とは、本業の会社と競合する事業を行わないように定められた義務のことです。
多くの会社の就業規則では、副業を認めながら「競合により、企業の利益を害する場合は副業を認めない」などの記載があると思います。
(副業・兼業)
第70条 労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。
2 会社は、労働者からの前項の業務に従事する旨の届出に基づき、当該労働者が当該業務に従事することにより次の各号のいずれかに該当する場合には、これを禁止又は制限することができる。
- 労務提供上の支障がある場合
- 企業秘密が漏洩する場合
- 会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
- 競業により、企業の利益を害する場合
※厚生労働省「モデル就業規則」より抜粋
会社や仕事内容によって、どのような行為が競合避止義務にあたるかは様々です。
営業職の場合は、本業の会社の顧客に別の競合商品を販売するなど、顧客を奪うような行為を指します。
例えば、本業の会社の顧客リストを活用することについては、競合避止義務違反になるばかりか、後述する機密情報の漏洩に繋がる可能性もあります。
特に、本業と競合関係にある業種での副業はかなり注意して取り組む必要があります。
機密情報の漏洩に気を付ける
営業系の副業では、顧客リストや個人情報など機密情報を扱うため、情報の管理には十分注意しましょう。
例えば、自宅ではなく、カフェで仕事しているような場合は、周囲に機密情報が見られるリスクを伴います。
さらに、フリーWi-Fiの使用はIDやパスワードが盗まれる可能性がある点も十分注意してください。
また、本業の営業ルートやノウハウを副業で無許可で利用したり、その逆を行ったりすると、非常にトラブルが発生しやすくなります。
実際、機密情報の漏洩に関するトラブルはかなり多いので注意してください。
営業代行は報酬の種類を確認する
営業代行系の仕事については、報酬体系が様々なので必ず報酬の種類を確認しておきましょう。
時給制 | 契約数に関わらず、業務時間に比例した報酬を受け取る |
固定報酬制 | 契約数や業務時間に関わらず、一定の金額を報酬として受け取る |
成果報酬制 | 業務時間や日数に関わらず、契約数に応じた報酬を受け取る |
固定報酬+成果報酬制 | 固定の報酬にプラスして、契約数に応じた報酬を受け取る |
モチベーションを上げやすいのが成果報酬制ですが、安定した報酬を得たいなら時給制や固定報酬制を選択するのも1つの手です。
マッチングサイトの利用を検討する
営業代行など、営業系の副業については、ランサーズやクラウドワークスだけでなく、営業の副業に特化したマッチングサイトを利用するのも良いでしょう。
例えば、次のようなマッチングサイトです。
営業職で副業して成功した3人の事例

最後に、営業職で副業して成功した3人の事例について紹介します。
Amazon物販で月利50万円以上を達成した松井さん(40代男性)
EC STARs Lab.の松井さんは、営業職のサラリーマンとして働きながら、せどりやアフィリエイトなど様々な副業に挑戦していました。
特にせどりは月利40万円まで達成するなど、周りから見たらとても副業が順調に進んでいるように見えました。
しかし、リサーチ時間が膨大になったことによる肉体的疲労と、アカウント停止・閉鎖の恐怖や相次ぐクレームによる精神的疲労が限界を超え、挫折します。
その後、自分の営業経験も活かせるメーカー仕入れに移行して、見事月利50万円以上を達成して、現在は独立起業しています。
そんな松井さんですが、メーカー仕入れの手順や交渉ノウハウを公開しているので、興味のある方はご覧ください。
営業経験を活かせるAmazon物販で月利150万円を達成したM・Tさん(40代男性)
M・Tさんも、最初は営業経験を活かせない欧米輸入ビジネスで副業をしていました。
しかし、海外製品は品質上問題があることが多く、仕入れの安定性に不安を感じていました。
そこで、Amazon物販でも営業経験の活かせるメーカー仕入れに取り組むことにして、見事4ヶ月で会社を辞めて独立できました。
今では月利150万円を稼ぐほどになっています。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
家族からの勧めで始めた副業で月利55万円を達成したS・Kさん(40代女性)
営業職だったS・Kさんは、副業で取り組んでいた転売ビジネスがなかなかうまくいかなかったこともあり、仕事や人生全般で悩んでいました。
そんなとき、物販に取り組んでいたことや、営業職であることもあり、家族の勧めでメーカー仕入れに取り組むことにしました。
その後、副業の収入が加速的に上がり、わずか3ヶ月で月利55万円を突破しました。
S・Kさんの体験談の詳細は、以下の記事をご覧ください。
最後に
以上、営業経験を活かせる副業や、取り組む際の注意点をお伝えしました。
営業経験は、営業代行や営業支援に限らず、物販ビジネスなど他の副業でも活かすことができます。
本記事では詳しく紹介していないですが、コーチングやコンサルティング、クリエイター系などクライアントワーク中心の副業であれば、営業力は必須になります。
今まで養ってきた営業力を、自分に合った副業に活かすと良いでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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