せどりで倉庫が必要な4つのケース|商品の保管方法も解説

せどりの倉庫

せどりに興味はあるけど倉庫や事務所を借りる必要ないのかな?

これからせどりを始める方で、自宅兼事務所だけでなく、別途倉庫や事務所を用意した方がいいのか気になっている方もいるでしょう。

たしかに、大型商品や高級品を多く扱うような場合は、倉庫や事務所を用意した方がいいこともあります。

本記事ではせどりで倉庫が必要な方の3つの特徴をお伝えしますが、多くの方は倉庫や事務所を用意する必要はありません。

その理由についてもお伝えしていきますので、これからせどりを始めようと考えている方は最後までご覧ください。

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せどりで倉庫が必要な4つのケース

せどりで倉庫が必要な人

まず最初にせどりで倉庫や事務所が必要な方の特徴を解説していきます。

多くの方に当てはまる内容ではないですが、ご確認いただき、ご自身がせどりに取り組む上で、倉庫が必要かどうかも指針にしていただけたらと思います。

せどりで倉庫が必要な4つのケース
  • 自宅の保管スペースが限界に達している
  • Amazon FBAで扱えない商品を大量に仕入れている
  • 高額商品を大量に仕入れている
  • せどりを事業として拡大していきたいと考えている

また当然ですが倉庫を用意するには費用が発生します。

トランクルーム月3,000~15,000円
ガレージ倉庫月10,000~20,000円
事務所の賃貸物件月50,000~150,000円

上記はあくまで目安の金額ですが、費用が発生することと先ほどお伝えした倉庫が必要な方の特徴を踏まえて、ご判断いただければと思います。

自宅の保管スペースが限界に達している

せどりで倉庫を必要とする理由として最も多いのが、自宅の保管スペースが限界に達しているケースです。

商品が生活スペースを圧迫し、家族からも不満が出ているといった状況であれば、倉庫を借りることも検討したほうが良いでしょう。

このような状況は、倉庫を借りないと仕入れができなくなるだけでなく、商品の管理がしづらくなるなどのリスクも発生します。

AmazonFBAで扱えない商品を大量に仕入れている

Amazon物販をするなら、基本的にはAmazonFBAを利用することが鉄則です。

しかし、なかにはFBAで取り扱えない商品もあります。

  • FBA梱包要件に反した梱包が必要な商品
  • アルコール飲料(ノンアルコールビールを含む)
  • 車両のタイヤ
  • ギフト券、商品券、保管できる有価証券
  • 許可されていないマーケティング資料(パンフレット、価格タグ、amazon以外のステッカーなど)が添付された商品
  • 個別包装された電池
  • 破損した商品または不良品
  • 納品前にamazonで適切に登録されていないことを示すラベルが貼付された商品、または登録内容と一致しない商品
  • amazonと出品者の間で交わされた契約書に準拠していない商品
  • 不法に再現、複製、製造された商品
  • Amazonが別途不適切と判断する商品

※Amazon「FBA禁止商品」を元に作成

ほとんどの場合は、FBAで禁止どころか、法律でも禁止されているものなので、多くは当てはまりません。

一番注意しないといけないのは、「FBA梱包要件に反した梱包が必要な商品」です。

FBA梱包要件に反した梱包が必要な商品とは、例えば規定サイズ・重量を超えた商品や、要冷蔵商品(チョコレートは例外)などです。

FBAにチョコレートを納品する際の注意点は、以下の記事をご覧ください。

FBA チョコ

このような商品を中心に扱っている場合は自己発送するしかないので、自宅で保管するか、倉庫を持った方が良くなります。

FBA規定のサイズ、重量については以下の記事をご覧ください。

FBA納品できるダンボール規定サイズ

高額商品を大量に仕入れている

もう1つ、FBA利用で注意した方がいいのが、数万~数十万円単位の高額商品です。

Amazon FBA利用した場合、お客様都合の返品・返金も受け付けないといけません。

未使用・未開封なら全額返金、開封済の場合でも50%の返金に応じないといけないため、返品リスクが伴います。

FBAセラーのamazon返品対応

自己発送であれば返品条件や返金額を自分自身で決めることができるので、返品リスクを抑えることができます。

ただ、このような高額商品は月に数個しか売れない場合が多いので、倉庫が必要となるほど大量に仕入れることはほとんどないでしょう。

せどりを事業として拡大していきたいと考えている

せどりを副業から本業で取り組んでいきたい方などは、当然それだけ利益も増やしていかないといけないため、仕入れ量も増加します。

そのため自宅では保管しきれなくなる量を仕入れないといけないので、倉庫は必須となるでしょう。

本業で行う場合は、AmazonFBAだけでなく、自己発送の方が利益が得られるなどの理由から発送業務も行う必要が出てくることもあります。

そのためには広いスペースが必要ですし、それ以外にも検品や梱包作業発生するので、さまざまな面から倉庫は用意しておく必要があるでしょう。

倉庫を用意する以外のせどりで仕入れた商品の保管方法

せどりで仕入れた商品の保管方法

前章でせどりで倉庫が必要な方の特徴をお伝えしました。

その特徴に当てはまる方は、倉庫を用意して商品を保管することも検討されても良いと思います。

では、特徴に当てはまらない方は商品の保管をどうしたらよいのか?

ここではそういった方に向けて、倉庫を用意する以外のせどりで仕入れた商品の保管方法をお伝えしていきます。

自宅兼事務所に保管する

せどりをする際の商品の保管場所で最初に思いつくのが自宅です。

自宅兼事務所に保管するなら、言うまでもなく倉庫用の賃料や水道光熱費といった固定費がかかりません。

そのため、メルカリやヤフオクなどで転売している方の大半は、自宅兼事務所で保管している方が大半です。

ただし、自宅兼事務所に保管する場合は、持てる在庫に限界があり、あまり在庫が多いと家族に迷惑がられる可能性もあります。

また、倉庫や事務所を用意する場合と同様に、商品によっては日当たりがいい場所を選んで湿気を防ぐなど、品質の劣化に十分注意する必要があります。

Amazon FBA倉庫に保管する

一番のおすすめの方法はAmazon物販でFBA利用することです。

FBA倉庫に商品を納品すれば、注文があると自動的にAmazon側で発送してくれるので、以下の作業がすべて不要になります。

Amazon FBA発送で不要になるタスク
  • 保管スペース
  • 在庫管理
  • 発送作業

 

しかも、お客様からの問い合わせやクレームも、基本はAmazon側で対応してくれるので、費用負担だけでなく労力負担もかなり軽減されます。

FBAで納品できないタイプの商品はAmazonでも自己発送しないといけませんが、通常の商品はFBA利用が一番おすすめです。

もし、現在メルカリ転売やヤフオク転売をしている方は、Amazonに移行することも検討してください。

Amazon物販に興味があって、FBAに関して詳細を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

amazon FBA

ただし、FBA倉庫に預けている場合は、保管料が発生する点に注意しましょう。

とは言っても、倉庫を借りることに比べれば全然安いです。

例えば、小型/標準サイズの商品の在庫を1㎥保管するなら月5,676円(10~12月は10,087円)の保管料ですが、倉庫を借りることに比べれば安いです。

詳細は、以下の記事をご覧ください。

FBAの保管料

倉庫が必要となるせどりはおすすめしない

せどりで倉庫は不要

倉庫が必要になるケースとは、先ほどお伝えした4つになりますが、せどり初心者の方がそのケースに当てはまることはほとんどないでしょう。

そのため基本的には次のことを理由に倉庫を持たないことをおすすめします。

倉庫を持つことをおすすめしない理由
  • 余計な固定費が余分にかかる
  • 倉庫を持つことで在庫管理が煩雑になる
  • 自分で発送作業をするのがとても大変である

 

先ほどもお伝えしたように、これらの問題はすべてAmazon FBAが解決するので、通常の商品を仕入れる方は極力Amazon FBAを利用することをおすすめします。

余計な固定費が余分にかかる

言うまでもなく、倉庫を保有すると賃料などの固定費が余分にかかります。

特に倉庫兼事務所を別途借りるとなると、月10~15万円程度の賃料がかかるので、相当な負担になります。

先ほどもお伝えしたように、AmazonのFBA倉庫を利用した方が断然コストを抑えることができます。

倉庫を持つことで在庫管理が大変になる

倉庫を持って大量に商品を保管すると、在庫管理がとても大変になります。

例えば、

注文があったNo.63の商品の保管場所はどこだっけ?

在庫はいくつあるかな?

といったことをご自身で管理しなければいけません。

だからといって在庫管理システムを導入しようとすれば、余計に多額の費用がかかります。

AmazonのFBA倉庫に商品を保管しておけば、在庫の管理はAmazonですべてやってくれるので安心です。

FBA倉庫に納品すると保管料はかかりますが、自分で在庫管理する手間を考えれば圧倒的なコストパフォーマンスです。

発送作業がとても大変である

倉庫を持つほど大量に商品を保管して大きく売り上げようとすると、発送作業が膨大になってしまいます。

メルカリで自分の不用品だけを販売することとは規模が全然違い、大量の注文に対応しないといけません。

とても1人では対応仕切れるものではないですが、だからといって社員を雇用したり業務委託したりすると人件費の負担が大きくなります。

AmazonのFBA倉庫に商品を一度に納品しておけば、発送作業をすべてAmazonに代行できますし、カスタマー対応も一任できます。

もちろん、FBA納品時に送料、FBA発送時に配送代行手数料がかかりますが、自己発送する際の送料と、実はあまり変わらないことが多いです。

最後に

せどりでは、倉庫や事務所を持つことは基本的にはおすすめしません。

特にAmazon FBAを活用すれば保管スペースが不要です。

EC STARs Labのメンバーで月利100万円以上稼いでいる人でも倉庫は持っていません。

せどり初心者の方は、保管スペース、発送作業、カスタマー対応すべて不要になるAmazon FBA利用を中心に考えるといいでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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  • せどり・転売を続けることに不安を持っている人
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ABOUT US
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石井裕
1979年新潟県出身、東北大学大学院工学研究科修士課程卒。
原子力技術者として13年勤務。

趣味で書き始めたブログから収入を得られたことをきっかけに、密かに夢に抱いていたライターとして起業。
マニアックな好奇心と探究心から生まれる徹底した取材で、商品・サービスの隠れた魅力を言語化することを武器としている。

特に物販事業について専門的な知識を有しており、2018年より、EC STARs Labのコンテンツ制作および活動に深く関わっている。

県境をまたぐマニアックな趣味を持ち、2009年『県境マニア』を出版。
以降TBSの「ゴロウ・デラックス」「マツコの知らない世界」、テレビ東京「たけしのニッポンのミカタ!」などメディア出演多数。