Amazon物販は、在宅で始めることができる、おすすめの副業の1つです。
ただ、Amazon物販の副業をしている方のなかには、「会社に副業がバレたくない」などの理由で、「特定商取引法に基づく表記」などで自宅住所を公開したくない方が一定数います。
そのため、バーチャルオフィスの利用を考えている人が少なくありません。
そのため、バーチャルオフィスを利用するメリット・デメリットや必要性、おすすめのバーチャルオフィスなどについてお伝えします。
バーチャルオフィス利用を考えている方は、参考にしてください。

目次
【結論】バーチャルオフィスを利用しなくても大丈夫

結論からお伝えすると、Amazon物販を始めるために、必ずしもバーチャルオフィスを持つ必要はありません。
冒頭でもお伝えしましたが、Amazon物販でバーチャルオフィスが欲しいという人の理由の大半は、「副業がバレたくない」「個人情報を出したくない」の2つです。
しかし、Amazonストアの「特定商取引法に基づく表記」で会社に副業がバレることはほぼありません。
100%大丈夫とは言い切れませんが、少なくとも、Amazonストアに記載の住所で副業がバレたという話は聞いたことがないです。
副業を禁止している会社であっても、そこまで細かく粗探ししてチェックすることはないのです。
副業がバレる原因の90%以上は、会社の同僚に副業のことを話すか、社内で堂々と副業するかのどちらかです。
詳しいことは、以下の記事をご覧ください。
また、「個人情報を出したくない」という理由も、そこまで気にしなくて大丈夫です。
住所を公開することで、嫌がらせなど何かトラブルになったという話は聞いたことがありません。
とはいえ、バーチャルオフィスが不要かと言われれば、それはケースバイケースです。
後述するように、バーチャルオフィスにはメリット・デメリットがあるので、利用した方がいい場合もあります。
Amazon物販でバーチャルオフィスを利用する際は、月額利用料などに注意して選ぶようにしましょう。
バーチャルオフィスを利用する5つのメリット

まずは、バーチャルオフィスを利用する5つのメリットをお伝えします。
次のメリットを感じる方であれば、バーチャルオフィスの利用を考えていいでしょう。
確実に副業がバレなくなる
バーチャルオフィスを利用することで、Amazonストアの「特定商取引法の表記」に自宅住所を載せなくて良くなるので、確実に副業がバレることがなくなります。
ただ、先ほどお伝えしたように、Amazonストアで副業がバレる可能性はほぼないので、あまり気にしなくて大丈夫です。
100%バレないとは言い切れないので、万全の対策をしたい場合はバーチャルオフィスを利用するのもありです。
とはいえ、リスクマネジメントとしてはやや過剰なので、月額利用料を支払ってまで利用するかどうかは考えた方が良いでしょう。
プライバシーを守りながら副業ができる
バーチャルオフィスを利用することで、自宅住所を公開する必要がなくなるので、プライバシーを守ることができます。
ただ、副業がバレる問題と同様に、そこまで大きな問題ではありません。
自宅住所を公開して悪質ないたずらや嫌がらせを受けたという話も聞きませんし、ストーカー被害に遭ったという話も聞きません。
もちろん、100%トラブルが起きないとは言い切れないので、どうしても不安ならバーチャルオフィスの利用をおすすめします。
ただ、その場合は、月額利用料や後述するデメリットには注意してください。
リアルな事務所を借りるよりは安い
バーチャルオフィスは、当然リアルな事務所を借りるよりは安くなります。
Amazon物販で、自宅とは別に事務所を借りるメリットはほとんどありません。
出品する商品はAmazonのFBA倉庫にまとめて保管できるので、基本的に保管スペースを持つ必要がないためです。
例外があるとすれば、FBAで扱えない商品や高単価商品を多く扱っている場合くらいです。
保管スペースが不要であれば、リアルな事務所を借りる必要はないので、バーチャルオフィスで十分です。
バーチャルオフィスによっては様々なオプションサービスがある
バーチャルオフィスによっては、様々なオプションサービスがあります。
例えば、貸し会議室が使えたり、電話転送、FAX、郵便物転送、私書箱、来客対応などのサービスが付いているかどうかはよく確認しましょう。
法人設立する際に、必要書類の作成をサポートしてくれるバーチャルオフィスもあります。
各々のオプションサービスは、無料特典になっていることもあれば、有料サービスになっていることもあります。
基本料金だけでバーチャルオフィスを選ぶと、必要最低限のサービスを受けられない可能性があるので注意してください。
都心の一等地の住所が利用できるのでイメージが良い
バーチャルオフィスでは、東京、大阪、名古屋などの一等地の住所をレンタルすることができます。
自宅兼事務所の住所では、多くの場合オフィス街というよりは住宅街になるので、正直不安を感じる人もいます。
だからといって、一等地の事務所を借りようとすれば莫大なコストがかかってしまいますが、バーチャルオフィスなら安価で住所を使えます。
例えば、後述するナレッジソサエティの住所は九段下、バーチャルオフィス1では渋谷が住所となります。
せどりや転売で一等地の住所にするメリットは低いかもしれませんが、メーカーと取引する物販ビジネスになれば話は別です。
取引メーカーにとっては、住所がオフィス街にある取引先の方が安心感があります。
住所にこだわらない取引メーカーも多いので、無理してバーチャルオフィスに登録する必要はないですが、検討の余地はあります。
バーチャルオフィスを利用する5つのデメリット

次に、バーチャルオフィスを利用するデメリットをお伝えします。
デメリットにも注意して、バーチャルオフィスを利用するかどうか検討するようにしましょう。
自宅兼事務所よりはランニングコストがかかる
当然ながら、バーチャルオフィスはリアルな事務所よりはコストパフォーマンスに優れているものの、自宅兼事務所よりはランニングコストがかかります。
「とりあえず住所さえ借りられればいい」ということであれば、月額料金数百円程度のバーチャルオフィスもあります。
ただ、郵便物転送サービスなどのオプションが付いていないということもあるので、よく確認するようにしましょう。
来客が訪問する場所を間違えることがある
バーチャルオフィスを住所としていると、来客が訪問する場所を間違えることがあります。
特にメーカー仕入れを行っている場合は、取引先と対面で商談する機会もあるので、不便を感じるでしょう。
取引先には、自宅やバーチャルオフィス近くのカフェを指定するなど、待ち合わせ場所の認識合わせを間違えないようにしましょう。
もし、会議室をレンタルできるバーチャルオフィスであれば、会議室を待ち合わせ場所にしても大丈夫です。
バーチャルオフィスによっては、受付対応もしてくれる場合もあります。

さすがに突然の来客には対応できないよね
バーチャルオフィスでは突然の来客対応はできないですが、メーカー仕入れでは、突然取引先が訪問してくるようなことはありません。
あまり気にしなくて良いでしょう。
バーチャルオフィスの所在地に商品が届く可能性がある
Amazon物販でバーチャルオフィスを借りる際に最も注意しないといけないのが、バーチャルオフィスに商品が届いてしまう可能性がある点です。
そのため、メーカーに周知を忘れていると、バーチャルオフィスの住所に商品が送られることがあります。
また、商品の返品対応が発生した際は、お客様がバーチャルオフィスの住所宛に返品してしまいます。
このような不便を解消するため、Amazon物販でバーチャルオフィスを利用する際は、郵便物・宅配便転送サービスは必須になります。
転送サービスを利用しておけば、メーカーやお客様がバーチャルオフィスの住所宛に商品を送っても返送されることがありません。
法人登記ができないことがある
月額利用料が安価なバーチャルオフィスの場合、法人登記ができないことがあります。
事業内容によって法人登記ができないこともあるので、法人設立を考えている方は、注意してバーチャルオフィスを選ぶようにしてください。
銀行口座開設ができないことがある
バーチャルオフィスの場合、銀行によっては審査が通らず口座開設ができないことがあります。
バーチャルオフィスの住所をNGとしているケースはそこまで多くないですが、特にメガバンクや地方銀行は審査が厳しい傾向があります。
ただ、Amazon物販用の銀行口座は、そもそも取引をインターネットで完結できて、手数料も安いネット銀行の方がおすすめです。
ネット銀行の場合、メガバンクや地銀よりも審査が通りやすいので、あまり大きな問題にはならないでしょう。
Amazon物販でおすすめのバーチャルオフィス2選

バーチャルオフィスを利用するメリット・デメリットを考えると、Amazon物販のバーチャルオフィス選びのポイントは次の3点です。
- オフィス街の一等地の住所であること
- 郵便物・宅配便転送サービスがあること
- (法人設立する場合は)法人登記が可能であること
この3つを満たしているバーチャルオフィスであれば、Amazon物販を行ううえでは支障はありません。
この3つを満たして、かつ低コストのおすすめバーチャルオフィスを紹介します。
ナレッジソサエティ

月額料金 | 4,950円 |
初期費用 | 入会金16,500円/保証金30,000円 |
住所 | 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5F KSフロア |
郵便物・宅配便転送 | 可(週1回:標準利用は無料) |
法人登記 | 可(補助制度あり) |
受付対応 | 可(10:00~19:00) |
会議室 | 利用可(一部無料の打ち合わせスペースあり) |
ナレッジソサエティは、月額4,950円と比較的安価に使えますが、郵便物転送サービスもできて、法人登記も可能なバーチャルオフィスです。
東京都千代田区の九段下駅から徒歩30秒、神保町駅から徒歩5分の立地なので、取引先の信用度という点では問題ないでしょう。
その他、追加料金なしでバーチャルオフィスメンバーも使えるミーティングシートもあります。
席に限りはある点は注意が必要ですが、有人の受付対応もあるので、取引先との商談にも問題なく使えます。
ナレッジソサエティに興味のある方は、以下のサイトをご覧ください。
バーチャルオフィス1

月額料金 | 880円+郵送費用 |
初期費用 | 入会金5,500円 |
住所(東京) | 東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル8B |
住所(広島) | 広島県広島市中区大手町1-1-20 相生橋ビル7階 A号室 |
郵便物・宅配便転送 | 可(月4回:有料) |
法人登記 | 可 |
受付対応 | 11:00~16:00 |
会議室 | 利用可(有料) |
バーチャルオフィス1は、月額880円という格安な利用料ながら、郵便物転送や法人登記もできるバーチャルオフィスです。
東京のオフィスは渋谷にあるため、取引先の信用度も問題ありません(広島県在住であれば、広島を住所とすれば良いでしょう)。
ナレッジソサエティに比べると、郵送費用が基本的に有料、打ち合わせスペースがすべて有料など、無料のオプションはやや少ない印象です。
バーチャルオフィス1に興味のある方は、以下のサイトをご覧ください。
⇒⇒⇒バーチャルオフィス1
最後に
以上、Amazon物販事業者のためのバーチャルオフィス利用の要否やメリット・デメリットについてお伝えしました。
Amazonストア記載の住所で副業がバレたり、嫌がらせやストーカー被害に遭ったりする確率は極めて低いので、必ずしもバーチャルオフィスは必要ではありません。
特にせどりや転売の場合は、バーチャルオフィスは不要でしょう。
しかし、どうしても心配な方や、メーカー仕入れを実践している方は、バーチャルオフィスを利用する価値はあります。
バーチャルオフィスを利用する際は、月額利用料はもちろん、住所やオプション内容(郵便物転送、法人登記、会議室利用など)を確認するようにしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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