ZOZOTOWNは、とにかく商品点数が多いので、アパレル転売の仕入れ先として考えている方は少なくありません。
例えば、ZOZOTOWN内で運営されているZOZOUSEDで利益率の高い古着を仕入れることは、古着転売ではよく知られた方法です。
しかし、ZOZOTOWNで仕入れた商品を転売して儲けることは簡単ではなく、基本的にはおすすめはしません。
実際、私の周りで儲かっている人はいません。
そこで、今回はZOZOTOWN転売の特徴と、おすすめしない理由を解説します。
電脳せどりの仕入れ先や、アパレル転売に興味のある方は最後までご覧ください。
ZOZOTOWN転売とは?
ZOZOTOWN転売とは、その字のごとくZOZOTOWNから商品を仕入れて、メルカリやヤフオクなどで転売する手法です。
以下のような、ZOZOTOWNが運営するショップもすべて対象となります。
- ZOZOUSED
- ZOZOCOSME
- ZOZOSHOES
- ZOZOVILLA
- ZOZOGOLF
様々なブランド商品がある
アパレル転売、古着転売では、ハイブランドや流行の商品を仕入れて販売することが基本です。
ZOZOTOWNは様々なブランド商品があり、品揃えが抜群です。
電脳せどりでアパレル品を仕入れたい場合は、ZOZOTOWNはリサーチ先としてはいいでしょう。
ただし、後述するように、ZOZOTOWNは安く仕入れられる商品ほど売れない商品で、人気商品ほど仕入れ値が高いので注意してください。
ZOZOTOWNでは新品も古着(ZOZOUSED)も仕入れができる
ZOZOTOWN内のショップのなかで、古着を仕入れることができるZOZOUSEDは、中古転売の手法として、比較的よく知られています。
ZOZOUSEDには、ZOZOTOWNには、買取サービスや、買い替え割サービスで買い取られた古着が販売されています。
なかには、ハイブランドの古着もあるので、リサーチしてみるといいでしょう。
ZOZOUSDの古着には、次のように、SランクからDまでランク付けされています。
※ZOZOTOWN「ZOZOUSED商品のコンディション」より抜粋
上図のように、Sランクがもっとも状態がよく、価格が高くなることに対して、Dランクは状態が悪いが、価格は安くなる傾向にあります。
高い利益率を狙うなら、Dランクの古着を狙うことになりますが、不具合があるのでクレームのリスクが高くなります。
ZOZOUSDでは、Dランクでも商品写真が新品時の画像を掲載しているので、注意が必要です。
また、古着商品では、注文取り消し、修理・交換対象外となっていることが多い点も注意しましょう。
商品ページをよく確認しておく必要があります。
転売初心者は、ZOZOTOWNの新作か、ZOZOUSEDのS、Aランクの商品を仕入れた方が無難です。
売れ残りの古着は、出品後1週間と経たずに大きく価格を下げることがありますが、モノによります。
人気ハイブランドの古着はなかなか価格が下がりません。
当然ながら需給と供給のバランスが働くので、人気のない古着ほど安くなり、人気のある古着ほど高くなります。
安くなったからといって、安易に手を出すと不良在庫のリスクが高くなる点は注意が必要です。
なお、ZOZOUSDから古着を仕入れる場合は、古物商許可証が必要になります。
ZOZOTOWNではツケ払いができる
※ZOZOTOWN「ツケ払いはじめました」より抜粋
転売と言えば資金繰りがよく課題になりますが、ZOZOTOWNには「ツケ払い」というシステムがあります。
上図にある通り、支払いは2ヶ月後以内にコンビニや銀行に振り込めばOKで、最大10万円まで利用できるシステムです。
転売実践者にとって、支払い限度額は決して大きくはないですが、クレジットカード払いよりも支払いの猶予が長くなります。
ZOZOTOWNで仕入れをするなら、利用した方がいいでしょう。
しかし、ツケ払いに頼って、安易な仕入れをすると不良在庫で首が回らなくなるので注意は必要です。
セールやクーポンを利用して安価な仕入れが可能
転売でセールやクーポンを利用することは定石ですが、ZOZOTOWNでも大きなセールが開催されることがあります。
上図のセールでは、最大90%OFFになっています。
セールは定期的に開催されているので、特に注意深くリサーチするといいでしょう。
ただし、割引率の高い商品ほど、需要がないので不良在庫リスクには注意しないといけません。
ZOZOTOWN転売の主な販路はメルカリがおすすめ
ZOZOTOWNで仕入れた商品は、メルカリやラクマなどのフリマサイトがおすすめです。
Amazonはアパレルブランドの出品規制が厳しいので、あまりおすすめはしません。
せどり・転売なら、原則としてメルカリよりAmazonの方がおすすめですが、ZOZOTOWNの仕入れではメルカリが向いています。
ZOZOTOWNで転売することをおすすめしない6つの理由
ZOZOTOWN転売の特徴についてお伝えしましたが、次の理由からあまりおすすめしません。
よほどファッションブランドや古着に興味がなければ、他の手法を選んだ方がいいでしょう。
一部のブランドが転売禁止である
ZOZOTOWN自体は、転売を禁止していませんが、ZOZOTOWNに出品している一部ブランドが転売禁止になっている可能性があります。
仕入れ前に各ブランドの規約を確認しないと、規約違反になることがあるので注意が必要です。
例えば、ZOZOTOWNでは、Nikeやニューバランスなどは、転売目的の購入を禁止しています。
このように、流行の商品が、実は転売できないブランド商品だったということも珍しくないので注意しましょう。
需要がある商品ほど価格が安くない
ZOZOTOWNで販売されている商品の大半は、価格がそこまで安くなく、利益がほとんど出ません。
セールやクーポンで割引率の高い商品もありますが、需要のない不良在庫リスクの高い商品が大半です。
すぐに売れそうな商品ほど、利益が全然出ませんし、利益が出る商品ほど売れない商品です。
ZOZOTOWNは需給バランスをよく考えて値段が決定されているので、転売にぴったりな商品を見つけることは簡単ではありません。
人気商品がすぐに売り切れて大量仕入れが難しい
ZOZOTOWNは品揃えが豊富ですが、年間1,168万人と、一般消費者の利用者が非常に多い巨大なECモールです。
仕入れに関しては、転売している人だけでなく、一般消費者もライバルです。
人気商品の場合は、すぐに売り切れることがあり、大量仕入れが難しいです。
そのため、ZOZOTOWNで月利を稼ぎたい場合は、様々な商品をリサーチしなければいけません。
リサーチに時間を取られ、趣味や家族との時間がなくなることもあり得ます。
アパレル商品の目利きがないとリサーチが困難である
ZOZOTOWNは、アパレル転売や古着転売の仕入れ先です。
また、アパレル商品はAmazonではなく、メルカリやラクマで販売することが大半です。
Amazon販売でよく利用されるKeepaのように、月に何個売れるかを調べられるツールがありません。
定量的に売れゆきを判断できないので、アパレル商品の目利きができないと、売れ筋商品を見つけることは困難です。
ファッションブランドに興味のない人にとっては厳しいでしょう。
使用感の激しい古着や粗悪品があっても事前確認ができない
先ほどお伝えした通り、ZOZOUSEDで販売されている古着は、次のような特徴があり、注意が必要です。
- 注文取消し・修理・交換対象外であること
- 商品写真が実物ではなく新品時の画像を掲載していること
- 新品時のカラーやサイズ表記と異なる場合があること
そもそも電脳せどりは、仕入れ前に実物の事前確認ができないという大きなデメリットがあります。
そのため、中古転売にはあまり向いている手法ではないのです。
しかもZOZOUSEDの場合は、商品写真で不具合を確認できず、検品時に不具合が見つかっても返品できません。
古着は、中古品のなかでも外観の不具合によるクレームや返品トラブルが多いジャンルです。
ハイブランドになればなおさらリスクが高くなるので、状態の悪いZOZOUSED商品の仕入れはおすすめしません。
トレンドや季節を見逃すと売れない
アパレル商品は、トレンドや季節を見逃すと全然売れなくなります。
例えば、季節商品は、最も高値で販売できるのはシーズン開始前です。
シーズン開始前に売れないと、そのまま不良在庫になり、来期まで待たないといけません。
来期まで待って、流行が過ぎている商品になれば永遠に売れない可能性もあります。
タイミングをよく考えて、慎重に仕入れをしないと不良在庫リスクが高い点は、十分注意しましょう。
ZOZOTOWN転売するよりもっと安定的に利益が得られる物販がおすすめ
ZOZOTOWNは、人気商品ほど価格が高く、セール時でも大きく値下げすることがないので、利益が期待できません。
利益率を期待して、セール時に割引率の高い商品を購入すると、人気のない商品なので不良在庫のリスクが高くなります。
また、古着は実物どころか、商品写真ですら状態を確認できないのでリスクが大きいです。
ZOZOTOWNは、アパレルの巨大ECモールではありますが、転売ビジネスの仕入れ先としてはおすすめできません。
であれば、もっと堅実な方法として、上図のようにメーカーから直接商品を仕入れた方がいいでしょう。
「メーカー仕入れ」と言われる方法ですが、最上流仕入れなので、交渉や関係構築次第で安価な仕入れが可能になります。
しかも、小売店ではなくメーカーが仕入れ先なので、商品が売れれば容易にリピート仕入れができます。
ZOZOTOWNで一生懸命商品を探すより、よっぽど手堅く安定的な利益を得られます。
扱う商品は、品質のいい新品ばかりなので、クレームや返品返金、アカウント閉鎖リスクに脅えることもなくなります。
転売とメーカー仕入れの比較については、以下の動画で詳しく解説しています。
最後に
ZOZOTOWN転売についてお伝えしました。
ZOZOTOWNは、需給バランスから、適切な値付けがされていることが多いです。
人気商品は高くて利益が出ませんし、人気のない商品は安いので利益が出ますが、不良在庫リスクがあります。
ZOZOUSEDで古着を仕入れる場合は、実物や商品写真で事前確認ができず、しかも返品不可なのでリスクが高いです。
基本的にZOZOTOWNの仕入れで稼ぐことは考えない方がいいでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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