
転売でルイヴィトンの商品売っても、大丈夫かな?
ルイヴィトンといえば、世界的に有名な一流ファッションブランドで、老若男女問わず幅広く支持される、人気ブランドです。
このルイヴィトンの転売なら、需要もあるし稼げそう…と思われるかもしれません。
しかし、実際に稼ぐのは難しくおすすめできません。
なぜ、人気の高いルイヴィトンの転売で稼ぐのは難しいのか、その理由についてお伝えしていきます。
ルイヴィトン転売にご興味のある方、ルイヴィトンがお好きな方はぜひご覧になってみてください。

目次
ルイヴィトン転売とは

ルイヴィトン転売とは、ルイヴィトンの中古品をできるだけ安く仕入れて販売することです。

数量限定の新商品なら高く売れそう!
と思われるかもしれませんが、ルイヴィトンは新品の転売を規約で明確に禁止しています。
【ルイヴィトンショッピング利用規約】
「第13章ー免責事項についてー」
13.5 当社の電話、公式サイトでのご注文におけるサービス利用規約に反した場合、その他、以下の事由のうち1点でも該当した場合には、当社の判断によりお客様からの申込みをキャンセルさせていただく場合がございます。また、今後のご注文をお断りさせていただく場合がございますのでご了承ください。
ー営利、転売目的の購入と当社が判断した場合
よって、正規販売店で販売されている新品の商品は、規約違反になるので販売できません。
そのため、中古品を仕入れて販売することがほとんどです。
リサイクルショップやフリマサイトなどで販売されている商品から、人気で価格差のあるものを格安で仕入れて販売するのが、ルイヴィトン転売になります。
ルイヴィトン転売される前には、必ず古物商許可証を取得しておきましょう。
古物商許可については、下記の記事で詳しく解説していますので、ご覧になってみてください。
ルイヴィトン転売が人気の理由
ルイヴィトン転売が人気の理由は、ルイヴィトンの商品が持つ特徴にあります。
- 品質が良く耐久性に優れている(10年以上使用できるよう設計されている)
- シンプルかつシックなデザインで使う人を選ばない
- 世界的に知名度が高いブランドである
- 供給が少数・セールやアウトレット無しなので希少価値が高い
- 意外性のあるコラボ商品など遊び心のあるギャップも人気
創業160年以上になるルイヴィトンの創立者は元々トランク製造職人で、当時の交通事情や防犯に耐え得る旅行鞄製作の技術が、現在にも高く評価され続けている魅力です。
おしゃれなデザインや知名度だけでなく、何代にもわたって使い続けられる質の良さが、中古品でも価値が下がらない大きな要因といえます。
確かにこのルイヴィトンの商品なら、古くても傷んでいても、ほんの数点の販売で利益が見込めそう、と考えるのは当然でしょう。
ルイヴィトン転売の仕入先
ルイヴィトンはハイブランド品なので、それなりの鑑識システムが整っている店舗やサイトで仕入れることをおすすめします。
- 大手リサイクルショップ
- 古物市場・オークションサイト
- フリマサイト
①大手リサイクルショップ
皆さんがご存知のブックオフやハードオフ、セカンドストリートなどのリユースショップです。
ルイヴィトン商品の仕入れで最も大切なのは、商品を手にとって状態をしっかり確認することです。
全国にこれだけの数があれば近くの店舗が大抵存在するので、来店して直接確かめることができるのは、大きなメリットです。
大手のリサイクルショップでは鑑定士による鑑定が行われているので、偽物である可能性は低く、万が一の場合でも、返品対応が容易なのも助かります。
②古物市場・オークションサイト
古物市場とは、古物商許可証を取得している方だけが利用できる、古物を競り形式で売買する市場のことです。
会場に足を運ぶ従来の古物市場と、ネット上で参加できるオンライン古物市場があります。
こちらはリサイクルショップに比べて、高額で人気の高い商品が多く、さらに厳しい鑑定をクリアした商品のみを扱っていますので、偽者の可能性はかなり低いです。
基本的に会員制で入会には審査があり、参加するにはハードルも資金も高めです。
③フリマサイト
こちらはお馴染みのメルカリ・ヤフオクといった、手軽に利用できるフリマサイトです。
上記の①・②と大きく違うところは、鑑定された商品ではなく、出品者からの情報だけで販売されている商品であることです。
もちろん、メルカリもヤフオクも偽物販売は規約で禁止していますが、実際に商品を一つ一つ手にとって確認する術がないので、偽者出品も多いのが事実です。
逆に、本物を格安で出品されていることもありますが、利用される際にはリスクも踏まえて、充分注意する必要があります。

ルイヴィトンだと、eBayとか海外からの仕入れもありだと思うけど…
とお考えの方もおられると思いますが、為替の影響を受けやすく、偽物や不良品が多い、返品も手間や時間がかかるなど、リスクが高いのでおすすめできません。
ルイヴィトン転売の販売先
ここからは、仕入れたルイヴィトン商品の販売先についてお伝えいたします。
- フリマサイト(メルカリ・ヤフーオークション)
- 買取店(ブランド買取業者)
①フリマサイト(メルカリ・ヤフーオークション)
ルイヴィトンの商品の販売先で、費用もかからず手軽に出品できるのは、メルカリやヤフオクといったフリマサイトでしょう。
フリマサイトで出品するには、まず商品ページの作成が必要になります。
詳細が伝わる丁寧な商品ページにすることで、クレームを最小限にできます。
フリマサイトでルイヴィトン商品を販売するには、ご納得して購入していただけるよう、商品ページを作りこむことが重要なポイントです。
②買取店(ブランド買取業者)
ルイヴィトンの商品を売るなら、リサイクルショップなどより買取価格が高い買取店もおすすめです。
実店舗への持ち込み以外にも、オンライン査定、出張買取や宅配を使っての買取が可能な所もあります。
メリットが多めの買取店ですが、審査は厳しく、買取価格が納得できないことも少なくありません。
少しでも高く売るためには、いくつかの買取店から査定をもらい比較検討しましょう。
上記の条件を踏まえて、全国エリアで24時間対応している主な買取店は以下の通りです。
出品するのもクレーム対応も大変なフリマサイトでの販売に比べれば、少々安く査定されたとしても、現金化も早く楽で後腐れない買取もありです。

あれ?海外に販売できるBUYMAで売るのって、だめなの?
確かにBUYMAは、海外に手軽に販売できるサイトですが、基本的に海外から仕入れた商品しか販売することができません。
BUYMAは無在庫転売が主流のサイト故に、仕入れ値の変動・在庫不足・発送の遅延などトラブルも多くおすすめできません。
ルイヴィトン転売はリスクが多すぎてやめたほうがいい5つの理由

ここまで、ルイヴィトン転売の特徴や仕入先・販売先についてお伝えしてきましたが、実際に稼ぐのは難しくおすすめできません。
ここからは、ルイヴィトンの転売が難しい理由についてお伝えしていきます。
- 巧妙な偽物が多く、知らずに販売すれば最悪逮捕される
- すり替え詐欺被害が年々拡大している
- 仕入れ金額も在庫リスクも高く利益は期待できない
- ルイヴィトンの商品をリペア転売するには技術と注意が必要
- 海外からの調達は経費や関税で労力に合わない
それぞれについてお伝えします。
巧妙な偽物が多く、知らずに販売すれば最悪逮捕
偽物とは判断しにくい、巧妙な偽物販売はフリマサイトで横行しており、ルイヴィトンも例外ではなく被害者は後を絶ちません。

前述したように、フリマサイトで仕入れを行う際は、出品者が作成した情報だけで判断するしかありません。
仕入れ時の注意点でお伝えしましたが、現在はさらに巧妙になり、商品画像も説明文も判断するには難しいものがほとんどです。
さらに偽物と気付かず販売してしまった場合は、アカウントは停止・閉鎖される可能性が高く、商標法違反で最悪逮捕されることにもなりかねません。

仕入れるにも売るにも、フリマサイトの利用は細心の注意が必要ということです。
2024年11月に、偽物販売の対応策としてメルカリが始めたサービスが「あんしん鑑定」です。
つまり、偽物取引の防止策として始めたサービスとして有効かもしれませんが…
という点は更なる課題で、より安く購入するためのフリマサイトのメリットは、活かせないサービスと言えます。
それでも、フリマサイトでルイヴィトンの正規品を入手したいとお考えなら、利益度外視で鑑定依頼する、もしくはご自身が目利きの知識を身に付けるしかありません。
素人目では見分けられない偽物が横行しているルイヴィトンで稼ぐのは、仕入れ自体が困難なうえ、背負うリスクが高すぎるでしょう。
すり替え詐欺が多発している
苦労して正規品を仕入れても安心はできず、販売時に偽物にすり替えらる、すり替え詐欺も増加しているのは、ご存知でしょうか。
すり替え詐欺とは、販売者が購入者からの返品に応じた際に、販売した商品とは別のものが返品され商品も代金もだまし取られる、といった被害事件のことです。

こういったフリマサイトでの返品被害は拡大しており、全国の消費生活センターなどに寄せられた相談件数は10年前の約9倍に達しています。

特に高額で価値の高いルイヴィトンだと尚更、悔やんでも悔やみきれないでしょう。
こういった報道を受けてメルカリが大炎上し、対策を講じていることからも被害の甚大さが伺えます。

これは取引当事者間で解決が難しい案件を、メルカリが仲介し商品や証言の真偽を判断するといった対応です。
重い腰を上げたメルカリの対策で多少は改善してきたものの、そもそも「返品不可」は規約違反という体制のままなので、詐欺の撲滅にはほど遠いでしょう。
まだまだ見通しが立たない返品詐欺の最中で、毎回神経をすり減らしながらルイヴィトンで稼いでいくのは、現実的に困難です。
仕入れ金額も在庫リスクも高く利益は期待できない
前述したように、ルイヴィトンの商品は小物でも高額なので、資金はかなり用意しておく必要があり、売れなかった際の損失も大きいです。
それでも利益を出せれば問題ないのですが、実際に儲かるのかを検証してみました。
こちらはメルカリで販売されていた、ルイヴィトン モノグラム ジャイアント オンザゴーのハンドバッグです。

こちらは買取店ブラリバで掲示されていた、同商品の標準買取価格です。

メルカリの商品が\290,000で、買取店での相場が\285,000でしたので、明らかに赤字です。
しかも上記の参考買取価格は、商品の傷みが少なく付属品も揃っている状態での査定ですので、実際にはもっと低い可能性が高いです。
つまり、少しでも高く売れる商品は、仕入価格も高いということです。
仕入価格を抑えたい場合は、明らかな劣化、色褪せ・傷・汚れ・変色・変形などがある、ジャンク品になってしまいます。
となると売れる商品を仕入れるには、まとまった資金をつぎ込むことになり、売れるまで仕入も滞り、売れなければ赤字覚悟で買取店に入れることになります。
最初から資金面で負担が大きいことは、ご自身の生活を圧迫することにもなりかねませんので、おすすめできません。
ルイヴィトン商品をリペア転売するのは技術と注意が必要
それならば、少々難ありの格安商品をリペアして販売しては?と思われる方も多いでしょう。

仕入れ資金は抑えられるし、さらに高く売れそうで一石二鳥!
とメリット多めに感じるかもしれません。
しかし、このリペアは簡単ではなく、特にハイブランドのルイヴィトン商品のリペアには、注意すべき点がいくつもあります。
お察しの通り、リペアとは一種の修理で、リメイクとは違って新品の状態に近づける作業です。
いい加減な自己流のリペアではクレームにつながってしまいます。

似たような違う部品、違う糸や色の補正など、元の状態ではない仕上で販売すると、商標権・意匠権の侵害に問われる可能性もあります。
特に、ルイヴィトンのような縫製パターンや独特の質感などが重要なハイブランド品は、相当な技術をもっていない限り復元しての販売は無理でしょう。
補修は諦めて清掃だけにチャレンジするにも、最低限の道具と最低限の手法が必要で、安易に取り組めば逆に商品を傷めることになりかねません。
リペア転売については、下記の記事で詳しく解説していますので、ご覧になってみてください。
魅力的に感じるリペア転売ですが、実際にはちょっとした修理職人になることで、技術の習得と緻密な作業の連続になり、経験者でなければ難しいでしょう。
海外からの調達は経費や関税で労力に合わない
中には海外旅行に頻繫に行くので、その機会に安く仕入れて日本で販売したら儲かりそう!とお考えの方もおられるかもしれません。
確かに、海外で直接買付すれば仲介費用もかからず、日本未入荷の商品もあったりと、稼げそうな気がします。
しかし旅行ついでとはいえ、帰国の際に20万円を超える品物を持ち込むと関税がかかります。(海外旅行者の免税範囲)
関税率は対象商品によって違います。

さらに交通費・宿泊費などの経費を加算すると、直接買い付けの努力も虚しく、利益は出ても僅かでしょう。
となると、海外に行かなくても並行輸入品を購入できる海外サイトからの購入、を検討されるかもしれません。
世界最大規模のオークションサイトのeBayを利用されるとしても、やはり偽物や不良品のリスクが高く、おすすめできません。
このように、ルイヴィトンの転売をするにはリスクの数が多すぎて、やめたほうがいいというのが正直な答えです。
リスク高めのルイヴィトン転売よりおすすめの物販
ここまで、ルイヴィトン転売で稼ぐのは難しい理由についてお伝えしてきました。
ルイヴィトン転売のようなリスクの高い一攫千金ビジネスではなく、実績を積み上げて着実に利益につながるビジネスが「メーカー仕入れ」です。
偽物に騙されるリスクも、一念発起して大金をかける度胸もいらない、長期安定的に稼げるおすすめの物販です。


私が取り組んでいるのも、このメーカー仕入れです。
私は本業は自営パン屋ですが、副業でこのメーカー仕入れに取り組んでいます。
直接メーカーから商品を仕入る手法で、転売では難しい問題を解消することができます。
- 法人でなくても個人でも取引可能
- 仕入は取引成立で安定的に継続できる
- 商品は保証付きの正規品のみ
- 実績積み上げ可能でリサーチの必要なし
- アカウント閉鎖の心配もない
メーカー仕入れの詳しい内容については、下記の動画をご覧になってください。
更に簡単に漫画形式で解説されている、こちらの書籍もおすすめです。
最後に
ここまで、ルイヴィトン転売の特徴や仕入・販売先、やめたほうがいい理由、そしておすすめの物販についてお伝えしてきました。
ルイヴィトン転売は、長年支持される人気の高いブランドなので、一見稼げそうに感じますが、実際にはあまりにもリスクが高く、おすすめできません。
ご自身がルイヴィトンの愛用者なら、不要になったものを販売する程度がベストだと思います。
憧れのブランド「ルイヴィトン」の商品は、ご自身やプレゼントに購入されて、しっかり愛用されたのちに売ってみて、価値の高さを実感されることをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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